高くて大きな吹き抜けのある家を持ちたいと思うのは、万人の願いかも知れません。
普通の断熱方法で大きく高い吹き抜けのある家は、冬期間を暖かく過ごすのが困難です。
日本の家の普通の天井高は2.4mになるようなつくりになっているものです。
それでも通常断熱気密工法だと床面と天井面の温度差は5度くらいになります。
写真は大沼公園の近くに建築したゲストハウス「げっかそう」ですが、7mの天井高です。
この大きく高い吹き抜けを設けても、天井面と床面の温度際は常に2度以内です。
このゲストハウスを建築してから15年の歳月を経ておりますが、温度差は変わりません。
ファース工法で建築するにあたり、あえて大きな吹き抜けで気密、断熱を試しました。
このファース工法の家の気密性能(隙間相当面積係数)は、0.3㎠です。
構造体の隙間はゼロでなければこのくらいの数値にはなりません。
この0.3㎠の殆どは、窓の引き違いやガラスのビートによるもので致し方のない隙間です。
全国各地にファースの家が建築されており、隙間相当面積係数は殆ど0.3㎡くらいです。
窓や出入口をなくすると隙間相当面積係数は限りなくゼロになります。
大工さんの技量や単純な構造躯体に関係なく、ファース工法の家は0.3㎡になります。
稀に0.5㎡、0.6㎡のファースの家もありますが、引き違い開口部の多い家に限られます。
ゲストハウス「げっかそう」は、断熱気密を試すためにあえて大きく高い吹き抜けをつくりました。お客様をご案内すると多くの方が、大きな吹き抜けに驚きます。
このゲストハウスは標高400mの位置にあり、常に気温が低いため冬の寒い日でも各部屋の温度は殆ど同じです。
約60坪(198㎡)の延べ床面積の家は、殆ど天井裏エアコン1台で全館23度に保っております。吹き抜けのある天井の高い家で育つ子は偏差値が高くなる確率が高いというヒトもおります。
家づくりをご計画の方は、全国各地にあるファース加盟工務店にお問い合わせください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます