夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

思ひ寝の夜な夜な夢に逢ふ事を

2008年04月03日 19時49分59秒 |  気になる詩、言葉


紀貫之さんの詩をこの前に出しましたけど、ついでにこれもアップしておきます。
何度も書いていますけど、今は椿が咲き、水仙が咲き、そして桜が散りかかっている。
西行さんでなくても、この時期に死ねれば大往生なんて思いがするのでしょうね。


思ひ寝の夜な夜な夢に逢ふ事を 
  ただ片時のうつつともがな
        後撰集

ついでついでにご説明を。
夢の中だけで会うだけなんて、ボクちゃんつまんな~い
ほんのちょっとでもいいから合いたいな~
って熱烈なるラブコールの詩
ボクちゃんが誰かはわかりません。詠み人知らずになっています。


ところでこれを貰った恋人からは

時の間のうつつをしのぶ心こそ 
  はかなき夢にまさらざりけれ

ほんのちょっとだけなんて望むあなたこそ儚いのよって切り替えされて、ガチョ~ン

お疲れ様でした。





写真もキャプションも詩も全く無関係、、、
ついにここまで来たか。
認知症も辛いですよ。

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