なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

くも膜下出血のMRI~T2STAR画像とFLAIR画像

2016年05月06日 | Weblog

 昨日当直だった先生から、昨夜受診したくも膜下出血(84歳女性)の患者さんのMRI画像を見せてもらった。症状は明らかな頭痛ではなくて、一過性の言語障害(呂律が回らない)と左上肢の違和感(しびれ感)だったそうで、神経症状との関連はよくわからないという。脳外科医の多数いる脳血管障害の専門病院へ救急搬送していた。

 頭部MRIでは、脳溝に沿ってT2STAR画像でLowに、FLAIR画像でHighに描出されている。MRIの後に頭部CTも検査していて、一致した部位にわずかにHighに写っているが、これだけだと見逃しそうだ。(今回は症状としては脳梗塞を疑ったらしいが)突発した頭痛で発症して、くも膜下出血を疑って頭部CTを検査したものの出血がはっきりしない時は、腰椎穿刺よりは頭部MRIのT2STARとFLAIRで見るといいよ、ということだった。研修医がいれば(いないけど)、ぜひ見せたい画像だ。

 頭部CTではっきりしないので、頭部MRIも検査したが出血はなかったといのが数回あった。大抵はCTでわかるSAHがほとんどで、CTでわからず(はっきりせず)MRIでわかるSAHは初めて見たかのしれない。当直医はちょうどよく神経内科だった。

 ついでに、昨夜入院した腹痛の女性(42歳)と、早朝に救急車で搬入された腹痛の64歳男性を診てねと言われたので、引き受けた。女性の方は以前外来で診て、通常量のPPIで症状が治まらずPPI倍量で軽快した逆流性食道炎(NERDに近い)の患者さんで、久しぶりに会った(関係ないけど、美人さん)。

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