今年も半ばに差しかかろうとしている。スポーツ界もいろんなことが見えてきた。
オリンピック問題がスッキリしない。利権がらみ、事件がらみが次々に発覚して、問題の根深さは驚くばかりだ。加えて舛添都知事問題が出てきて、このような品格の持ち主が主導するオリンピックがいよいよ薄汚く見てきた。私は東京オリンピックはなど止めた方がいいのではないかと思っている。保育所問題、学費問題など貧困問題が山積しており、貴重な資金をこちらに回した方が、将来の日本教育界を救うことになるのではないか? 東京オリンピックに向けて頑張っている選手のみなさんには申し訳ないが……。
それはさておき、今年のスポーツ界にはいくつか期待していた。相撲界では琴奨菊に続く稀勢の里の優勝、野球界では、イチローのメジャー3000本安打、黒田の日米通算200勝、マエケンのメジャー二けた勝利、それから、広島カープのクライマックスシリーズ進出など。
稀勢の里は相変わらずモタもたしているが、後半に実現するのではないか? そんな予感がする。イチローはスタメンから外されていたので難しいかと思っていたが、このところ固め打ちなどが続いて、あと35本と射程内に収めたと思う。その前にメジャー700盗塁など実現した。これは歴代9位というから立派なものだ。マエケンも4勝を挙げているので何とか行くのではないか?
問題は黒田だ。すべり出しよく4勝を挙げたので「これは軽い!」と思っていたが、このところ負け続けている。最強チームソフトバンクとはいえ、クリーンアップに3連続ホームランを喫するとは黒田らしくない。まあしかし、あと3,4勝の事だから、ここはベテランの味を見せてくれると確信している。イチロー、黒田…、ともに40歳台期待の星に灯を掲げてほしいものだ。
一番問題なのはカープであろう。他のチームがもたついている間に、貯金を独り占めして首位に立ったりしていたが、「鯉の季節」の5月が過ぎ、最も苦手な交流戦に入った途端に負けが混み、どんどん貯金を吐き出し始めた。毎年の事だからと観念はしているが、もう少し何とかならないものか。
しかし、まだ先は長い。一喜一憂するのはやめよう。何が起こるかわからないのがこの世界だ。