なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

療養期間短縮

2022年09月11日 | Weblog

 COVID-19罹患者の療養期間と、濃厚接触者の隔離期間が短縮された。行政から配布された文書や図は見づらいが、倉原優先生のyahoo newsに見やすい図が載っている(院内に配っている)。

 有症状陽性者(症状がある患者さん)は入院と入院以外で分けている。入院と入院以外で、必ずしも重症度が違うわけでもないので、分ける根拠はなさそうだが。「ただし、10日間が経過するまでは」と但し書きがついている。

 

 

図2. 有症状陽性者の療養期間(筆者作成、イラストは看護roo!より使用)

 

 無症状陽性者も、有症状陽性者と同じになっている。発症した場合「有症状陽性者」の0日目へ、となっているが、軽度の症状の場合はたぶん気にしないだろう。そのまま検体採取日から7日間で解除すると思われる。

 

図1. 無症状陽性者の療養期間(筆者作成、イラストは看護roo!より使用)

 

 濃厚接触者は無症状陽性者となっても自分でわからないし、軽症(鼻汁、のどいらいらくらい)の有症状陽性者になっても、おそらく気にしないので、そのまま5日間の待機期間が過ぎれば終了となる。

 

図4. 濃厚接触者の待機期間①(筆者作成、イラストは看護roo!より使用)

 

 もうここまで来ると、経済活動・社会生活優先とするしかないので、医学的根拠をいっている場合ではないということだろう。いずれ、周囲にうつさないような対応をする、というだけの5類相当になるか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする