練馬の『世界』を読む会・11月例会の報告
11月18日(木)午後1時から、練馬の『世界』を読む会・11月例会が、定例会場となった光が丘図書館で行なわれました。6名の参加でした。
いつものように、巻さんの手作りのお菓子(今回も好評のチーズケーキ)と誰かさんの差し入れのチョコ、コーヒーで、美味しく楽しく行なわれました。
■ 今月のテーマは
・「コロナ戦記 最終回」 山岡淳一郎
・「対テロ戦争の時代を超えて」 栗田禎子
・「反平等という想念」 酒井隆史
・「関西生コン弾圧と産業労働運動、そしてジャーナリスト・ユニオン」
花田達朗
でした。
選挙の結果も、日本の社会の状況も、世界の先行きも、問題だらけで希望が見えにくい現状ですが、この「世界」を読む会の場は思い切り発言でき、勇気が沸く場だな、と感じました。やはり、こういう場は大切だ。
コロナの総括は欠かせないことですが、果たして日本社会はやっているだろうか。コロナだけでなく、何から何まで「反省」「総括」をしない国になっているようだ、と嘆きの声でした。医療の充実、病床の確保、医師不足の解決など、明らかになっている課題に果たしてどれだけ取り組んで、迫り来る第六波を迎えるのでしょうか。欧米では、病室は個室が当たり前だそうですが、日本の当たり前に浸りきってしまっていますね。
アフガン、中東の戦争について、私たちの受け取る情報はアメリカ側のものに偏っていたな。アフガンの事態は日本は他人事ではなく、自らのこととして「総括」が必要だし、これからの対応の責任もあるのですね。
「反平等という想念」は、難しい、もっと優しく書いてという感想が多かったです。「もう一つの世界は可能だ」という認識、現状に目をつむらないで「居心地の悪さ」を何とかしようとする思いを、人間の光として大事にしたいと思いました。
「関西生コン」の産業別労働組合を形成する課題は、自己責任論におされてしまっている現状を打ち破って、「連帯」をどう作るか、日本の現状では重い課題だと感じました。
■10月号のお薦めは
・青木 「安倍マリオからずっとうさん臭かった」
プチ鹿島
でした。
◎ 練馬の『世界』を読む会、12月例会 の予定
●日 時 12月16日(木) 午後1時~4時
●場 所 光が丘図書館
●持ち物 雑誌『世界』12月号
○共通テーマ
・「「ニュース女子」事件とは何だったのか」 辛淑玉
・「日本における学術と政治」 岡田正則
・「メルケルとは何だったのか」 板橋拓己
・「コロナと法」 永井幸寿
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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