夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

こんな写真を撮ってみたい  9  モデル

2011年02月20日 12時47分06秒 | ジョーズなジョーク 


なんせおいちゃん、企画屋さんだったんだから、こんな写真を見せられると、ついつい下地がでちゃう。

この後ろのポスターはスイス人でフランスで活動した、テオフィル・アレクサンドル・スタンランThéophile Alexandre Steinlen (1859年11月10日 - 1923年12月13日)のTournée du Chat Noir de Rodolpfte Salis (1896)(=
ルドフ・サリの黒猫の巡業)ですよ、、、なんてね。



大昔にオランダのクレーラー・ミューラー美術館の売店で、黒猫のポスターがいくつか展示されていて、その中にこれが入っていたんですよ。
私はこれが好みだったけど、オランダにいてスイス人の作品を買っても仕方がないかなんて、オランダの作家のポスターと見比べて、、、
財布の底が見え隠れするのをみて、安いほうのオランダ人の作品を買ってきたなんてのは、どうでもいいことか。


でも、そのとき、そのときで一番いいものを求めないと、後で後悔。
ほんと、そんな後悔は山になっているんですね。


それよりはるか以前にも、オランダの田舎で北欧のお茶のセットを見て欲しくなったんです。
ものすごくシンプルなもので、ポットとウォーマーのセットだったんですけど、深い見事な赤が出ているんです。その色と形にほれ込んだんですけど、それから最低でも2か月近くは旅行が続く、壊れ物を持ちたくない。そして最後はイギリスなので、そこではもっといいのがあるだろう。最初にお金を使っちゃうと後が困るしって、やめちゃいました。
でも、イギリスでは大したものが売ってなくって、もう半世紀近く悔んでいます。あの赤、今でも目に浮かぶことがある。。。。。。


オランダにコルネィユという作家がいました。作品を欲しいと思っていたら2点オファーがありました。一点は線はコルネィユだけど、色は普段よりも穏やかな色遣いで私の好み。もう一点はどこから見てもコルネィユの典型みたいなもの。
全くの個人的な好みであれば迷わず最初の奴を買ったと思いますけど、仕事でこの人のことが絡むこともあるかもなんてことで、後者を手に入れてしまいました。
帰国して、家に飾ってみたら、なんと自己主張の塊。帰宅してその絵の前を通るだけで疲れがどっと増してくる。すぐに箱に入れて目に触れなくしてしまいました。

岬は壁が赤茶色。コルネィユの色と相通ずるものがあるのですね。試しにかけてみると、これが何の違和感もなくぴったりと自分の場所に落ち着いてしまいました。
あぁ、神様はここまで先を読んでいたんですね。
予定調和の素晴らしさ。。。
アーメン。
なんてことで、、、


後悔先に立たずなんてのは幼稚園の子供に言う言葉。
もう少しだけ大人の貴方には;
後悔するぐらいが、あとあと面白い人生かも
なんてことも、、、、
でも、責任とってなんて言わないでね。
あくまで自己責任ですからして。










スタンランのポスター *Tournee du Chat Noir  【ポスター+フレーム】ブラック
クリエーター情報なし
Office New Image