辺野古埋め立て地のサンゴ採捕で審査申し出、沖縄県
- 日本経済新聞 2020/3/30 19:00
沖縄県は30日、米軍普天間基地(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古の埋め立て予定海域で見つかった小型サンゴ類について、移植のため特別採捕を許可するよう江藤拓農相が是正指示したことを不服として、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出た。
防衛省沖縄防衛局は昨年、計約3万9600群体の特別採捕許可を沖縄県に申請した。県によると、農相は3月7日までに許可するよう求めたが、県は水産資源保護の観点から審査中で判断に至っていないなどと回答していた。
玉城デニー知事は県庁で記者団に「県の対応は正当で、是正指示を受けるいわれはない」と述べた。県は、埋め立て予定海域にある軟弱地盤の改良に伴う環境保全措置などについて、沖縄防衛局から十分な説明がなされておらず、審査が継続中だと説明した。
一方で県は、辺野古を巡る訴訟の一つが係争中だったことを理由に判断しないことにしていたが、同訴訟は26日の最高裁判決で県の敗訴が確定した。〔共同〕
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辺野古移設を巡るデニー知事と国との対決は、3月26日県の上告を受けた最高裁が弁論無しで棄却した。
この最高裁判決により「辺野古問題」は終結したはずだ。
いや、実は「辺野古問題」は翁長前知事の時代に集結していた。
翁長知事時代の2016年12月、最高裁が判決により、仲井真元知事が下した埋め立て承認に対する「取り消し」が違法と確定した。
その時点で、翁長知事の「辺野古阻止」は終結していたはず。
ところが翁長知事は「撤回」を含む「あらゆる手段で辺野古阻止」の遺言を残して死去。
翁長氏の後継者を自認するデニー知事は、「取り消し」を「撤回」に置き換えて国と対決した。
その法廷闘争は、翁長氏知事が「取り消し」で作った台本通りの法廷闘争をしたため、今年の3月26日、最高裁は県の上告を棄却。県の全面敗訴が確定した。
翁長・デニーと2代続いた県と国との「辺野古闘争」は3月26日の最高裁判決で県の敗訴確定に「ダメ押し」をした結果となった。
県の支援をしてきた沖縄タイムスですら、今回の最高裁におよる「ダメ押し」を見て、県の「方針転換」を主張せざるを得ない現状だ。
これ以上県民の血税を浪費する無駄な法廷闘争は止めてほしい。
さもなくば、県民によるデニー知事の職権乱用により法定費用返還の住民訴訟が起きる可能性がある。
ところが性懲りもなく、デニー知事は係争委に審査申し立てをするという。
係争委に対する審査請求は過去に何度も却下されている。
判例に従えば、今回の審査請求も却下が明白だ。
初めから結果が判明している無駄な争議に県民の血税を浪費するデニー知事の職権乱用を許してはならない。
【関連動画】
❶志村けんさん死去
❷最高裁、沖縄県の上告棄却、県の敗訴確定
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当日記管理人は、翁長知事(デニー知事)を相手取って複数の裁判を係争中です。 代理人弁護士には手弁当でご協力いただいていますが、訴訟費用の資金難で交通費、宿泊代などの実費支払いや、説明会場を借りるのも厳しい状態です。
直近では3月19日、デニー・リマ談合疑惑(会食癒着疑惑)でデニー知事を提訴しました。(※知事を提訴!デニー・リマ談合糾弾訴訟!「癒着を疑われるのも当然だ」会食問題で識者 就任1年、デニー知事に火種えお参照)
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