狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「確定判決従う」が、「あらゆる手段で辺野古阻止!」翁長知事、移設訴訟が結審

2016-08-20 06:37:37 | 普天間移設

 

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お問い合わせ:090‐9780‐7272 ニシコリまで

            ☆

暴力団でも確定判決には従がう。

従がわなかったら暴力団より強大な国家権力で強制執行されるからだ。

だが、翁長県知事は「判決には従がう」が、しかし「あらゆる手段で辺野古阻止」と叫ぶ。

これでは暴力団以下ではないか。

それとも沖縄は「無法特区」なのか。

では違法確定訴訟の判決とは何か。

翁長知事が、「(県の)埋め立て承認取り消しに対する国の是正指示」に従がわないことが違法か違法かの一点だ。

翁長知事が敗訴確定したら、国の是正指示は有効、「県の取り消しは取り消し」、ということになる。

翁長知事は取り消し処分を取り消す(判決に従がう)と公言しているのだから、「あらゆる手段で辺野古阻止」には整合性がない。

この矛盾を県民に説得するのは困難と見たのか、本日の沖縄タイムスは特にこの件に触れていない。 

見出しも皆無である。

本日の沖縄タイムスから代執行訴訟関連の見出しを抜粋し紹介する。(赤文字は裁判長への不信の表れ)

■一面左トップ(右トップは「モノ者に一元化 昇降機故障」)

「民主主義に禍根を残す」

辺野古新基地巡る
違法確認訴訟結審

知事、尋問で訴え

■二面トップ

知事「協議不十分」

和解条項 解釈に溝

国「協議と訴訟並行」

県、訴訟指揮に強い疑念

「短期間での結審 残念」

翁長知事 審理の不十分さ強調

「沖縄の現状訴えた」 稲嶺名護市長 知事証言を評価

■三面トップ

県 上告探る動きも

辺野古違法確認訴訟

全面的に争う姿勢

【識者評論】

是正指示 従がう義務なし 

武田真一郎氏 (成蹊大法科大学院教授)

■第二社会面トップ

「勝つまで諦めぬ」

千人集結思い一つに

民意無視の国へ怒り

知事の闘い支援

外間さん つえを片手に参加

事前集会参加し

沖縄の現状理解

坂田さん親子

【傍聴記】

政権 訴えに向き合わず

屋良朝博さん(ジャーナリスト)

国と司法の関係懸念

高江・辺野古抗議団体ら

傍聴券求め270人 第二回口頭弁論

■社会面トップ

司法へ最後の訴え

知事、協議で解決望む

国側 強硬姿勢崩さず

辺野古違法確認訴訟

「協議の重要性伝えた」

知事、尋問終え安堵の表情

裁判長釈明に「驚き」県弁護団

辺野古移設訴訟が結審 沖縄知事「確定判決従う」

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設計画を巡り、移設先の名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した処分に対する是正指示に従わないのは違法として、国が翁長雄志(おながたけし)知事を相手取った違法確認訴訟の第2回口頭弁論が19日あり、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で結審した。

 翁長知事は本人尋問で「確定判決に従う」と明言。一方で弁論後の記者会見では「(敗訴しても)あらゆる方策で県内移設を阻止するのが公約だ」と強調した。辺野古移設を巡る初の司法判断となる判決は9月16日に言い渡される。

 翁長知事の本人尋問は代執行訴訟を含めて2回目。

 質問は3月の代執行訴訟の和解成立以降の出来事に限定されて実施された。翁長知事は「確定判決に従う」としたが、国側代理人による反対尋問の中で「(和解時点で)違法確認訴訟を予測しておらず、(判決後の相互の協力を確約した)和解条項の効果は及ばないと考える」とも述べた。

 翁長知事は県側の主尋問では、「県は国に協議を求めており違法ではない。国の主張がまかり通れば民主主義と地方自治に深刻な禍根を残す」と訴えた。

 高裁判決が出ても、敗訴した側が上告するのは確実で、最高裁判決は年度内にも言い渡される見込み。

 仮に県が負けても、埋め立て承認の「撤回」や、工事の設計変更が生じた場合に承認をしないなどの対抗策が考えられ、全面解決にはなお曲折が予想される。【吉住遊、佐藤敬一】

