旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

消えてゆく“もの思う秋”

2022-10-16 11:40:27 | 時局雑感



 昔は、秋はもっと長かったように思う。
 秋来ぬと目には定かに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる
と詠われたように、秋はずっと前から来て、長い時間を与えてくれた。その間、歌人は歌をよみ、人はそれぞれ物を思った。
 その秋は、今年は来なかった。猛暑の夏から一挙に冬が来た。人が物を思う時間はなかったが、日本人が考えなければならない事は限りなくある。
・自然災害(含む人災)、気象変動、二酸化炭素……
・ロシアのウクライナ侵攻、中国の覇権行動、北朝鮮の核問題……
・円高(国力低下)、物価高と低賃金、日銀金融政策とその出口……
・統一教会、頻発する事故、世事一般……

 物思う秋までも失ったが、日本は大丈夫か……

 



           


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