
客室からの眺め
西紀2025年2月21日金曜日。釜山のホテルで起床する。昨日は疲れていたので早めに寝たが、未明に目が覚めてしまった。寒くなるが空調を止めて寝直す。目覚まし時計などがなく心配だったが、いい具合に午前7時過ぎに目を覚ます事が出来た。


港には釜關フェリー〔星希〕(16,875t)
昨夜は関釜フェリー〔はまゆう〕の停泊していた埠頭には、今朝は釜關フェリー〔星希〕が停泊している。2隻のフェリーが1日1便運航している。関釜フェリー(山口県下関市)と釜關フェリー(釜山廣域市)の船が1日おきに交互に出るので、釜山を出るのが昨日が〔はまゆう〕なら今日は〔星希〕という配船である。今日は〔星希〕に乗船する。関釜フェリーと釜關フェリーは別の国の別の会社だが、予約は関釜フェリーのサイトから予約、日本円で決済可能。もちろんインターネット割引で2等運賃は三割引きとなっている。








権利の関係で国際放送に動画が使えないのか。知らんけど。シャワーを浴びてサッパリしてくる。


それでは朝食へ。会場は一階ロビー横のちょっとした場所ではなく、二階に広々と設けられている。

無料朝食
東横インの朝食はおむすびと漬物、味噌汁、そしてお茶とコーヒーだけだった記憶がある。何年か前に泊まったらもう少し品数は増えていた。釜山のホテルは海外なので事情が違うのか品数は多い。

うどんがある
また麵を取ってしまった。

おでんもある
但し大根と油揚げしか残ってなかった。練り物を食べてみたかった。牛乳はなかったのでマンゴージュースとお水。

いただきます♪
焼き魚がないので鶏を多めに取ったが、○○ドのナゲットより美味しい。小さな肉饅頭も旨い。うどんやおでんも美味しかった。サラダにかけたドレッシングが異様に旨い。キムチやナムル?でご飯を食べる。日系のホテルなので飯椀は手に持って食べていたが、隣の席にご当地の男女の客が着席。朝食会場にそれほど日本人客が多い訳ではない。当地の作法ではない事は承知しているが、もう日本式で食べ始めているのでわかめスープの汁椀も手に持って飲んだ。



牛乳だけでなくスジャータの類もない。粉ミルクかなと入れようとしたのがマキシムと気付く。よく見ればちゃんと書いてある。少し濃い目になったコーヒーを飲む。



お湯を入れに行ったら粉ミルク置いてました。ごちそうさまでした。部屋に戻り時間まで寛ぐ。ホテルのテレビでYouTube等が見られればなと思うがNHKワールド・プレミアム一択となってしまう。これまで海外で日系のホテルに泊まった事はなかったが、日本のホテルにいるように寛げてよかった。

東横INN釜山中央駅 (釜山廣域市中區中央大路)

快適なホテルをチェックアウトする。12階くらいの部屋に泊まったが、20階以上もあるホテル。今回の旅の参考にするためフェリーの動画を見ていたら、このホテルに宿泊されていた。同じホテルになったのは偶然だが、フェリー動画は参考になりました。ありがとうございます。
※参考 https://www.youtube.com/watch?v=QUx7SyfQ94w
ホテルを出発。地下鉄ではなく歩いて釜山驛へと向かう。駅構内にある観光案内所で釜山の地図を貰い、目的地への交通手段を確認する。日本語が通じるので助かる。「27年振りに釜山を訪れたが変わりましたね」みたいな話をして、お礼を言って地下鉄駅へと向かう。自動改札からTmoneyで入場。




地上区間もある (長箭-久瑞)

再び地下区間へ

27年前にも訪れた駅 (梵魚寺)
列車は終点の一つ手前の梵魚寺に到着。下車する。以前はホームドアなぞ無かった。



1號線 釜山驛(10:26)→梵魚寺(11:03) 1029 IC運賃1,800ウォン

改札口
Tmoneyで自動改札より出場する。現在の残高が気になるので改札横の機械で見てみる。しかし何だかよく判らない。最新の乗車記録が表示されるが、今乗って来たばかりだから知っている。昨日は朝に10,000ウォン、夜に5,000ウォンをチャージしたが、乗り物以外に買い物にも利用している。この機械ではチャージ出来ないのか。このまま駅を出るがどこかでチャージしておくべきだった。

釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 梵魚寺驛 (釜山廣域市金井區中央大路)
地上に出てバス停を探す。キョロキョロしていたら通り掛かりのご婦人が声を掛けてくる。お寺に行きたい旨を日本語で話すと、身振り手振りでバス停への行き方を教えてくれる。お礼を言ってバス停へと向かう。大通りから少し中に入った場所になる。

梵魚寺入口バス停
90番のバスが出発を待っている。釜山驛の観光案内所で90番と聞いていたので間違いないと思う。乗車してTmoneyを読取部にタッチ。席に腰掛ける。少ししてバスは出発する。
出発するとすぐに環状交差点(ラウンドアバウト)を通過する。バスは山道を登ってゆく。対向車線も使っているようなので気になったが、ここの道は一方通行だった。対向車線ではない。

梵魚寺賣票所バス停
目的地に到着。降車口のTmoneyを読取部にタッチして下車する。
三信交通 90番 梵魚寺入口(11:16頃)→梵魚寺賣票所(11:23頃) IC運賃1,550ウォン

バス停からお寺へ

華嚴宗刹
篆書で「華嚴宗刹」だと思うが間違えていたら悪しからず。



目を合わせてくれない…

律刹本山
昨日からハングルばかり見てきたが、漢字で大書してあると嬉しい。


禪刹大本山 金井山梵魚寺 曹溪門 (釜山廣域市金井區梵魚寺路)
梵魚寺は曾遊の地である。懐かしい。なお拝観料は要らない。

天王門

不二門


普濟樓
拡声器を使った声が聞こえてくる。建物の中でお坊さんが説法されているようで、日本語に発音の近い仏教用語が聞き取れる。

大雄殿

ここが本殿か判らないが、27年振りにお参り出来た事に感謝し合掌。お賽銭(紙幣)を納める。

境内の様子
お寺の空気感が実にいい。清らかになった気がする。

地藏殿


羅漢殿


捌相殿
羅漢殿と続きの建物。

祖師殿

乙未年 立春
乙未は西暦2015年か。西暦で書かないのがいい。干支は60年で一周するけど。

梵魚寺は新羅・文武王18年(678)創建の古刹。日本では天武天皇7年で飛鳥時代である。今の建物は再建されたもので、大雄殿は李氏朝鮮・宣祖35年(1602)の再建とされる。

天王門内には四天王が


曹溪門は一柱門ともいい李氏朝鮮・光海君6年(1614)に築かれた。

七層石塔
こちらではなく他に三層石塔があって新羅時代のものだそう。肝心の一番古いものを見ていない。

聖寳博物舘


説法壂
「壂」ではなく、「殳」が「攵」、「土」にも点があるように見える。

それでは梵魚寺を後にする。


化行橋 いずれも西紀2025年2月21日撮影
漢字があるだけで撮ってしまう。 (つづく)