だから、インド国内での成長できるために資金援助をしてくれる里親になってくれるよう希望されたマザーテレサの言葉を31日昼の宮城学院女子大学での奨励礼拝で、新谷のり子さんが述べられました。
病院に入院した患者は、落伍者としての烙印を押され、社会からの脱落を強制されることを再三ならず実感してきました。義務教育でない高校生である患者が、学校から退学する様にやんわりと要請されるのです。理由は、勉学の遅れでいじめの対象になり、問題を起す要因があるというのです。
家族の元に帰しなさいという一言も身に沁みました。病院に棄民に近い状態の老人が増えてきたのです。
日本は、経済的には富める国ですが、家族の絆、隣近所の人との絆は薄れ、常と異なる人に対する蔑視、排除が強い国です。問題が起きれば、過剰に反応し、分析し方法は提示されますが、機械的、マニュアル的解決法で、人のかかわりは改善されているように見えません。心は無いようではなく、気になるけど実行しない。シャイな日本人だからとは、マスコミに露出したい日本の姿からは思えません。一体どうしてしまったんでしょうか。