夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

手向けの花  ヒオウギズイセン

2017年07月03日 14時13分33秒 |  岬な日々


今朝の日記(寝る前に書いたんですけど)で今日は母の三回忌だと書いてました。
「好きだった花を用意して、好きだったけど食べるのを我慢していたお菓子もたくさん用意して、、、」なんて書いてますけど、
お菓子は、泉屋のクッキー、吉田屋の葛餅、蕨餅、あっ、それに備前屋さんの淡雪がありました。
もうこれで十分でしょう。
これ以上出したら、「あなた、糖尿の私を殺す気」なんて目をむかれる。(いえ、あなたはもう死んじゃってるんですけど)

花は散歩の途中でなにか手当てしようなんて、、、
そりゃ、近くに花屋はないけど、スーパーの仏花は手に入りますよ。
でも、そんなの手向けたら、「辛気臭い」なんて怒られそうで。
なんせ、天邪鬼を気取る私の母親なんですからして。

散歩の帰りに、ヒオウギズイセンに戯れる蝶がおりました。



うん、これなら喜ばれるかも、、、
ってことで、上のような次第となりました。


母の命日

2017年07月03日 01時30分33秒 |  岬な日々


先日、母子草をアップして、妙におセンチなことを書いていましたけど、
今日が、母の三回忌なのですね。
好きだった花を用意して、好きだったけど食べるのを我慢していたお菓子もたくさん用意して、、、
なんて、思いながらも、
そんな気があるのなら、生前、もっと何かできたのじゃないかと、どうしても後悔が先に立ってしまう。
特に、晩年の親不孝はね~
一生、持っていくんでしょうね~

どっちに転んでも、悪い結果しか出ない二者択一ってのは、、、
なんて、繰り言を言っても仕方ないけど。




はかなしといふにもいとど涙のみ
 かかるこの世を頼みけるかな
      源 道済
      新古今集 8-813

これは子供を亡くした親の気持ちですけど、

でも、子供を亡くした親の気持ちなら、こちらの方が好きだけど、、、

とんぼつり 今日はどこまで行ったやら
      加賀の千代女

悲しいって言わないだけ、悲しさが伝わってきますよね。

親を亡くした子供の気持ちとはちょっと違うのでしょうか。
まあ、一つ救いは、親が天寿を全うしたことですけど。
つい最近も、友人と話をしておりました。
「一つだけ分かっていることって言えば、人間ってみんな死ぬんだよ」なんてね。
生者必滅、私だっていつお呼びがかかっても慌てなくて済むように準備しなきゃいけないんですけど、なんとなく面倒くさくって、、、
「あとはどうなときゃなろばい」ってついつい思っちゃうんですよね。