1958(昭和33)年、学生生活を終えて社会人をスタートした。同
年4月1日、21歳、三井銀行に入行した。(4月23日で22歳)
まもなく迎えた1960年代は、発展時代として猛烈な忙しい時代に襲われていた。しかし、その銀行生活はともかく措いて、組合活動は楽しかった。楽しい、と言っては申し訳なかったが、とにかく「生活向上」に向かい、「賃上げ」、「長時間短縮」、「福利厚生の要求」を向けた戦いを続けていた。併せて、民主主義と人権擁護も戦ってきた。
もちろん、経営側からも攻撃されていた。また、それだけに若者組合たちも戦い続け、銀行退職後も続け、「心友会」などを組織して、長く折衝を続けてきた。その数十名の方々は、既に80歳代を超えている。
銀行生活自体は、22歳から52歳まで30年間を超えていたが、その充実した生活は遥かに長い。