豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

高気密、高断熱住宅について…函館市~北斗市

2013-02-26 17:13:26 | ファース本部
家づくりの省エネが問われています。
全国に展開する断熱工法については、各工法の当事者が自分の行うシステムが最高であるとの信念で取り組むのは当然なのでしょう。

家づくりにおいては、高気密、高断熱の性能を高めると併せて加えなければならない機能や設備を伴います。気密を高めると室内空気が汚れることから換気設備を伴います。
換気とは、意識的に空気を入れ替えすることで、その換気量を吟味することが必須です。

また、高気密、高断熱とは何を基準に「高」を付けたのが極めて曖昧で、自分勝手に「高」をつけているものも少なくありません。家を囲う「外皮」と云われる断熱、気密層とサッシなどの開口部から熱損失量に加え、換気量やその方式も問われます。

その家全体から逃げる熱量を述床面積で割った数値を熱損失係数(Q値)と云います。
Q値は、床、壁、天井、開口部、家の隙間(C値)も含む空気の入れ替えで逃げる総熱損失量を延べ床面積で割った数値です。つまりC値の悪い家はQ値の良いはずがないのです。

セルローズファイバー、ロックウール、グラスウールなどは、閉じ込めた乾燥した空気が断熱の役割を果たします。この乾燥空気が、どのような状態で、何十年間にわたり乾燥したままになっているかを問うべきでしょう。

私達が使用しているウレタンやスチレンのような樹脂断熱材は、熱や火炎対策、施工状態かの確認も必要です。
また、内断熱か外断熱かの判断は、ライフスタイルや施工精度にもよっても異なります。
建築するお施主さまは一生一代の買い物です。

販売する業者側の売り文句だけに惑わされる事のないようにしなければなりません。
確実なのは、然るべき住宅工法で建築し、すでに住まいして建主さんに聞くのが一番です。
それも竣工して1年前、5年前、10年前、15年前くらいまで遡る事も必要かも。

写真は独自の方法で断熱材の性能試験を行っていますが、その試験ボックスです。
さて、今夜はこれから函館発明協会の総会会合に出席です。

blogram投票ボタン

毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ

ファース本部オフシャルサイト毎日更新

健康住宅ファースの家-注文住宅情報サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする