2月17日(水)、富岡の『世界』を読む会・2月例会が8名の参加で行われました。
「寒い」という認識が行き渡って、皆さん膝掛けなど外にいるときより重装備で参加です。相当期限が過ぎている?ホッカイロが配られてありがたかったです。
窓際の太陽の日が当たる所が当たり席です。
「寒さ」の厳しさに負けない、「議論」の熱さでした。
第1テーマの「大絶滅の時代」は、五箇さんの文章に共感する発言が圧倒的でした。そして、関連して斎藤幸平の『人新世の「資本論」』への共感が、月例会毎に広まっていく感じで、わずかな間にパンデミック、地球温暖化、格差の拡大などから、大きな認識変革の時代の到来に遭遇しているのかなという感じでした。生物学者、人類学者など自然科学系の大きな思考と社会認識とが一つになるような。その認識を大きく手助けする五箇さんの文章でした。「脆弱な裸のサル」が地球の歴史の中ではほんの短い期間に大絶滅をもたらそうとしている構図が描けました。
そんな局面で、領土だ安全保障だ核武装だと言っているのは、全く本末転倒。
第2テーマの「阿波根昌鴻」ですが、阿波根昌鴻さんのことは知らなかったという人が多く、その非暴力主義、宗教的な節操の高さ、思想の気高さに一様に感心したものの、どうして今、阿波根昌鴻特集なのかがいまいちピントは来ない内容ではという声も。編集部からの阿波根昌鴻さんの説明の文章が欲しかったと。
・今月のテーマは
Ⅰ 特集1 大絶滅の時代
・「生物多様性とは何か、なぜ重要なのか?」 五箇公一
・「生物多様性条約」 道家哲平
Ⅱ 特集2 阿波根昌鴻
・「ガラクタの山を証すること」 榎本 空
でした。
・2月号のお勧めは
■郡山 ・「廃炉への現実的道筋を提起する」 筒井哲郎
でした。
◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、3月例会 の予定
●日 時 2月17日(水)
●場 所 吉井町西部コミュニティセンター
吉井町長根174-6
●時 間 午前9時半
●持ち物 雑誌『世界』3月号 防寒具
○共通テーマ
Ⅰ メディア論
・「NHKは再び政治権力に屈するのか」 長井 暁
・「メディア批評 第159回」 神保太郎
Ⅱ 核兵器禁止問題
・「バイデンが直面する「核の多次元方程式」」 太田昌克
・「核兵器の終わりが始まった」 川崎 哲(12月号)
です。
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