家に湿度が入ってくるとエアコンは猛烈に稼働率が高くなります。
気温30℃で湿度80%の時は、80%の潜熱(湿気の持つ熱)を顕熱換算すると50℃です。
この潜熱は、結露する事で凝縮熱として具現化(気温と同じ)します。
つまり、気温30℃(顕熱)、湿度80%(潜熱50℃)の時は、合わせての80℃が全熱です。
この全熱をエアコンの室内機に吸い込まれるとエアコンは、80℃の熱を冷やそうとします。
外部の湿気を入れないようにするには、ポリフィルム程度で対応できません。
湿度管理は、シームレス状に家をすっぽりと包む込む構造と仕組みが必要です。
私達のファースの家は、独立気泡率95%の樹脂スプレー発泡断熱材で家を包みます。
独立気泡率と云うのは、スポンジが100%で、安価な樹脂スプレー発泡断熱材が30%、50%などとあり、いわゆる湿気の出入りするスポンジ状に近い構造となっています。
グラスウール断熱材にポリフィルムで気密層を作ると内部結露の要因となります。
写真は道南でも32℃まで気温が上った一日でしたが、ファースの家のゲストハウス(玥樺颯)の消費電力を表記しました。
この家は65坪(約210㎡)ありますが、全館を完全輻射熱で25.5℃に時間平均600Wで、月約1万円です。
15年前のこの家の熱損失係数は1.5w/1㎡kですが、現在はQ値1.0が準標準化となっており、それで計算すると400Wで済み、電気料金で7000円です。
実際に現在のファースの家は、そのような電力消費で何千棟も稼働しております。
ファースの家は、気温と湿度の同時管理と、全熱式熱交換式換気扇で湿気を外部にフィードバックさせています。省エネには湿度管理が必須のようです。
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