狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

李登輝氏の沖縄講演

2008-08-20 08:14:59 | 未分類

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「相手の嫌がることはしない」福田首相なら、中国がもっとも嫌がる「李登輝来日」を沖縄で認めるとは・・・。

しかも国立大学の琉球大学での講演も認めるとはどういう風の吹き回しなのかと思った。

李登輝氏、9月に沖縄訪問 大学で講演2008年8月10日 21:48
≪【台北10日共同】台湾の李登輝元総統が9月22日から25日までの4日間、大学での講演のため沖縄を訪問する。・・・関係者によると、講演は9月23日、琉球大で予定されている。≫

 

だが、やはり琉球大学での講演は中国様の逆鱗にふれると思ったのだろう。

講演会の場所は、宜野湾の「沖縄コンベンション劇場」で落ち着いた

沖縄問題も語る/李登輝氏来月23日講演
 ≪台湾の李登輝元総統を招いた講演会を企画する実行委員会の永井獏・琉球大工学部教授らは十三日、県庁で会見し、来月二十三日午後三時から宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で、「学問のすすめと日本文化の特徴」と題した講演会を開くと発表した。沖縄問題にも触れるという。≫
                                        

李登輝氏の日本の大学での講演会については、これまで紆余曲折があった。

2002年10月、慶應義塾大学の学術サークル「経済新人会」が学園祭「三田祭」での講演を依頼し、そのため李登輝氏の来日が伝えられた。

ところが、突然11月7日に学園祭の実行委員会が講演を却下した。

その後、会場を変更して講演が行われる予定だったが、

日本政府が李登輝へのビザの発給拒否し、

訪日と講演は幻に終わった。


≪2004年12月から翌年1月にかけて曽文恵夫人や長男(故人)の嫁、孫娘の李坤儀らを伴い観光旅行として来日。私人に対するビザを断る理由はないとしてビザが発給された。ただし、政治的行動をしないなどの条件を日本政府は求めたとされる。登輝は名古屋市、金沢市、京都市を訪れた。京都では母校である京都帝国大学(現・京都大学)時代の恩師である柏祐賢・京大名誉教授と再会を果たしたほか、京大にも訪れたが時計台のある本部キャンパスの敷地へ入ることはできなかった。≫(ウィキペディア)

李登輝氏は、慶応大学での講演会より、むしろ母校である京都大学での講演会を望んでいたと思われるが、

国立大学である母校での講演会を中国の目を気にする日本政府が黙認するわけはないのだろう。

京都大学はこんな非礼なことをしでかしている。↓

 京都大学が李登輝氏を門前払い http://dqn.news2ch.net/read.php/1104484604/

kyotodai 雨の中、京都大学に門前払いされ、母校を見上げる李登輝さん。


 

 

                ◇

 

琉球大学も国立大学には違いないので、「李登輝氏、9月に沖縄訪問 大学で講演」を認めてしまうと、

私立である慶応大学はおろか、母校の京都大学での講演も断る理由がなくなってしまう。

講演会場が、琉球大学から沖縄コンベンション劇場に変更になった舞台裏には、

李登輝側、琉球大学側、県、福田内閣そして中国様の思惑が入り乱れ火花を散らしたのだろう。

結局、福田首相が中国様にひれ伏して一件落着したと想像される。

                 ◇

でも、当初は講演会場が琉球大学に決まっていたことは、中国側から事前に何の許諾も得てなかったとは考えがたい。

今朝の沖縄タイムスの次の記事で納得した。

・・・李氏は「(ともに19世紀に)日本に併合された沖縄と、植民地となった台湾は歴史的に似たところがある」と指摘。「21世紀の沖縄で、かつての日本文化を伝えることは意味があると思う」と話した。・・・≫(沖縄タイムス 2008年8月20日)

なるほど、中国様は李登輝氏のこの辺の歴史観を捉えて、

「沖縄は日本の一県ではあっても、潜在的には中国に領有権がある」という本音を露にして、琉球大学での講演を認めたのだろう。

当初は、琉球大学での講演会と、

慶応大学や京都大学での講演会とは、

似て非なるものと考えていたのだろう。

琉球大学といえば、

「琉球独立」を煽る中国人の林準教授がいる大学。

沖縄併呑計画 林准教授のアンケート調査はヨタ話の類

琉球大学は自分の庭だと考えていたのだろうか。

 

ところが、こんな声が巷に上がってきて、

急遽会場変更を指示したのだろう。

 ≪琉球大学といえば、もちろん国立大学法人だ。報道では主催がどこなのかが不明なので、琉球大学が主催者なのか、単に会場だけなのかは明確でない。

 しかし、例え会場であったとしても国立大学で開かれる意義は小さくない。なぜなら、母校の京都大学で李登輝元総統の講演会が開かれてもおかしくないからだ。確かに昨年6月6日、総務省及び文部科学省の設立認可を受けた公立大学法人である秋田・国際教養大学で講演されているので国立大学法人での可能性も開けた。それが琉球大で開かれるとなると確実性が増したことになり、母校・京都大学での講演が完全に視野に入ることになる。
≫『台湾の声』  http://www.emaga.com/info/3407.html

 

【おまけ】

【チャイナ網路】台湾という“宗主国”

この記事によると、つい最近まで台湾も、

自身を沖縄の宗主国と思っていたようだ。

中国が台湾の宗主国と思うのなら、

当然、沖縄も中国の宗主国となるわけだ。

親亀の背中に小亀。

その背中に孫亀?

 

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