今日から7月。本来なら「いよいよ夏本番か!」と気合を入れて構えるところだが、6月一か月で「夏はすべて終わった」と言いたくなるほど異常な暑さを体験した。しかもすべて、「6月として史上最高」という記録づくめだ。
曰く、「6月の観測史上初の40度越え」を群馬の伊勢崎市ほか幾つかで記録、「東京都心でも6月最高の36.4度の猛暑日」、加えて「6日連続猛暑日も新記録」という具合だ。梅雨も最短日数で空けたらしいし、一体どうなっているのだろうか?
しかし、このような事態の到来は、随分前から指摘もされていた。「今の化石燃料の使用とCO2の発散が続けば、地球環境破壊と温暖化は避けられない」という指摘はだ。しかし人類は、それを無視し続けている。少なくとも、気が付きながらも手をこまねいている。それよりも、目の前の「成長」を求めていると言ってもよかろう。
人類は、特に資本主義社会に入って、いろんなものを、その処理方法を見つけ出す前から、「成長のために」使い始めた。原子力などそのいい例だ。資本主義社会は確かに発展を遂げつつあるが、その道はまた人類滅亡の道かもしれない。人間は、必ず別の道を見つけ出すとは思うが…。