なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

週末の読書

2016年06月19日 | Weblog

 週末は「日本人の9割が誤解している糖質制限」牧田善二著(ベスト新書)を読んでいた。山田悟先生、江部先生とちょっと違う観点で述べられていた。定年前に大学教授を辞めて開業されているのは、何か事情があったのだろうか。血糖を下げることだけ考えるのではなく、脳血管障害や心筋梗塞、癌の発症も配慮した治療をすべきというのは確かだ。

 「僕たちの居場所論」内田樹他著(角川新書)を読み返していた。内田樹先生は出不精で自宅の書斎で仕事をしているが、書斎は家族や門人(合気道)が通るところに作っている。名越康文先生(精神科医)は喫茶店派で、ほとんどの仕事を喫茶店でしているそうだ。内田先生は凱風館という住居兼の合気道道場をもっていて、平川克美先生は喫茶店主もしている。居心地のいい居場所とはという話だが、全体的には友人同士の知的無駄話で、読んでいてとても楽しい気持ちになる。自分は喫茶店派。

 週末に医学書を3冊購入。「胸部X線・CTの読み方やさしくやさしく教えます」中島啓著(羊土社)は研修医向けの本だが、画像でみる肺の基本構造がわかりやすく記載してある。研修医にお勧めだ。あとは「プライマリ・ケアでの女性の診かた」(羊土社)と「ヒラメキ診断推論」野口善令編(南江堂)もわかやすくて良さそうだ、後者は月末の旅行の時に新幹線内で読む予定で購入。旅のお供は「薄い医学書+新書か文庫」を定番にしている。

 気管支肺炎の高齢女性と好酸球性胃腸炎の50歳代男性が入院した。どちらも絶対入院というほどではなかったが、本人家族の希望もあって入院にした。内科の若い先生は、両側下腿紫斑・膝足関節炎・発熱の患者さんを入院させていた(ヘノッホーシェーンライン紫斑病?)

 コブクロの「流星」のCDを購入。「桜」に続いてこれも繰り返し聞いて覚えることにした。世代的に歌えるのはフォーク+ムード歌謡だけだが、最近の曲もちょっとだけ聴いている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする