旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

新幹線〔つるぎ〕

2024-04-15 12:00:00 | 鉄道

JR西日本 新幹線〔つるぎ26号〕 26E列車 [W7系W1編成] (敦賀)

令和6年4月1日月曜日。敦賀駅に来ている。北陸本線、小浜線、ハピラインふくい線、そして北陸新幹線の駅である。これより新幹線に乗車する。高崎金沢間はすでに乗車済み。今日は3月16日に延伸開業した金沢敦賀間に乗車する。


何とトップナンバーのW1編成!

W7系に乗るのは初めて。金沢敦賀間に乗るのも初めて。それでW1編成に乗れるとは素晴らしい。西九州新幹線も初めて乗った列車がN700S・Y1編成だった。


WEST JAPAN RAILWAY COMPANY


つるぎ26 富山 停…

敦賀富山行新幹線〔つるぎ26号〕12両編成。各駅に停車する。


W723-101


W7系W編成普通車の様子


W7系W編成普通車の座席


3人掛+2人掛の車内

先頭車両の1号車に乗車。新幹線〔つるぎ〕は12両編成のうち、自由席は1号車・2号車の2両(一部自由席4両の列車あり)。新幹線〔かがやき〕は全車指定席で、新幹線〔はくたか〕は1~4号車が自由席(一部自由席5両の列車あり)だが、日によって自由席3両となる列車がある。


奇数号車にお手洗いの設備があるのは東海道・山陽新幹線と同じ



ちなみにグランクラスは偶数号車だがお手洗いはあるそう。


ブルボン 濃厚チョコブラウニー リッチミルク(110円・税抜)
セブンカフェ アイスコーヒーR(112円・税抜) 消費税等(17円)

新幹線〔つるぎ〕では車内販売はない。予め駅の売店(セブン-イレブン)で買っておいた。新幹線〔かがやき〕〔はくたか〕の一部の列車では東京金沢間で車内販売があるそう。


車内誌

JR西日本JR東日本の車内誌が一冊ずつ。JR北海道JR東日本の車内誌が一冊ずつあった寝台特急〔北斗星〕を思い出す。


乗車券・新幹線自由席特急券 敦賀 ➡ 金沢(4,950円)
内訳:乗2,310・特2,640

敦賀金沢間は営業キロが125.1km。東海道新幹線で同じくらいのキロ数を探すと東京三島間の営業キロが120.7km。ともに本州3社の幹線なので運賃は2,310円と同額だが、東京三島間の新幹線自由席特急料金/特定特急料金1,760円と差額は880円となる。東京三島間の新幹線特急料金は100kmを越えているけど、100kmまでの東京小田原間と同額にしている区間だから比較対象としてはどうか。熱海掛川間が営業キロ124.7kmで新幹線自由席特急料金は2,530円。差額は110円だから北陸新幹線が特別高いという訳ではない。しかし東京まで行くとなると。まあ今日は考えまい。


駅と列車で二重の硝子越しですが、車内から海が見える!


metro 新幹線〔つるぎ〕で敦賀を出発symbol5




敦賀市街地を見て (越前たけふ-敦賀)


国道8号敦賀バイパスと立体交差

タモさんの番組によると北陸自動車道などの道路が通っており、その上を新幹線を通さなければならないので高架が高くなったような話だった。




深山トンネル(768m)に入る

このトンネルを見て新北陸トンネルだと思っていたが、新幹線が延伸開業して動画が上がるようになり、新北陸トンネルに入る前に短いトンネルが1本あるのを確認。実際に乗ってみると「深山」というトンネル名も確認出来る。


新北陸トンネル(19,760m)に入る

こっちが新北陸トンネルだった。旧北陸本線(現ハピラインふくい線)北陸トンネルではau以外の携帯電話は利用出来なかったそうだが、北陸新幹線では新北陸トンネルを含めてすべての携帯電話が利用出来るのだそう。


新北陸トンネルではなく脇本トンネル(1,450m)を抜ける

昭和63年、L特急〔はつかり〕で青函トンネルを抜けて初めて北海道の景色を見て感動したが、青函トンネルと思ったのは第1湯の里トンネル(1,167m)だと後で知った。青函トンネルと第1湯の里トンネルの間はシェルターで覆われていて次のトンネルに入った事に気付かなかった。北陸新幹線でも新北陸トンネルと脇本トンネルはシェルターで覆われて繋がっている。新北…脇本トンネルを抜けると旧北陸本線(現ハピラインふくい線)と交差したのだが、写真の焦点が合っておらず撮影失敗。




metro 新幹線〔つるぎ〕で祝!越前たけふsymbol5 (福井県越前市大屋町)

敦賀を出て最初の駅、越前たけふに到着。在来線に接続しない新幹線単独駅。2面4線で中間の2本が通過線である。近くには国道8号福井バイパスと北陸自動車道が通り武生ICもある。駅に隣接して道の駅越前たけふもある。越前たけふを出発する。


沿線には菜の花畑か (福井-越前たけふ)


福井市街地が見えてきた


足羽川を渡る


metro 新幹線〔つるぎ〕で祝!福井symbol5 (福井県福井市中央)

先程はハピラインふくい線の普通列車で福井敦賀間は51分かかったが、新幹線〔つるぎ〕は21分で福井に戻ってきた。次の新幹線〔かがやき〕は越前たけふ通過で17分で到着する。


扉からプラットフォームを見てみる

福井は在来線接続駅。1面2線で通過線はない。並行在来線のハピラインふくいハピラインふくい線、越美北線(越前花堂福井間はハピラインふくい線)、えちぜん鉄道勝山永平寺線、三国芦原線(福井福井口間は勝山永平寺線)と接続。西口には福井鉄道福武線福井駅停留場がある。


