夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

タイガーマスク現象

2011年01月28日 10時05分12秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本


数字の上では、最高気温が10度を下回る立派な冬の日々が続いています。
でも、ここ多摩川では、暖かいというより、散歩をしていると暑いと思うような陽射。風がなければ、お散歩仲間の方にはジャンパーを脱いで汗を拭いている人も。



ほんとうに私って幸福な環境に恵まれているって思います。
同じ日本のこの時期、、、、関東南部以外では、ほとんどの地域で、異常な寒さに見舞われ、大雪で、亡くなったり、怪我をしたり、難渋している人がたくさんいるのですよね。
おまけに火山の噴火や、鳥インフルエンザの発生。。。
被害にあわれている方々に心からのお見舞いを申し上げます。




それにしても、タイガーマスク現象。
暖かいニュースでした。そして、その余波はまだ続いています。

隣の大原には現れたのだと聞きました。
岬にも乳児院があったりしますので、タイガーマスクさん、来ないかな、来ないなら、幸運な私がその幸せのおすそ分けを、、、私がタイガーマスクになってもいいかななんて思ったりしていましたが、

一人ではやれる範囲、活動の深さに限度がある。
私一人では、何度かやるうちに息切れがしてくるでしょうね。

今までのこのような現象を見ていると、日本人の特性、、、、何でもすぐに忘れてしまうってのがもろに出てくる。

社会福祉の現場の人からも、施設やボランティアが取りざたされると、わっと人が来るけど、すぐに冷めてしまう。嬉しいけど、あまり役に立たない、時にはその対応で却って邪魔になるって苦笑気味の話を聞いたこともあります。

欧米では、大きな施設がすごく少ない職員でまかなわれていたりする。
残りは、ボランティアなんですね。
子育てが終わって、すこし時間が取れるようになると社会還元へと目が向く人が多い。
福祉だけじゃないんです。学校の図書館やそのほかの市民活動なんかもこのボランティアの人たちががっちりと活動している。
日本のように一過性の運動であれば、受け入れる施設としても、おいそれとは日常活動に組み込めないのですけど。
自分のキャリア、知識に沿った活動を選んでいる人が多いし、何年もその活動をやり続けている人が多いので、フルタイムのベテランなどよりも頼りになる人も随分といるのです。

相手の施設は、その人を長期的な戦力として、スケジュールに入れて任せておれるのですね。

知人の奥さんたちの中にも、老人用のディケアセンターや、家庭内で暴力を振るわれている子供たちの一時避難所や、子供たちの活動を支援するグループや、、、、そして国内だけでなく、途上国の子供や、社会に対する援助活動にまで、このようなボランティア活動をしている人がたくさんいるのですね。
このような活動が、当たり前になっているので、その家庭でも、お母さんの活動として、旦那さんも、子供たちも、お母さんをバックアップしている。

家庭だけでなく、ボランティア活動が社会に認められ、当たり前のものになっているから、ボランティア活動をしている際の事故などにも、きちんとした対応ができるような保険やシステムができている。



異常な寒さ、雪、そして災害、、、、
経済不況、親に捨てられる子供たち、社会に見放される老人たち、、、
あっちでも、こっちでも殺伐としたニュースが満ち溢れています。



そんななか、タイガーマスクの運動は、暖かさの輪を広げています。
願わくば、この運動がもっと広く、深く、そして持続的に拡大していけば、
そんな気持ちの輪の広がりは、日本全体にも大きな変革をもたらすのでしょうか。



喉元過ぎれば、、、、

2011年01月28日 00時05分02秒 |  多摩川散歩


昔々、この子たちは大きな群れで生活しておりました。
それで、カスミ網で一網打尽、、、、、
哀れ、焼き鳥屋へ直行なんて、悲劇を経験しております。
なので、人間に対しての警戒心が強いなんてことを言われたりしておりましたが、



あの大殺戮から半世紀以上もたつと、もう忘れてしまったのでしょうか。
多摩川では、人間をそれほど恐れてはいないみたい。

近くにいる鳥なんですけど、あまりにも見慣れちゃって、なかなか撮ろうとはしない鳥の仲間。