豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

深夜電力と昼間電力の需要バランス…北斗市

2010-03-30 18:15:56 | ファース本部
深夜になり工場の稼働が終わり照明機器だけでなく工作機械なども停止します。
家庭生活でも僅かに居る夜更かしの若者以外は、明日への英気を蓄えるために眠りにつく事でしょう。当然、照明や電化製品も使用停止になります。

工場や家庭で電源を切ると電気料金が加算されませんが発電所の発電機をその都度、停止させる事が出来ません。供給量を少なくすると発電効率が低下する事にもなります。深夜電力が安価なのは、この余剰設備をして発電効率をあげるからです。

ところが、この安価な深夜電力も大量に用いた住宅が累積してくると昼間電力と変わらない状況となります。
私達は、北海道のような寒冷地でも消費電力の何倍もの熱量を取り出すヒートポンプ暖房機器を使用した家を供給し始めています。

電気温水器や蓄熱暖房機は、1kwの熱量で同じ1kwのエネルギーしか取り出せませんが、深夜だから安価なだけなのです。これを24時間平均して1kwの5倍、6倍のエネルギーを取り出す特殊(寒冷地用)エアコンを家の性能に合わせて使用しています。
ところが消費電力量が半分以下になっても電気料金制度が追随出来ておらず、昼間電力料金が高い現状のままなら逆に2倍近くの電気料金となります。

今日は、特殊エアコンを使用した家の消費電力と蓄熱暖房機での電力料金対比を行うために電力会社の方々が来社されて意見交換を行いました。
写真は右から、ほくでんサービス㈱函館支店、主任の出村泰弘さん、副長の坂本直毅さん、弊社の智専務と村上研究開発室次長です。
今後、私達のような寒冷地型エアコンで暖房する家を多く供給するには、それ用の電力料金制度の確立が必要です。

エアコンは外気から熱を汲み上げますが、使用要件や使用環境で効率に大きな差が出る難しい暖房機器です。全ての要件を満たして省エネ、省マネーになる方法を探ります。
明日は東京事務所での勤務ですが、飛行機チケットが取れず特急と新幹線移動を…
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