今日は(も)日直ででいる。29日に日直の後、そのまま病院に泊まっていた。30日の早朝に一過性意識障害で85歳女性の救急搬入要請があり、その後意識は戻ったが40℃の発熱があった。当直医から、今から救急車が来ると話を聞いていた(糖尿病・高血圧症で外来通院しているので知っている)ので、いっしょに診ることにした。まずインフルエンザ迅速試験は陰性で、肺炎か尿路感染かと検査をすると、尿路感染症(急性腎盂腎炎)だった。CTで右腎臓がや腫大して周囲脂肪織に炎症像がある。尿培養・血液培養2セットを出して、セフトリアキソンで治療を開始していた。今日細菌検査室から連絡が来て、血液培養からグラム陰性桿菌が検出されているという(中間報告)。まだ38℃の発熱があるが、本人は元気で食欲も良かった。認知症があり、熱があるので風邪薬を下さいとしきりに言う。先月インフルエンザに罹患していた。
昨日発熱があった85歳男性は、もともとは尿閉からの尿路感染症で入院して、軽快していた。数日前に後頸部痛を訴えていたが、昨日発熱があると連絡が来ていた。意識は清明で今回間欠的導尿から尿カテーテル留置になっていて、混濁はなかった。今日頸椎偽痛風を疑って頸椎CTをとってみたが、はっきりしなかった。昨日からNSAID内服を開始していたが、今日は解熱して元気だった。
48歳男性が昨日からの咽頭痛(嚥下痛)と高熱で救急搬入された。唾を嚥下すると激痛がある。開口はできるが、つらそうで大きくは開けられない。ひだり扁桃が腫脹して正中まで出張っている。扁桃自体が可能しているかどうかは見えなかった。呼吸困難はなく、横臥はできるというので急性喉頭蓋炎ではないと思われた。顔から上胸部までCTを撮影して扁桃の腫脹を確かめた。耳鼻科救急はこの地域で対応できる病院はないので、大学病院の耳鼻咽喉科に連絡して救急搬送とした(搬入直後に搬送は決まったので救急隊はそのまま待っていた)。あとで画像をみると咽頭後壁が腫脹している。これは咽後膿瘍?。気道は通っているが、思っていたよりさらに重症だったか。