狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

百田発言のとばっちり、島尻氏と木原氏が沖縄2紙の標的に

2015-07-01 08:51:45 | マスコミ批判
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沖縄タイムスは6日連続で、本日の一面トップを「百田発言」関連の大見出しで飾っている。
 
6日連続もさることながら、毎日「百田発言」関連記事で、紙面を5~6面を埋め尽くす病的偏執性には溜息がでる。
 
いや、この偏執性は病的というよりビョーキそのものである。 適当な病院で相談するのを勧めたいくらいだ。 百田氏が「本気で潰れて欲しい」という気持ちもよくわかる。
 
合計五面に及ぶ本日の発狂見出しを、すべて網羅するのは疲れるので、一部抜粋して紹介する。
 
■一面トップ
 
自民議員 また報道威圧
 
「懲らしめる気はある」
 
厳重注意の大西氏
 
記事を抜粋するとこうだ。
 
大西氏は、安保法案が徴兵制に繋がる恐れを指摘する報道に関し「徴兵制は全く関係ない。 そう報道している一部マスコミがある。 懲らしめないといけないのではないか」と表明。 さらに「誤った報道をするマスコミに対して広告は自粛すべきだと個人的に思う」と主張した。 同時に「(自民党が)言論の弾圧をするなんて絶対にありえない」とも語った。
 
「大西発言」については記事を読む限り「誤った報道をするマスコミ」にたいして「広告は自粛すべき」と述べており、これをあたかもすべてのマスコミに対しての発言のように印象操作に必死のようだ。 
 
テレビで大西の発言の場面をみたが、間違いなく確信犯的発言である。大西発言は正しいし、何の問題もない。
 
              ☆
 
 
「百田発言」に関連した自民党議員は既に処分が決まっており、自民党や安倍政権を「言論弾圧」などと攻撃するのはお門違いになる。 
 
さらに、これ以上沖縄2紙が百田氏の発言を「言論弾圧」などと攻撃すると、それ自体がメディアによる個人の言論弾圧になってしまう。
 
その辺のジレンマに気がついた沖縄2紙は議員の中から次なる攻撃の獲物を見つけ出した。
 
本人は発言していないことを、「本人が発言」などとヤクザの言いがかりのような手口で、琉球新報の毒牙に掛かった一番目の獲物が来年の参院選に出馬予定の自民党県連会長の島尻安伊子参議院議員。 そして二番目の獲物が後述の木原議員である。
 
ご両名とも「発言していないのに「発言した」などと事実無根の大見出しで攻撃されている。
 
 
百田騒動の熱気が醒めやらぬ
6月29日、琉球新報の一面トップに次の大見出しが躍った。
 
 
 
琉球新報 2015年6月29日 7:09 

     島尻 安伊子氏

 島尻安伊子参院議員がことし3月に開かれた参議院自民党・政策審議会で、民報の放送番組やCMなどの過去のデータを蓄積する「放送アーカイブ」構想を議論した際に「先日の選挙では私の地元(沖縄)のメディアは偏っていた。あの時どうだったか調査するのは大事だ」と述べ、同制度を政治家が放送局の報道監視に利用する意向を示していたことが分かった。
放送アーカイブは国会で導入が議論されているが、制度骨子案は「文化的資産として放送番組を蓄積し利用する」としている。
 島尻氏の発言について、制度の趣旨を逸脱した政治利用の可能性を指摘してきた専門家は発言に懸念を示している。
 島尻氏の発言は27日に記者会見した糸数慶子参院議員が公表し、本紙も事実関係を確認した。島尻氏は本紙の取材に「政策審議会としての議事録はない」と述べ、「選挙-」を含めた発言内容は厳密には覚えていないとした。一方、「沖縄のメディアについて多種多様な意見を報道してほしいという思いはある。真意としてはその文脈のことを言ったと思う」と述べた。
 その上で「偏った報道の調査」について、「仮に言っていたとしても、個別な放送局名を挙げておらず、現在問題になっている百田尚樹さんの圧力発言や(自民党議員の)『マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番だ』といった内容の発言もしていない。質が異なる」と説明した。
 「偏向報道の調査」が放送アーカイブ制度導入の骨子案と異なる点については「党内部の勉強会だ。多様な意見があっていい。制度の骨子案も案であり、最終決定ではない」と述べた。関係者によると、この会合には党内部だけでなく放送アーカイブ制度の運用主体となることが検討されている国立国会図書館の総務部長らも参加した。
 一方、同問題の政治利用の可能性を指摘してきた専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科の山田健太教授は「発言はメディアの報道が偏向していることを前提に調査を求めるものだが、その延長線上には当然、個別番組に対し抗議をする、あるいは総務省に行政指導を求めるといった行為が続くと考えるのが自然だ」と述べ、報道への圧力を招くと指摘した。
 一方、島尻氏は2014年11月に開かれた講演会に登壇した際、県内メディアの報道について「報道ではなく扇動だ」と発言していたことが分かった。これについて島尻氏は「『そう言われている』と言ったという趣旨だ」とした。(島袋良太)

