豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

熱交換式換気扇と気密住宅…函館市~北斗市

2013-02-13 17:55:23 | ファース本部
日本の冬は地域を限らず例外なくカラカラ状態に空気が乾燥します。
本州は、北海道も含め、宮崎、鹿児島までと、わりに湿度が高めに推移する日本海側も、空気中の水分量(絶対湿度)は確実に低くなるのが真冬なのです。

快適暖房空間と云われる気温20℃、湿度(相対湿度)50%の時は、絶対湿度も7g程度となります。
ところが、北海道などの気温がマイナス20℃に低下すると相対湿度は90%を超え、その時の空気中の絶対湿度(空気1㎏中に含まれる水の重さ)は1g程度に下がります。

相対湿度とは、湿気を抱える気温と云う器が抱えられる割合を示すため、気温が低くなると湿気を抱える器が小さくなって割合が増えると云う理屈です。北陸など湿度が高い云われる地域でも真冬の絶対湿度は2g未満です。
つまり、日本列島の殆どが真冬は、絶対湿度が2g未満の乾燥状態と言うことになります。
暖かい家をつくるために断熱材を入れて、隙間を失くした気密層も充実させると室内空気が汚染されます。
そのため換気を行うことになり現在は建築基準法で換気量を設定までが。

換気を行うことは、冷たい乾燥した空気を室内に取り込むことになります。
そのため熱交換式換気扇で捨てる暖かい空気と外気から導入する冷たい空気を熱交換する装置を用いることが多くなりました。
外気温が-10℃を下回る地域での熱交換式換気扇の効果は、すぐさま体感出来ます。
しかし、氷点下にならない本州の温暖地では無意味だとする識者の声も少なくありません。
温度差が少ないから効果も小さいと言いますが気温の回収だけではなく室内で出来た湿気も回収します。
これは、真夏の温暖地のジドジド空気中の多湿を入れない効果をもたらします。

このように隙間だらけのスカスカ住宅に元々換気扇など不必要でしょう。
しかし気密住宅には湿度管理が出来る熱交換式換気扇の設置が必須となります。(写真は実験中の熱交換式換気扇)

さて、明日は全国大会準備のために秋田市に移動となりますが、式典の翌日の大会記念講演で、この気密と換気をテーマにします。今日は半日家庭裁判所で換気と全く関係ない、家庭内紛争の解決方法などを勉強してきましたが…

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