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角田光代著、文春文庫刊
何とも「ゲロゲロ」という感じの作品です。下記のURLを観ると、実にたくさん受賞されているようです。本作は2003年に第3回婦人公論文芸賞を受賞しているとのことですが、まぁ、何とも悲惨であることか。ベッドタウンのややくたびれが出始めたマンションに棲む平凡な家族の物語。両親と長女に長男、そして、母の母や夫の愛人など、登場人物はごく限られています。そうした人々がそれぞれ一人称で、深い心の闇を語って行きながら物語が進んで行きます。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/角田光代
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それらの人々が波に漂うように、状況に押し流されて生きて行く様が悲しく切実です。その末路は、その救いはどこにあるのか。多かれ少なかれ、私達が心に抱える闇を、ごく平明に表現すると、この作品に行き着くのではないかと感じました。暗いけれど、読後感は、そう悪くないのが、また何とも不可思議な作品でした。
評価は5です。
何とも「ゲロゲロ」という感じの作品です。下記のURLを観ると、実にたくさん受賞されているようです。本作は2003年に第3回婦人公論文芸賞を受賞しているとのことですが、まぁ、何とも悲惨であることか。ベッドタウンのややくたびれが出始めたマンションに棲む平凡な家族の物語。両親と長女に長男、そして、母の母や夫の愛人など、登場人物はごく限られています。そうした人々がそれぞれ一人称で、深い心の闇を語って行きながら物語が進んで行きます。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/角田光代
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それらの人々が波に漂うように、状況に押し流されて生きて行く様が悲しく切実です。その末路は、その救いはどこにあるのか。多かれ少なかれ、私達が心に抱える闇を、ごく平明に表現すると、この作品に行き着くのではないかと感じました。暗いけれど、読後感は、そう悪くないのが、また何とも不可思議な作品でした。
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