昨日は内科の若い先生が当直だった。午前0時過ぎに胸痛・呼吸困難の 歳男性が救急搬入されていた。
その前日から胸痛が断続的にあったが、経過をみていた。呼吸困難・冷汗が出現して救急要請をした。救急隊到着時、血圧81/58、酸素飽和度66%(室内気)で、意識障害があった(3-3-9で100と表現)。
搬入時には意識が回復して、問診が可能となっていた。血圧110/80、酸素飽和度95%(酸素6L/分)。心電図でV1-4にST上昇があり、血液検査でもトロポニン(トロポニンI 388、BNP 1018)が上昇していた。胸部X線・CTでは肺水腫を呈していた。
当院では対応できないので、心臓血管センターのある専門病院に救急搬送していた。病状が病状なので慌てたはずだが、搬入前のバイタルが改善していて、搬送先がすぐに決まったのでほっとしただろう。
昨日の当直は午後11時に天井のカメムシに防虫スプレーをかけようとして、スプレーを吸い込んでしまった中年女性が受診していた。症状はのどの違和感と嘔気だったが、病院で少し様子をみて症状軽快して帰宅していた。その後に大物が搬入されたことになる。
病棟の回診を済ませて。お昼過ぎに帰ることができたので、まだいいほうか(当直明けは翌日の午後職専免になるが、帰れないことが多い)。お疲れさまでした。