                          

琉球新報の悪意に満ちた飛ばし記事に対し、島尻議員が自身のブログで抗議した。

それがこれ。

 琉球新報の記事について

 今朝の琉球新報の記事について、厳重に抗議します。
記事の見出しに「放送アーカイブ 報道監視に利用 島尻氏が意向」とありますが、そんなことは私は一切発言しておりません。
この議論の発端は、この度の百田氏発言に対して記者会見した糸数慶子参議院議員が、関連して3月に行われた参議院自民党政策審議会勉強会での、私が講師に質問した内容が看過できないと指摘したことです。
この勉強会の議事録はなく、しかもこれに出席もしてない糸数議員がどこかからの伝聞で会見することに違和感を感じております。
琉球新報の取材には丁寧に対応しました。
正式に議事録はないですが、百田氏発言の波紋が広がっている中、同じような言論弾圧かのような誤解があってはいけないと思い、琉球新報記者にはちゃんと説明し、彼自身は理解してくれたのですが、次の日、朝の記事を見てビックリしたところです。
私の真意とは全く違う表現の大見出しだったのであります。
県連会長としてもきちっと対応してまいります
 
 
 
これまで沖縄2紙の捏造記事に対して被害にあった沖縄の政治家は泣き寝入りするのが常であった。
今回、島尻議員は琉球新報との「言った言わない」の論争に決着をつけるため、取材時の音源の提出を求めている。
 
 
島尻議員が本気モードで琉球新報に対して、取材の音源提出を求めたことに驚いたのか、琉球新報は「第三者に音源提供は応じない」という理由で拒否している。 
ところが島尻議員は第三者ではなく当事者である。 しかも来年の参院選を控え、このような事実無根誹謗中傷記事を書かれたら、名誉毀損による提訴も視野に入れてもう抗議すべきだ。
             ☆
 
 
■二番の獲物は木原議員
発言していないのに「本人発言」として、沖縄タイムスの毒牙に掛かった二番目の獲物が自民党の木原議員だ。
6月30日の沖縄タイムス一面に、木原議員が(慰霊祭で首相に暴言を吐いた男は)『県が動員」などと報道し、あたかも
木原議員自身の発言であるかのような印象操作した。

安倍首相に怒号「沖縄県が動員」自民木原氏発言

沖縄タイムス 2015年6月30日
 
●追悼式で安倍首相に怒号を浴びせた参列者は「動員されていた」

●自民党青年局長を更迭された木原衆院議員が動画サイトで発言した

●主催した一人、沖縄県議会の喜納昌春議長は「あり得ない」と絶句

 木原稔議員

木原稔議員

【東京】報道機関を批判する意見が相次いだ自民党の若手議員の勉強会の代表で、党青年局長を更迭された木原稔衆院議員(45)=熊本1区=が、23日の沖縄全戦没者追悼式で安陪晋三首相に怒号を浴びせた参列者について「明らかに動員されていた」と、インターネット動画サイトで述べていたことが29日までに分かった。主催した県は「動員などはあり得ない」としており、県内からの反発が一層強まりそうだ。

 木原氏は29日、沖縄タイムスの取材に応じず、事実関係の問い掛けにも答えなかった。木原氏の発言は25日の動画サイト「チャンネル桜」で配信されていた。だがこの動画は、29日夕までに非公開となっている。

 動画で木原氏は、翁長雄志知事が平和宣言を読み上げる際には拍手が起き、安倍首相のあいさつ時には「帰れ」などのやじが飛んだことを「極めて異様な雰囲気だった」「(首相へ)罵声を浴びせたのは一部の固まった席の方」「主催者は沖縄県である」などと解説。「たくさんの式典や集会を見ているから分かるが、明らかに動員されていた」と持論を述べた。さらに、「そういったことが式典の異様な雰囲気になった原因ではないか」とし、やじを飛ばしたのは県の動員による参列者との見方を示した

 追悼式の主催者の一人である県議会の喜納昌春議長は「いくら何でもひどすぎる。ゆゆしき発言で、悲しくなる」と絶句。「自民党に沖縄のことを何も知らない議員がいることが問題。末期的だ」と怒りをあらわにした。

 木原氏は25日、党本部で作家の百田尚樹氏を講師に招いて若手議員による「文化芸術懇話会」を開催。沖縄の2紙をはじめ報道機関に圧力を求める発言が出て問題となり、党本部は27日に木原氏を更迭した

                 ☆

記事のどこを読んでも木原氏が「暴徒を県が動員した」とは書いていないし、記者が「やじを飛ばしたのは県の動員による参列者との見方を示した」と勝手に推測にしたに過ぎない。

