久しぶりに肩に力が入った。固唾をのんで試合の行方を見守った。広島、中日の18回戦であるが、最下位争いを演じている両チームの勝ち負けの行方ではない。3位のヤクルトとは10ゲームの差があり、今更Aクラスの可能性もなく、関心は専ら個人の記録に向いている。もちろん、カープが勝つに越したことはないが…。
私の関心は、一つは鈴木誠也の「打率3割、30ホーマー」の達成であり、もう一つは、坂倉将吾の「規定打席到達と首位打者躍進」にあった。坂倉はこの試合の前で規定打席に4打席不足であり、この試合で順調にいけば4回の打席は回ってくる。もし4打席無安打でも、現在首位のオースティン(横浜)が、4打数1安打以内ならば首位に躍り出ることになる。
カープ戦はテレビ放送がないので、じれったいパソコン映像でその成り行きを追い続けた。
結果は…。坂倉は2安打を放ち、しかもその一本は、敗色濃き9回裏の逆転サヨナラ3ランホーマーという華々しいものであった。因みにオースティンは4打数1安打で3割2分4厘、坂倉は4打数2安打で3割3分2厘であったので、見事8厘差をつけて首位に躍り出たのだ
加えて鈴木誠也は2ホーマー(通算24号)を含む4安打で3位(3割1分3厘)につけたので、横浜勢が占めていた上位を広島勢が占めることになりそうだ。
いや~、肩に力が入った。一回や二回のマッサージではほぐれそうもない。
坂倉将吾捕手(兼一塁手)
2017年、日大三高寄りドラフト4位、4年目で開花