旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

90歳までの「人生の記録」②…酒1(酒造と酒食)

2024-12-16 13:35:24 | Weblog
 
 私は、学生のころから既に酒を飲んでいた。しかし、意識的に酒の研究をしようとして取り組んだのは、1980(昭和55)年の45歳ころから始めたことであった。そしてコロナが始まった2020(令和2)年まで続けてきた。(85歳まで40年間)
 最初に酒に接したのは広島時代(三井銀行広島支店)で、賀茂鶴酒造との銀行取引を契機に酒の道に入った。K副社長をはじめ杜氏や蔵人の方々にじっくりと指導してくれた。なにを聞いても「酒とは何か?」という疑問ばかりを続けていた。
  次に向かったのが、新潟県和島村の久須美酒造。1990年4月に蔵を訪ね、1年4か月間も宿泊を通いながら「亀の翁」造りを学び、『酒は風~「亀の翁」をつくる人びと』を発行した。写真家英伸三夫妻の素晴らしい写真を共著して、1991年11月出版した。

 以降、酒を学びながら日本全国を回りながら、その酒と共にその地を食べた。文字通り北海道から沖縄まで歩いた。この記録をまとめながら、出版したのが『蔵元がすすめる飲み屋』(1996年)であった。

  

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