『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

東久留米の『世界』を読む会・昼の部・7月例会は、8名で。

2024-07-19 19:07:29 | 日記
東久留米の『世界』を読む会・昼の部、7月例会の報告
 
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部、7月例会は、7月17日(水)、午後4時から6時、生涯学習センター学習・会議室3で行なわれました。参加は8名でした。
 
■ 今月のテーマは
 ・有賀ゆうアニース「スポーツとレイシズム」
 ・安田浩一「ルポ 埼玉クルド人コミュニティ」 
 ・大方潤一郎×佐々木実「神宮外苑再開発とスポーツ利権を問う」
   の3本でした。
 
◎ 第1テーマ・有賀ゆうアニース「スポーツとレイシズム」
 オリンピックについての考え方、批判、あるべきスポーツのあり方の発言が多かったです。国家主義に染まりやすいこと。メダル主義。アマチュア精神はどうなってしまったのか。スポーツにおけるレイシズムのひどい例が、ゴルフなどにある。歴史としての、ナチスドイツの「民族の祭典」の時代や台湾の嘉義農林の話など。まだまだ問題を抱えながら、大きくは、レイシズムの克服の方向へ向かっているのでは。
◎ 第2テーマ・安田浩一「ルポ 埼玉クルド人コミュニティ」
 日本人の心情の中に、閉鎖性、排他性があるのでは。渡辺京二『逝きし世の面影』やイザベラバード『日本奥地紀行』などでは、日本人の開放的なおおらかさも書かれているが。日本は国連難民条約を批准しているのだから、もっと先へ政策を進められないものか。
◎ 第3テーマ・大方潤一郎×佐々木実「神宮外苑再開発とスポーツ利権を問う」
 まちづくりが下からの市民参加を抜きにして、大手ディベロッパーに任せて、投資の対象のようになっているのは問題だ。ひたすら高い建物の街になるのは。緑地などを「社会的共通資本」という見方で大切にしてほしい。内苑は特に大事で生かしてほしい。計画では、新宿区、代々木、渋谷と一つに結ばれて、大きな再開発のターゲットにされるようだ。
 などと、話し合われました。
 
■ 7月号のその他のお勧めは
 ・富塚 「「難民を受け入れる」ということ」   橋本直子
 ・須山 「ボナエ・リテラエ 『聖なる天蓋』」  森本あんり
  でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)8月例会のお知らせ
 ●日 時 8月21日(水) 午後4時
 ●場 所 生涯学習センター・集会学習室5
 ●持ち物 雑誌『世界』8月号
 ○共通テーマ
 ・「法を平等に適用しなければ、種としての人類が崩壊する」
                    カリム・カーン
 ・「アメリカ、覇権の終わりと新たな戦後」 吉田 徹
 ・「「本当に「不適切」? 奈良教育大学附属小学校問題の実態」
                      中嶋哲彦
 ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
 ※ この他に、zoomでの『世界』を読む会が、第2水曜の、午後7時からで開催されています。参加希望の方は、メールで申し込んで下さい。
 ● 連絡先 須山
              suyaman50@gmail.com
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