なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

詰まった話

2016年05月07日 | Weblog

 昨夜、台所の排水パイプが詰まって、つなぎ目から水漏れした。今日、業者の人に来てもらった。高圧洗浄でパイプにこびりついていた、主に油の塊が出てきて、排水できるようになった。なかなかの出費(適正価格が分からないが)だが、築18年になるので仕方ないか。

 午後から出かけて、図書館と喫茶店で「さあはじめよう!心電図」医学出版を読み返していた。国立病院機構東京病院循環器科の樅山幸彦先生が、循環器科を回る研修医向けに作った本。「まずは薄い本を1冊読み、最低限の診断基準を覚え、日々の診療で実際の心電図をみる」のがよい方法とある。これはあらゆる分野に当てはまる。どのくらい知られた本なのか分からないが、研修医にぜひ勧めたい。循環器疾患28症例が含まれていて、急性心筋梗塞と不整脈は足りないが、それ以外の疾患は循環器を専攻しない研修医には(たぶん)十分だと思う。心電図の解説に診療のコツが出てきて、循環器科の先生から直接聞いたような得した気分になれる。まあ心電図の初心者の向けのいい本を常に探しているということは、レベルの初心者のままで、よくわかっていないということになる。

 医学出版の研修医向け雑誌「レジデント」はオールカラーだが、連載をまとめた単行本になると、2色刷りで大きさもA5版になってしまう。直近の本はオールカラーだが、大きさはA5版だった。オールカラーで雑誌と同じサイズ(A4版変形?)にすれば、さらに売れると思うが(出版社に何の影響もないけど)。

 排水パイプが詰まった日に、心電図の本で冠動脈や肺動脈が詰まった症例を読んでいたというだけの話。

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