記者の単なる願望を一面トップに掲載し、木原氏の名誉を毀損している。

木原氏には、提訴を視野に入れた厳重な抗議をすべきである。

 【おまけ】

国会議員や宜野湾市議会が「言論弾圧の抗議声明」を議決する中、それ自体が言論弾圧に相当するとして抗議決議を否決した賢明な市議会があった。

本日の沖縄タイムス3面の最下部にこんな見出しが。

百田氏への抗議否決

豊見城議会「言論の自由」

「百田氏にも言論の自由がある」というのが否決の理由だという。

 

 

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コメント (10)

百田氏を言論弾圧する沖縄2紙

2015-07-01 05:05:14 | マスコミ批判

 

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百田氏の軽口を朝日が“言論弾圧”にすり替え沖縄紙が呼応する騒動


◆個人攻撃の異論封じ

 テレビに「秘密のケンミン・ショー」というバラエティー番組がある。その地方だけの行事や習慣を紹介する企画で、なぜだか大阪がよく登場する。マイクを向けると、ノリよく喋(しゃべ)ってくれ、話が盛り上がるからか。

 自民党若手議員の勉強会での「沖縄発言」が問題にされた作家の百田尚樹氏のフェイスブックを読んで、思わずこの番組が浮かんだ。新聞紙上では「沖縄の尊厳・報道の自由を威圧」(朝日27日付)、「言論統制の危険な風潮」(毎日27日付社説)と大騒ぎだが、氏によると、そんな大げさな話ではない。

 講演後の質疑応答という雑談で、誰かが「沖縄の二紙はやっかいですね」と言った言葉を受けて、「ほんまや、つぶれたらいいのに」と軽口で言ったにすぎない。部屋の中は笑いが起こり、その話題はそれっきりで、すぐに別の話題に移ったという(産経27日付ネット版)。

 さすがに大阪出身の百田氏、ノリよく「ほんまやー」と笑いを誘った。出席議員は「百田さんの話がめちゃくちゃ面白かったから、居酒屋トークみたいになっちゃったんだよ」と述べている(朝日27日付)。

 会合は私的なもので、非公開だった。百田氏はNHK経営委員を退任しており、一私人だ。言論をとやかく言われる立場にない。にもかかわらず、朝日26日付夕刊は1面肩で、「百田氏『沖縄2紙つぶせ』 自民勉強会で発言」と、百田氏に矛先を向けた。露骨な個人攻撃の異論封じだ。

◆真実伝えぬ沖縄2紙

 それほど百田氏の沖縄発言は問題か。誤解を招く表現もあるが、事実を突いており、問題ありとは思われない。例えば、次の発言。「左翼は沖縄に基地があるから、米兵が沖縄の女の子を強姦(ごうかん)すると批判するが、データ的にいうとひどいウソだ。米兵が犯したレイプ犯罪よりも、沖縄県全体で沖縄人自身が起こしたレイプ犯罪の方が、はるかに率が高い」

 その通りだ。2011年のデータ(沖縄県警「子ども・女性安全対策係」12年4月)によれば、米軍関係者による強姦・強制わいせつ事件は1年に1回あるかどうかだが、県民は毎週1、2件起こす。

 ところが、沖縄タイムスは不良中学生の売春まで米兵による「強姦事件」に加え(12年10月17日付)、琉球新報は「女性は安心して道を歩けない。米兵は沖縄を無法地帯と考えているのか」(同18日付社説)と強弁する。

 普天間基地について百田氏は、「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、今や街の真ん中に基地がある…基地の地主たちは大金持ち」と語る。みんなと言うのは言いすぎだが、そうした側面は実際ある。

 地元紙は普天間飛行場が「世界一危険」な象徴として基地隣接の普天間第二小学校を挙げるが、創立は1969年で、すでに飛行場が存在した。土地代が安かったので革新市長がフェンス沿いに作った。同じ理由で住宅や保育所、病院も建った。普天間飛行場の地主で、年間地料が1000万円以上の人は約80人いるから、「大金持ち」もいる。

 こんな具合に百田発言は特段、問題視することもない。ところが、2紙は共同抗議声明を発表し、「政権の意に沿わない報道は許さないという“言論弾圧”の発想そのもの」と断じている。

◆虚偽報道隠蔽も同然

 この批判は筋違いだ。百田氏は「政権の意に沿わない報道」ではなく、真実を伝えない報道姿勢を指弾している。それを言論弾圧にすり替えるのは虚偽報道の隠蔽に等しい。沖縄では不偏不党・公正な報道が存在しないのに堂々とまかり通る。とすれば、これこそ「秘密のケンミン・ショー」ものだ。

 それにしても非公開の会合がなぜリークしたのか。百田氏は言う、「部屋から退出しても一部の記者はドアのガラスに耳をくっつけて、盗み聞きしていたのだ。部屋の内側からガラスに耳がくっついているのが見えたときは笑ってしまった」

 「壁に耳あり、障子に目あり」。そんな暗黒社会をつくるなと左派メディアは通信傍受法や共謀罪に猛反対した。それが盗み聞きして異論つぶしだ。これは立派な暗黒社会だ。

(増 記代司)

 

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