狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ヘリ墜落事故は、「事故」であり「大虐殺」ではない

2008-08-21 08:10:15 | 未分類

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 沖縄タイムス
今晩の話題  (2008年8月20日 夕刊 1面)

「ヘリ墜落「事件」」

 沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から四年目の十三日、同大の学生たちによって、ヘリの激突で焼け焦げた旧校舎の壁をプリントした大型シートが、新校舎に掲げられた。
 中心メンバーの社会文化学科四年の阿波根優斗さん(21)=読谷村=から話を聞いていて、彼が墜落事故のことを「事件」と繰り返すのが気になった。否、正直に言うと、そのときは彼の言い間違えだと解釈し、記事でも「事故」と言葉を置き換えた。

 だが、時間がたつにつれ、事件という言い方は彼が最も腑に落ちる、当を得た表現だったのではないかと思うようになった。

 阿波根さんは当時、高校三年生。事故の実体験はない。それでも、風化させてはならないと切実な思いを抱くに至ったのは、おそらく先輩から聞いた話が墜落した瞬間の出来事だけではなく、その後の「事件」も含んでいたからではないか、と。

 米軍が大学を一時封鎖し県警の現場検証を拒否したこと、夏休みを理由に小泉純一郎首相が稲嶺恵一知事の面談要請に応じなかったこと、今も米軍ヘリが大学上空を飛び回っていること、これらはいずれも事件だ。

 事故というと、偶発的に発生したように聞こえるがそうではないいつ起きてもおかしくないと指摘されながら、政治の怠慢で放置された末に起きた事件であることを忘れてはならない。(渡辺豪)
                                     ◇     

記者の渡辺さんは、学生の誤記をあえて 「ヘリ事件」とし、

自分のイデオロギーに当てはめようとしているが、

誰が何といおうと、これは「ヘリ事件」ではなく、

「ヘリ事故」に違いはない。

米軍のヘリだという特殊性はあっても「交通事故」には違いなく、

その中の「航空事故」の一種に分類される・・・これは記者さんが一番ご存知のはず。 

航空事故といえば、今朝のニュースでスペイン空港で離陸失敗の為45人が死亡している。

航空事故:スペインの空港で離陸失敗、45人死亡 滑走中、左エンジン出火か(8/21)

この一ヶ月間を見ただけでも航空事故は二件も発生している。

航空事故:国道に小型機墜落、2人けが--大阪・八尾の市街地(8/19)

航空事故:小型機墜落、1人重体 長崎空港離陸直後(7/27)

沖縄に限って見ても、去年はこんなことがあった。

中華航空、沖縄那覇空港で駐機後に炎上

 

「ヘリ事故」を再発させないように、学生たちが運動を起こすのは結構なことだが、

イデオロギーを前面に出しすぎると、かえって逆効果にもなりかねない。

「ヘリ事故」を「原爆遺構」とを同レベルで扱おうという運動があったが、これは明らかに行き過だ。

 ⇒原爆遺構と沖国大の“壁”

 

「航空事故」と、日本国民を無差別攻撃した「大虐殺」とを、

同じ扱いにして大騒ぎするのは原爆被害者に礼を失する行為だと書いた。        

「ヘリ墜落」は事故であり、「攻撃」ではない

以下は再掲です。

                   ◆

ヘリ墜落3年 決意新た【写真】 沖縄タイムス沖国大の減り墜落事故跡を、原爆遺跡やゲルニカの壁絵に並ぶ戦争の遺跡にしようと言う運動がある。

これに対して、8月10日のエントリーで次のように書いた。

沖国大構内に墜落した米軍ヘリコプターの油煙跡の残る壁を保存する運動には理解も出来る。

だからと言って、幸いにして一人の死傷者も出なかった事故の“壁”と、死者数10万にも及ぶ広島、長崎の原爆遺跡とを同列に扱う神経を疑う。

基地被害を訴える余り「事故」と「大惨劇」を同列に扱うことは広島、長崎の被爆者に礼を失すると言うものだろう。

原爆遺跡と沖国大の“壁”を実際に見た者として、その余りにも大きな“意味”の差に、この文章をコラムとして報じる琉球新報に怒りさえ感じる。原爆遺構と沖国大の“壁”

 

基地被害を訴える余り「事故」と「大惨劇」を同列に扱うことは広島、長崎の被爆者に礼を失すると言うものだろう。

ここで原爆投下のことを「大惨劇」と表したが、これでは「事故」との本質的違いを表してはいない。

「大惨劇」ではなく、アメリカによる「大虐殺」と訂正しおく。

ヘリ事故も原爆投下も主体はアメリカだが、ヘリ事故の操縦士は事故を起こす意思はなく、ましてや「加害の意思」などなかったはずだ。

ところが原爆投下機の操縦士は明らかに「加害・虐殺の意思」で原爆を投下をしている。

ここで再び言おう。

一米兵の起こした「交通事故」と人類が犯した最大の罪である「原爆投下」を同列に扱うような「ヘリ事故跡保存運動」は原爆被害者を冒涜することになる。

 沖縄には米軍基地を売り物にしているお笑い集団もいる。
 笑いの力(8月11日朝刊26面)

                   ◆

 

何度も繰り返すが「住宅密集地に隣接する普天間基地が危険である」ということに異論はない。

ジュゴンのことを心配する前に、

まず危険なモノはとりあえず移転させるのが、

緊急の優先順位だと思うなだが・・・。

伊波宜野湾市長は、危険物の近くに建築の許可を次々としている。

普天間基地司令官は、区域内に小学校があるなど、伊波市長らが安全基準に違反していると指摘している。

クリアゾーン「違反ではない」 普天間司令官(2008.8.20)

逆に滑走路の近くの基地外に、なぜ、宜野湾市が建設を許しているのか疑問」と反論した。」
“無理解”メア氏 「近くに建設許す宜野湾市に疑問」

 

痛いところを疲れるとヒステリックになるのは人の常。

問答無用! 

出て行け!

メア氏は退島を」 普天間爆音訴訟原告団、要求決議を可決

理屈に負けたら出て行けかよ。

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