ソチパラリンピックも最終日。
障害者の身体能力の回復、向上の限りない可能性を目の当たりに、
精神力の強さ、勝負へのこだわり、支援者あってこそという感謝など
インタビューに答える姿には、障害の自分と向き合って鍛えてきた力強さがありました。
好きと、得意とかではなく、出会え、出来る喜び、肉体を躍動させる喜び、
そして記録亢進に突き進む貪欲さは、やるきと力を与えてくれる存在でした。
運動器の障害は、私にとっては現実で、学生時代から着実に進行し、
2002年、健康を心配し、無理無理、サポートしながら継続させてくれた太極拳に出会わなかったら、
今頃は、車いす生活、ひょっとすると存在していなかったかもと想像できる医学的検査結果の数値でした。今でも異常値ですが,軽快。
外見は,五体満足で、自己奮起のために空元気で過ごしているのですが、
内部障害による、結合組織の全身の炎症後による癒着で、肉体的運動制限が全身至る所です。
軸のある伸びやかな上下肢を目指して,10年以上ですが、
癒着が解消するのに疼痛が伴い、
炎症に持続的な痛みではなく、
ストレッチをしているときの一時的な痛みなのですが、
太極拳を始めてから10年以上経ってもずっとなので
痛い割には、改善がわずで
最近は、戻らなくてもいいかな!と弱気になりがちなときのパラリンピックでした。
固有背筋は、左右が同じ程度に、
意識しなくても左右の足は同時に着地出来る
腰を曲げた時に、膝が同じように前を向く
上肢は、伸ばして左右ともに指の方向が同じ方向を向く
などなど、意識しないと治らないレベルを目指す
自分だけわかる改善で、ささやかながら喜びを感じるという幸せもある。
太極拳の上達を目指す気の取り直しを
パラリンピックからもらいました。
3月17日補遺
閉会式で Impossible → I'm possible
できるかもしれない。でも、
免疫異常に伴う膠原組織の炎症という内部傷害から派生した運動障害は、
癒着は自然回復に任せているのではないので、
再発、悪化という代償を払わなければならないかもしれない恐怖と闘いながら
五体の自然な動きは、取り戻したい。上達したい太極拳。