イハマは愛らしいアイヌの娘でした。月の夜にイハマは舟で湖へ漕ぎ出しました。そこへ勇者のアッパがやってきて、二人は瞬く間に恋に落ちました。そして毎夜逢引を続けました。約束の十六夜の宵のことでした。アッパの舟が突風で転覆してしまい、あらん限りの力で泳ぎつづけたアッパでしたが力尽きて沈んでしまいました。やがてアッパの遺体は、イハマの舟のそばに流れ着きました。イハマはアッパの冷たい身体を引き寄せると、遺体と自分を結びつけて、湖へ身を投げました。
翌年の春、湖の岸辺に二人の恋の花、クローバーの花が咲いていました。
「てぃんくの家」 から引用させて頂きました
花物語 in てぃんく
お花が好きな方は一度は覗いてみてもいい、素晴らしいHPですよ。
いつもは、オランダからの商品に詰め物として入れられていたから詰め草、、って話ばかりでしたけど、今回はちょっとばかし視点を変えて。
ただし、上のアイヌの民話。いつごろから伝えられたのでしょう。
ツメクサが日本に入ってきたのは、詰め物としては江戸時代ですけど、帰化したのは明治期なんて話もあるのですよね。とすると、あの民話、それより後の新しい話?
トップの写真はモモイロシロツメクサっていうのでしょうか?