昨日は最高気温が16度近くに上がり、文字通り春の到来を感じさせた。うっかりそれにつられた私は、歌をおもう「谷のうぐいす」は、「さては時ぞと」歌い出したであろう、と書いた。
ところが今日は、最低気温1度、最高気温も6度と、昨日より10度も低い。加えて北風が強く、寒さは肌にしみる。うぐいすたちは「さては時ぞとおもうあやにく」この寒さに触れて、やはり「時にあらずと声もたてず」に谷へ舞い戻ったことであろう。昨日の描写を訂正しておく。
併せて、紅梅の写真を並べて、わが庭にも春が来た、と書いたが、これも、春はまだ遠いと書き改めておく。
(注)文中カッコ書きの引用は、吉丸一昌「早春賦」より。