友人たちが訪ねてきてくれた時に食事をするレストラン、今までなんとなく決めておりました。
特急停車駅に近く、海外から、都会から来た友人たちに日本の田舎の雰囲気を味合わせ、かつ料理もできるだけ美味しいものをという眼鏡に合うお店でした。
ところが去年、何十年ぶりかの元同僚が「行くよ~」ってんで、予約を入れようとして気がついたら閉じられてしまってまして、その後もやや数名、訪ねてきた友人たちをがっかりさせておりました。
なんとかせんばって思いつき、昨日は一軒、今日もまた一軒「らしき」お店を見て回りました。
昨日の一軒は一宮ではなく長生村で「洋食屋」を看板にしているお店でしたが駅からもそう遠くなく、条件的にも問題なし。お店も、アプローチからの庭の眺め、こじんまりとしたお店の雰囲気、本格的な味、サービス。私の目からはとても上質に見えました。これで一軒、リストに入りました。
本来あまり好きじゃないサラダのオイルドレッシング。ここのオイルは口あたりがいいのですね。野菜が喜んでおりました。何かオイルに入れていますかって聞きましたら、ウエイトレス嬢が即座に「はい、レモンに、、、、」って答えてくれました。サーブしているものがどんなものかちゃんと把握しているんですね。こんなとこ、とても気に入りました。けっこう、いいお店って言われるところでも、「シェフに聞いてまいります」って答えが返ることが多いですからね。メインはもちろん、ドルチェもとても口あたりのいいものでした。
探せばあるんじゃんってことで気をよくして、次の一軒。
もう一軒は、我が家から10~5分ぐらいのところの国吉にあるお店。レストランではなくカフェですね。でも、ギャラリーを付設していたりして、なんとなく私好み~なんてので、今日行ってまいりました。
アプローチや庭、もう少し根付いてきて自分の場所を見つければ素晴らしくなるでしょうね。店内も文句なし。ただ味の方は、たぶん多くの人は満足するのでしょうけど、私のような偏屈爺にとっては、サラダのドレッシング、ちょっとほんとうに微妙、、、、 デザートも舌に変な苦みがあって、もう30分以上経ちますけどまだ舌がその味を覚えている。残念ですね~ たぶん、木が成長してくるころには、それもなくなるのでしょうか。
どうでもいいことですけど、定休日が分かんなくって。HPでは水曜日・木曜日になっていて(これが正しい、、たぶん)でもFBのページ情報では木・金・土になってるんですよね。おまけに私の見た別なのでは水曜日だけになってたりして、、、
それよりも、ここで見つけたこの辺のアート情報誌の読み物が黒沼ユリ子さんの「ヴァイオリンの家」を紹介するものでした。黒沼さん、お姉さん(たぶん、どっちがお姉さんかいつもわからなくなる)が音楽(本業は音楽だと思うんですけど、ここの関係ではビジュアルも企画してましたよね)事務所におられたんですよね。そのころお姉さんの方にですけど、何度かお会いしましたし、ユリ子さんが日本に戻って御宿に住まわれているって聞いて、FBの知人に、「ほんとう?」って聞いたら、「はい、そうです」って返事をもらいました。何か月か前に古本屋に参りましたら(新刊書は高くって買えないのです、貧乏なおいちゃんでしょ、カンパしてよね)彼女のエッセーが置いてあって、100円で買ってまいりましたですよ。なんて、関係ないか。ここのカフェではないけど、彼女の演奏会(カルテットです)も開かれるようで、隠居なさったのかと思いましたら、お元気なんですね~
もう一つは、ここのギャラリーで5月に音楽のイベントをやるようです。チェロとパーカッション。CDの発売記念なんだそうですけど、CDのプログラムを見たら、、、 私は博物館的に古い人間なんで、「う~」 興味はあるけど、、、
なんて言いながら、当の本人は、作曲家でチェロ弾きの「訳の分からんデンダイ音楽」を売り込もうなんて恐ろしいことをやってきたりしたんですからね~ ほんと罪深いこと。
まあ、私とチェロの関係はそんなもんですけど、告白しろって言われれば、音楽も、そしてそれ以上に美術では死罪にもあたるような罪人でありますかね~、
でも歳をとると、世の中変わる? 変わんなきゃね。