今朝の毎日新聞トップ記事は、「振り込め」口座に59億円、というものであった。それによれば・・・、
全銀協の集計によると、振り込め詐欺に使われたと見られる口座で、1000円以上の残高の残っている口座が、3月末現在で53,102件あり、その残高は59億円に上ると言う。まずその口座数と額の大きさに驚いていると、次の記事で発生の多さに驚いた。
「警視庁のまとめでは、今年1月~5月の振り込め詐欺の被害総額は137億円と前年同期の1.6倍に達し、過去最悪の水準となっている。」
5ヶ月間152日の間に137億円の被害と言うことは、単純平均で「一日約9千万円の被害」と言うことになる。しかもどんどん増えているのだ。悪質ではあるが、あのような単純な手口は、すぐばれて減少すると思っていたが、増えているとは驚いた。
その詐欺で失敗して取りそこなった残りが59億円あるというのだろう。それから見てもかなり成功しているのだ。
その記事の中には、こんな記事もあった。
「調査結果によると、脱税など違法行為に使われたとみられる口座は3月末時点で18万3789件で、総額87億2300万円。このうち捜査当局からの通報や異常な入出金状況から、「振り込め詐欺に使われた」と判断された口座は12万4472件あった。」
これから見ると、脱税の口座も相当数に上るようだし、世の中は悪いことだらけだとつくづく思う。私は元銀行員で、営業をやっているときには「一口の預金口座獲得」にも苦労してきたが、いまや、何十万という口座、何十億円という預金が犯罪に絡んでとりくまれていることを悲しく思う。(もちろん当時も、脱税のための口座はあり、時々査察を受けたりしていたたが)
まあ、防衛庁がらみの汚職、脱税の容疑でこの度逮捕された秋山直紀容疑者の、一人でやった規模(容疑額は2億円強の所得隠し、7千万強の脱税)からすれば、振り込め詐欺の金額など小さいのかもしれないが。
それにしても、まじめに働いている人のためにも、巨悪も小悪もない世の中になりたいものだ。
1.インターネットで利用した代金が未納になってい
るというハガキを受けた。よくわからないまま使 用し未納になっているものがあるのかなという不 安を覚えた。我孫子市の消費者相談部門にでかけ
でかけヒアリングのところ、我孫子市民にも相当
数送られてきているようで、無視するのが最善と
の回答だった。
2.私が不在の時に、妻に電話があり、次女が交通事 故を起し、緊急費用を至急送金してほしいの電話
があった。最初に女性が泣きながら電話に出て、
妻は次女の声だと思ったらしくびっくりしたらし
い。お金がないので夫が帰ったら相談しますから
ということになって、私が電話しておしまいにな
った。