旧北陸本線のハピラインふくい線福井駅は2面5線


福井城は確認出来ず (芦原温泉-福井)


三国芦原線が分かれてゆく


ハピラインふくい線が分かれてゆく


九頭竜川を渡る

北陸新幹線九頭竜川橋梁と福井県道268号福井森田丸岡線新九頭竜橋は橋脚を一体化して整備されている。車で走ったが隣が線路なのだろうと思うくらい。



列車からも走っている車は見えず、一体感は判らなかった。




ハピラインふくい線が近づく


metro 新幹線〔つるぎ〕で祝!芦原温泉symbol5 (福井県あわら市自由ヶ丘)

ハピラインふくい線接続駅。敦賀から越前たけふ福井ときて芦原温泉が福井県最後の新幹線駅である。2面2線。停車中に富山敦賀行新幹線〔つるぎ27号〕が通過する。対向列車が隣の線路を通過していったので車内にいて衝撃がある。乗車中の〔つるぎ〕は各駅に停車するが、駅を通過する〔つるぎ〕もある。列車名は〔のぞみ〕〔ひかり〕〔こだま〕のように停車駅のパターンではなく、運転区間が富山敦賀間の列車に〔つるぎ〕と付けられているようだ。まあ〔つるぎ〕と言えば寝台特急〔つるぎ〕(大阪新潟間)の方が思い浮かぶ。新幹線〔つるぎ〕が新大阪に着くのはいつの日か。


次は加賀温泉

芦原温泉を出ると二駅続いて駅名に温泉が付く。福井県より石川県、越前国より加賀国に入る。


加賀市街地(大聖寺付近) (加賀温泉-芦原温泉)


並行在来線は大聖寺以東はIRいしかわ鉄道線となる


IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線 普通 340M列車 [521系]
(大聖寺-加賀温泉)

金沢福井行普通列車。ようやく新幹線から在来線を走る列車を目にした。特急街道と言われた北陸本線も三セクに移管されて寂しくなった。


metro 新幹線〔つるぎ〕で祝!加賀温泉symbol5 (石川県加賀市作見町)

IRいしかわ鉄道線接続駅。2面4線で中間の2線は通過線。なお加賀温泉という温泉地があるのではなく、片山津温泉山代温泉山中温泉といった加賀温泉郷の各温泉地への玄関口となっている。


加賀平野をゆく (小松-加賀温泉)


metro 新幹線〔つるぎ〕で祝!小松symbol5 (石川県小松市八日市町)

IRいしかわ鉄道線接続駅。2面2線。市内には小松飛行場(KMQ RJNK)があり航空自衛隊と民間の共用。当駅からバス連絡がある。石川県の空の玄関口なのは間違いないが、福井空港(FKJ RJNF)の滑走路が1,200mと短くて定期路線はなく、小松飛行場が福井県の空の玄関口でもある。


田圃に水が張られる (金沢-小松)


手取川を渡る


山側の車窓には…


白山の山々か


車両基地の側を通る

金沢の西にある車両基地まで延伸開業前にも線路は伸びていた。






金沢市街地が見えてきた


犀川を渡る


赤レンガが見える

大和紡績の工場跡が金沢市民芸術村という施設になっているそう。


まもなく到着

金沢が終着ではないので早めに降りる支度をする。荷物はないけど。


JR西日本 新幹線〔つるぎ26号〕 26E列車 [W7系W1編成] (金沢)

右が乗ってきた車両。左は金沢敦賀行新幹線〔つるぎ31号〕と思われる。

新幹線〔つるぎ26号〕 26E 敦賀(14:41)→金沢(15:39) W723-101
◆運賃2,310円 新幹線自由席特急料金2,640円


metro 新幹線〔つるぎ〕で金沢に到着symbol5

これにて北陸新幹線の乗りつぶし終了。全国すべての新幹線に乗った事になる。




列車は終着の富山へ向け出発










新幹線プラットフォームを後にする


のりかえ口 Transfer Gate 七尾線 Nanao Line IRいしかわ鉄道 IR Ishikawa Railway

八戸のように新幹線延伸で乗り換え改札が閉鎖される事はなかった。


新幹線改札口付近


新幹線 福井・敦賀方面 Shinkansen for Fukui, Tsuruga

長崎駅では乗り換えがあっても「西九州新幹線 新鳥栖・博多方面」Nishi-Kyūsyū-Shinkansen for Shin-Tosu, Hakata」と案内されていた。ここも「(敦賀乗り換え)京都・大阪・米原・名古屋方面」「 (Transfer at Tsuruga Station)for Kyōto, Ōsaka, Maibara, Nagoya」と書き添えてもいいかも知れん。


新幹線 富山・東京方面 Shinkansen for Toyama, Tōkyō


IRいしかわ鉄道のりば(福井・小松 津幡・七尾・和倉温泉 高岡・富山方面)
IR Ishikawa Railway
(for Fukui, Komatsu Tsubata, Nanao, Wakuraonsen Takaoka, Toyama)


北陸本線が廃止され第三セクターに移管されたIRいしかわ鉄道線と接続。同線を経由して七尾線も乗り入れる。特急〔サンダーバード〕〔しらさぎ〕が来なくなってひっそりとした印象だが、金沢七尾和倉温泉間で運転する特急〔能登かがり火〕はこちらを発着するので、特急がすべてなくなった訳ではない。東口側で北陸鉄道浅野川線北鉄金沢駅に接続する。


JR西日本 北陸新幹線 金沢駅・IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線 金沢駅《金沢港口(西口)》
(石川県金沢市木ノ新保町) いずれも令和6年4月1日撮影

西口に出てみた。 (つづく)


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