『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

東久留米の『世界』を読む会・昼の部・11月例会は、8名で。

2024-11-21 18:59:41 | 日記
東久留米の『世界』を読む会・昼の部、11月例会の報告
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部、11月例会は、11月20日(木)、午後4時~、生涯学習センター集会学習室3で、8名の参加で行われました。
 
■ 今月のテーマは
 ・森本あんり「国家神信仰を批判する」
 ・兼子歩「アメリカン・ストロングマン」
 ・水野勇一郎「世界最大の労働問題をどう解決するか」
   の3本でした。
 
◎ 第1テーマ・森本あんり「国家神信仰を批判する」
 イスラエルの軍事侵攻について、キリスト教の教義から批判するという内容でしたが、神学の専門領域の考察が難しい読書でした。ユダヤ人が「選ばれた」という意味は、「諸国民の光」となるために選ばれたということで、倫理的な正義を求められているのであって、イスラエルの拡大のために何をしても良いという意味ではない。ヤハウェは普遍的な神であって、国家神ではない。国家に仕える祭司ではなく、世界を救う預言者が求められている。
◎ 第2テーマ・兼子歩「アメリカン・ストロングマン」
 トランピズムを歴史的に把握すると、黒人や女性の進出への反動という意味を持つという把握に対して共感する意見と、それよりも白人労働者層の待遇の低下などの方が重要だという意見がありました。ストロングでもグレイトでもない、弱い落ち目のアメリカが見える。話はどうしても、今回の選挙結果の原因を探る方向に行きました。
◎ 第3テーマ・水野勇一郎「世界最大の労働問題をどう解決するか」
 時間が足りなくなってしまい、少ししか話されませんでしたが、フリーランス、ギグワーカーの問題は、世界を覆う新しい労働問題である。
 などと話し合われました。
 
■11月号のその他のお勧めは
 ・須山 「韓国軍脱走兵の社会史にむけて」」    森田和樹
 ・豊泉 「革命家・孫文に揺さぶられた日中関係の位相」寺島実郎
    でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)12月例会のお知らせ
 ●日 時 12月18日(水) 午後4時
 ●場 所 生涯学習センター・集会学習室4
 ●持ち物 雑誌『世界』12月号
 ○共通テーマ
 ・「「軍事オタク」首相の思考法を読み解く」 水島朝穂
 ・「圧縮型発展の曲がり角で」        斎藤淳子
 ・「日中「平和・協力・友好の海」のゆくえ」  毛利亜樹
 ・「「われわれリベラル」を再考する」     朱喜哲
 ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
 ※ この他に、zoomでの『世界』を読む会が、第2水曜の、午後7時からで開催されています。参加希望の方は、メールで申し込んで下さい。
 ● 連絡先 須山
            suyaman50@gmail.com
     
 
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