3月19日の報道で、
大学や専門学校に通っていた2人に1人が職場に円滑に進めず
という、うすうす感じていたが、改めて数字として突きつけられると
胸迫る事態が日本中で進行している事を覚悟した。
血液疾患を専門とする単科の小病院に開設以来関与してきて、
年々、”リスクマネンジメント”に対応できない看護師の早期離職に困惑している。
システムとして、アクシデントの防止策、チェックシステムを完成し、踏襲してきた。
そのおかげで、インシデントも皆無と言っても良い状況で経過してきた。
検査の指示受け、実行、確実な業務施行に対して、点検するという作業があるので、
取り違え、遅滞が起きない。
このチェックシステムに耐えられず、離職する。
自分の方針でやりたいので、遅れている、誤っているなどの指摘に耐えられないようだ。
早期離職後の、再就職後の医療現場での看護師の実態から、
雇用先にフィットするつもりのない人たちの増加が年齢を問わず始まっていた。
その現実が”大学や専門学校に通っていた2人に1人が職場に円滑に進めず”
そしてその後も延々とミスマッチと言って停滞し、社会の不安定要因になる。
看護師不足が叫ばれはじめたのは、1990年代から。待遇改善を求めての退職の連鎖、
看護基準の改定もあって、一時的にしろ看護師不足は、
病院維持の絶え間ないマイナス要因となった。