豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

湿度計の読み解き方…北斗市・本社

2023-10-12 17:12:24 | Weblog
湿度計の読み解き方…北斗市・本社
今日の北斗市は絶好の秋晴れとなりました。
17時の気温16度、湿度40%となっておりました。
画像は研修室にある温湿度計ですが、気温25度、湿度38%をさしています。

この湿度の単位は、「%」で表記します。
何かの割合を示しておりますが、何の割合かを知っている人は意外と少ないものです。
気温(空気の温度)が、湿気を抱える器なのです。

この温湿度計を日当たりの良い場所に置くと、気温が上がり湿度は下がります。
同じ部屋でも、日当たりのない場所に温湿度計を置き直すと湿度が上がります。
同じ部屋ですから空気中の水分量は同じですが器が大きな分、その割合が低くなるのです。

例えば北海道の真冬は-20度にも気温が下がる場合があります。
このような厳寒時の湿度は、気温と云う器が小さくなるので湿気の割合が90%を超えます。
実際の湿気の量は絶対湿度で表記しますが、気温-20度、湿度90%の絶対湿度は7gです。
気温25度、湿度38%の時の絶対湿度が75gですから、10倍もの湿気量になっています。

気温16度、湿度40%の際の露点温度(結露の発生する温度)は3.5度、気温25度、湿度38%の露点温度3.5度、気温-20度で湿度90%の際の露点温度は、-21.2度になります。
快適な温湿度は、20度の50%と云われ、その際の絶対湿度が7.3g、露点温度9.3度です。

快適な温湿度とは、9.3度以下の部分に結露があり、無ければ乾き過ぎと云えます。
気温と湿度の関係は、その表記メカニズムを知っているとお施主様に理解して貰いやすくなると思われます。
「ファースの家」は、このようなメカニズムを考慮して建築されています。

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