他県の大学病院から転院された患者、宮城県の病院からの紹介患者。いずれの方も、経時的に診療を行っていない患者です。
受診時に、血液疾患以外に起因する重篤な合併症が一目診てわかる状態で、対応した専門的処置を早急に要することが判断できました。
非定形的な特殊な状態を、不慣れな疾患に原因を求める
診断可能な疾患にすべての原因を帰結させてしまう
急速に進行する状態からの逃避を図る
ためだったのか、当院の診療に対する信頼が厚かったのか不明ですが、心臓肥大、心不全、下肢壊疽は、専門医による緊急処置で、安定してからの紹介が、ベスト対応だったのではないかと考えたいのですがいかがでしょうか?
いずれの方も、当院での処置範囲ではないことを確定するのに半日を要し、その後連携のある、基礎に血液疾患があっても、受診を拒否しない病院に転院を受け入れていただきました。