福島原発事故 放射能と栄養 白石 久二雄著 宮帯出版社刊
復刊ドットコムからの連絡で入手。
著者 白石氏は、1986年4月26日に爆発したチェルノブイリ原発事故の放射能汚染物質の日本国内での分析、現地チェルノブイリにも研究者として訪問。その際に、”チェルノブイリ:放射能と栄耀という小冊子を、赤十字社の協力を得て、現地住民に配布された本を、著者の一人から日本語訳の快諾を受けた流れで、今回の出版に繋がったようです。
わかりやすく、読みやすい本でした。Amazon.co.jpでもていに入る簡便さから、ゼミの学生、仙台血液疾患センターにも置くことにしました。
基本は、バランスの良い食事をすることに加え、
摂取した後の排泄に伴う放射能の減量、
放射線とは?などもわかりやすく説明されています。
発生した放射能は、規定の半減期のみによって減衰するのであって、
消失はしない。
空気中にある放射能は世界中を漂い続け、
地表の放射能は、人為的な移動が無ければその場所にあり続ける。
人の噂は75日のようには雲散霧消しない。
子供、若人には日々の食事を
神経質になりすぎず、知識を持って、バランス良くたべてほしい。