読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

水絵への情熱-中西利雄と蒼原会の画家たち

2012年11月08日 22時22分21秒 | ■見る
茨城県つくば美術館で開催中の展覧会です。余り知識のない私は、水彩画に画一的なイメージがありましたが、本展で多様な作品群に触れ、印象が一変しました。水彩画は油絵と比較して一段落ちるもの、との評価があったとのことですが、本展で目にした作品群は、私のような素人には実に多彩な表現世界であると感じました。しかしながら、細かい描写は適していないようで、その故の表現が水彩画の特徴を規定しているように思います。例えば、大まかなグラデーションによって生まれる空の色彩の本質、物が持つ形態の重さなどです。
特に中西さんの作品では、イタリアの食器が持つ明るさに似た突き抜けるような鮮やかな色使いが印象的でした。
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URL => http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/kikakuten2012.html
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評価は4です。

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