『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

小岩の『世界』を読む会・11月例会、zoomで、4名参加。

2021-11-20 18:46:26 | 日記
 小岩の『世界』11月例会の報告
 
 11月18日(木)、午後7時より、小岩の『世界』を読む会・11月例会がzoomのオンラインで開催されました。4名の参加でした。
 在宅でゆったりやりたいだけやる会で、今回も11時までの長丁場。この会では早い方です。
 という訳で、たっぷり話したいだけ話す会で、楽しく深い(?)ものですが、記録をして起こすのはしんどいので、頭に残ったことだけ記録させていただきます。
 
■ 今月のテーマは
   ・「対テロ戦争の時代を超えて」        栗田禎子
   ・「対テロ戦争とは何だったのか」       谷山博史
   ・「9・11から二〇年」           中村 佑
   ・「タリバン復権とアフガニスタンのゆくえ」  山本忠通
   ・「平等と公平はどう違うのか」        新村 聡
   ・「関西生コン弾圧と産業労働運動、そしてジャーナリスト・ユニオン」
                          花田達朗
                でした。
 
・アフガンの戦争に至る冷戦後のアメリカの仕掛けた戦争は、アメリカの3000万人に関わるという軍産複合体、2000万人の退役軍人という構図から、次々と「敵を探す」必要の文脈の中で起きていることだ。
 今度は中国だから、アフガンからさらば。
・9.11については、様々な陰謀論があって、怪しい? 旅客機が突っ込まなかった第三のビル崩壊? 現地への攻撃を仕掛けるのには通常六カ月は要するのに、わずか一カ月で行なわれた(準備していた?)。等々。まだ、解明の取り組みは続けられているのだろうか。
・このことで、「誰が儲かったのか?」という見方が本質をあぶり出す。
・戦争には、それで儲かる者が存在する。
・イスラムの女性差別が問題にされるが、遅れた社会では多かれ少なかれ女性差別はあるものだ。
・土本典昭「もう一つのアフガニスタン」という記録映画は、1985年のカブールを撮影しているが、イスラムが抑圧しているというふうではない。
・マスコミの論調は、「失敗した」「上手くいかなかった」というもので「違法な戦争」だったのだとは言っていない。
・軍事兵器の実験場としての戦争、軍事援助の中身はお金ではなく、アメリカの兵器を渡すという実態で、そこには賄賂が絡んで当地の政府の腐敗を招く構造がある。
 他にも、いっぱい、話したのですが、頭とノートに残ったのは、アフガニスタンに関することばかりでした。
 産業別労働組合が必要なのですが、それを作るというのは、「革命」に近い難しい課題だという話もありました。
 
 次回は、櫻井さんが宮古島支援行動から帰った翌日の開催となるので、お土産の現地報告を楽しみしています。
 
 11月号のお薦めは
  ■ 大塩 ・「東芝調査報告書と企業社会の危機」  上村達男
       ・「越境する世界史家(上)」      三宅芳夫
            でした。
 
 ◎ 小岩の『世界』を読む会、12月例会 の予定
  ●日 時 12月16日(木) 午後7時
  ●zoomによるオンライン開催
   ※ 参加希望者は連絡下さい。
  ●持ち物 雑誌『世界』12月号
  ○共通テーマ
   ・「「ニュース女子」事件とは何だったのか」   辛淑玉
   ・「日本における学術と政治」         岡田正則
   ・「メルケルとは何者だったのか」       板橋拓己
 ● 連絡先 須山
            suyaman50@gmail.com
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練馬の『世界』を読む会・11月例会は6名で。

2021-11-20 18:07:02 | 日記
 練馬の『世界』を読む会・11月例会の報告
 
 11月18日(木)午後1時から、練馬の『世界』を読む会・11月例会が、定例会場となった光が丘図書館で行なわれました。6名の参加でした。
 いつものように、巻さんの手作りのお菓子(今回も好評のチーズケーキ)と誰かさんの差し入れのチョコ、コーヒーで、美味しく楽しく行なわれました。
 
■ 今月のテーマは
・「コロナ戦記 最終回」      山岡淳一郎
・「対テロ戦争の時代を超えて」    栗田禎子
・「反平等という想念」        酒井隆史
・「関西生コン弾圧と産業労働運動、そしてジャーナリスト・ユニオン」 
                   花田達朗
  でした。
 
 選挙の結果も、日本の社会の状況も、世界の先行きも、問題だらけで希望が見えにくい現状ですが、この「世界」を読む会の場は思い切り発言でき、勇気が沸く場だな、と感じました。やはり、こういう場は大切だ。
 コロナの総括は欠かせないことですが、果たして日本社会はやっているだろうか。コロナだけでなく、何から何まで「反省」「総括」をしない国になっているようだ、と嘆きの声でした。医療の充実、病床の確保、医師不足の解決など、明らかになっている課題に果たしてどれだけ取り組んで、迫り来る第六波を迎えるのでしょうか。欧米では、病室は個室が当たり前だそうですが、日本の当たり前に浸りきってしまっていますね。
 アフガン、中東の戦争について、私たちの受け取る情報はアメリカ側のものに偏っていたな。アフガンの事態は日本は他人事ではなく、自らのこととして「総括」が必要だし、これからの対応の責任もあるのですね。
 「反平等という想念」は、難しい、もっと優しく書いてという感想が多かったです。「もう一つの世界は可能だ」という認識、現状に目をつむらないで「居心地の悪さ」を何とかしようとする思いを、人間の光として大事にしたいと思いました。
 「関西生コン」の産業別労働組合を形成する課題は、自己責任論におされてしまっている現状を打ち破って、「連帯」をどう作るか、日本の現状では重い課題だと感じました。
 
 ■10月号のお薦めは
  ・青木 「安倍マリオからずっとうさん臭かった」 
                       プチ鹿島
          でした。
 
  ◎ 練馬の『世界』を読む会、12月例会 の予定
   ●日 時 12月16日(木) 午後1時~4時
   ●場 所 光が丘図書館
   ●持ち物 雑誌『世界』12月号
   ○共通テーマ
   ・「「ニュース女子」事件とは何だったのか」  辛淑玉
   ・「日本における学術と政治」        岡田正則
   ・「メルケルとは何だったのか」       板橋拓己
   ・「コロナと法」              永井幸寿
   ● 連絡先 須山
           suyaman50@gmail.com
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