勝訴に政府自信

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る訴訟で、政府側は勝訴に自信を持っている。「安全保障は政府の専権事項」(官邸関係者)とし、翁長雄志知事による埋め立て承認の取り消しは認められないとの認識だ。

 ただ、今回の訴訟で勝てても、埋め立て工事で頻発する設計変更を巡って同種の訴訟が起きた場合について、福岡高裁那覇支部の1月の和解案は「(政府が)勝ち続ける保証はない」と指摘。3月の和解勧告でも対立の状況を「(国と地方の対等・協力関係をうたった)改正地方自治法の精神に反する」と批判しており、地元理解がないままの移設実現は不透明なままだ。【高本耕太】

 

時事通信

「裁判所は公平な判断を」=あらゆる方策で辺野古阻止-翁長・沖縄県知事

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、国が翁長雄志知事を相手に起こした不作為の違法確認訴訟が結審した19日、翁長知事は県庁で記者会見し、「短期間での結審は残念だが、裁判所には公平な判断を期待する」と述べた。
 同訴訟でこの日行われた翁長知事への尋問については、「これまでの国との協議がいかに不十分であったか、一連の問題解決にはいかに協議が重要であるかを伝えられた」と評価した。
 翁長知事は敗訴した場合の対応についても言及。国から出される設計変更申請などに対して、知事の権限を行使することを念頭に、「これから予測されるものは一件一件、適正に判断する。ありとあらゆる方策で辺野古に基地は造らせない」と強調した。(2016/08/19-20:52)

 

翁長知事「民主主義が困難に」 辺野古の違法確認訴訟が結審 9月16日に判決

 
 

 翁長雄志沖縄県知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手に提起した不作為の違法確認訴訟の第2回口頭弁論が19日、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で開かれ、結審した。本人尋問で翁長知事は、新基地建設問題を解決するため国と協議する重要性を強調。代執行訴訟の和解成立後も実質的な協議に応じずに提訴に踏み切った国の姿勢に疑問を呈して、是正の指示に従わなかったことは違法な「不作為」には当たらないと主張した。その上で「このような事態が繰り返されると、日本の民主主義・地方自治は今後大変な困難を窮める」と訴えた。判決は9月16日に言い渡される。

 尋問で翁長知事は、国地方係争処理委員会が県と国の紛争解決のために真摯(しんし)な協議を促す結論を出したことを繰り返し説明。和解後の国との協議について「本質的な議論はなかった」と指摘した。十分な議論を経ず、訴訟提起までの手続きを迅速に進めてきた国の姿勢には「地方自治の認識に大変疑問を持っている」と不快感を示した。
 敗訴した場合の確定判決に従うか、国側代理人から問われ「確定判決に従うのは行政の長として当然だ」と回答した。一方で、確定判決に加えて、その後も判決の趣旨に沿った対応を求めた代執行訴訟の和解条項9項については、対象となる訴訟形態が今回の不作為の違法確認訴訟ではなく、県が提起する「是正の指示の取り消し訴訟」だったとして、「この裁判には(効果は)及ばない」とした。
 弁論後の会見で翁長知事は、「公平な判断を示されることを期待する」と述べた。

                    ☆

冒頭に指摘した翁長知事の矛盾点「判決には従がうが、あらゆる手段で辺野古阻止をする」について、次のような屁理屈を捏ねている。

>敗訴した場合の確定判決に従うか、国側代理人から問われ「確定判決に従うのは行政の長として当然だ」と回答した。一方で、確定判決に加えて、その後も判決の趣旨に沿った対応を求めた代執行訴訟の和解条項9項については、対象となる訴訟形態が今回の不作為の違法確認訴訟ではなく、県が提起する「是正の指示の取り消し訴訟」だったとして、「この裁判には(効果は)及ばない」とした。

是正指示が有効であれば、翁長知事は埋め立て取り消しを取り消しして、辺野古埋め立てに協力するのが「判決に従がう」の意味ではないか。

こんなヘリクツで納得するほど県民はバカではないと思うのだが・・・。

それに翁長知事が、自分が取り消した仲井真前知事の埋め立て承認に審理が遡らぬよう固執したのも不可解だ。

仲井真前知事の埋め立て承認に法的瑕疵があれば、翁長知事の取り消しは有効となり、結果的に国の是正指示には>従がわなくても良い、ということになるではないか。

疑問だらけに翁長知事証人尋問である。

来月の16日が待ち遠しい! 

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