筆者はこれまで、何度も依田啓示氏は「大嘘つき」と批判してきた、現在でもこの認識は変わっていない。
コメント欄で、「我那覇Ⅴ依田討論」による保守分断を憂う安仁屋政昭様のコメントに次のように返事した。
- 安仁屋政昭さま
この問題は、イデオロギーの対立とか保守分断などの「見解の相違」と言った高尚な議論ではありません。
嘘つきか否かの、極めて単純な問題です。
嘘の上に嘘で塗り固め、大嘘を吐く「病的に嘘を吐く人物」の嘘はテレビ討論では見た目の印象で判断され、内容は二の次になるのが問題なのです。
彼等はいくら理屈や証拠で反論しても、息を吐くように嘘を吐くので厄介です
先に紹介した左翼ブログ氏の依田氏に対する評価は「大嘘き」という点では奇妙に一致する。
イデオロギーの違いや歴史観の違いはあっても、「大嘘つき」を忌み嫌う点では一致するから不思議だ。
左翼ブログ氏が、依田氏について書いた最新記事を紹介しよう。
あの嘘つき依田啓示が県議選に立候補!?
(前略)
さて随分前置きが長くなったが、依田啓示について語る前に、政治家が嘘をつくとはどう言うことか、安倍晋三を例にとることで、政治的背景を少しばかり説明してみたかっただけである。
我那覇真子と依田啓示の討論番組を紹介して論評した後、依田自身が討論そのものをどう振り返ったのか知りたくて、動画を探しているとなんと、6月7日に投開票予定の県議選に出馬表明する依田の動画があるではないか。
依田啓示氏(那覇市区)2020沖縄県議会議員選挙立候補表明者
立候補の噂はなんとなく知ってはいたが、まさか本当に立候補するとは正直、驚天動地である。何故なら、以前述べたように知る人ぞ知る、依田啓示は嘘をつく性癖のある人物だからである。
厄介なことに、依田は喋りがうまい。理路整然と話すコツを身につけている。そんな見てくれの良さで嘘をつくから、事実関係を知らない人が嘘を見抜くのは非常に困難である。
依田は「巧言令色鮮し仁」の言葉がそのまま当てはまるような人間だ。そんな御仁が県会議員になるとどうなるか、結果は初めから見えている。ミニ安倍晋三だ。
ネットを見ない多くの有権者のうちのある者は、依田の語り口に魅了されて貴重な一票を投じるかも知れない。それで仮に依田が当選(ぼくの予想は落選)したとする。滑り出しは何事もないとしよう。しかし、日にちが経つにつれ依田の嘘つき性癖が次第に明らかになり、貴重な一票がムダだったと悟った時は後の祭りだ。故に後悔先に立たず。
有権者の皆さん、くれぐれも気をつけたほうが良い。嘘つきは政治家には向かないのだ!
嘘をつかない誠実な人柄、これが政治家に求められる最低限の基準だろう。嘘つきが政治をやるとどうなるか、その立派な見本が安倍晋三である。数々の悪政を積み重ねた結果、今、安倍晋三は苦境の真っ只中にいる。国家の礎となる有権者を嘘で騙して物事がうまくいくはずがない。
(略)
依田啓示が当選したら、ミニ安倍晋三になるのは間違いない。理由は、嘘つきという点で同類だからだ。そう言えば、同類が他にもう一人いた。
ボギーてどこん(手登根)だ。彼は3年前の参議院選挙で政党「日本のこころ」から全国比例区で出馬したのだった。ネットで散々嘘をばら撒いておきながらの国政選挙。嘘の礎石に立ってうまくいく筈がない。そして絵に描いたような落選。依田も同じ轍を踏む結果になるのは容易に見て取れる。
依田啓示とボギーてどこんがネットで流した数々の嘘について知りたい方は是非、Osprey Fuan Club ネトウヨ対策課 をご覧いただきたい。
世界広しと言えども、完全無欠の人間など一人も存在しないことは誰でも知っている。人間は必ず誤りを犯し失敗する。人間存在の在り方が実存である以上、当然のことである。
しかし、そうであるとは言へ、話の終わりに沖縄の先人の言葉を噛みしめるのも、そう悪くはないだろう。
まくとぅゆゐふかに道やねさみ(誠より他に道はなし)
【おまけ】
先日紹介した「保守分裂」を喜ぶ記事を再掲しよう。
我那覇真子 vs 依田啓示 原理主義的保守活動家と嘘つき野郎の醜態
今日の友が明日の敵になったり、その逆もあったりするのは人間社会の常だが、チャンネル桜「沖縄の声」のキャスター同士が嘘をついたの言わなかったのとお互いに非難し合い、どちらの言い分が正しいのか、決着をつけるために公開討論を行い、その様子を録画した動画が配信された。
当事者が我那覇真子と依田啓示であると知って、正直ビックリした。というのも二人は「沖縄の声」のキャスターとして、同じ価値観を共有し、強い仲間意識で結ばれていたはずだと思っていたからである。
「沖縄の声」は、本土の保守層に少なからず影響を及ばしている番組だ。そして、ぼくがブログを発信する直接のきっかけになったのは、「沖縄の声」の存在であった。
彼らの主張は、左翼批判を超えて郷土・沖縄を貶めている。沖縄の実情をよく知らない本土の保守層が彼らの主張を鵜呑みにし、ネット世界で沖縄を攻撃する。これは許せないと思い、反対の論陣を張るためにブログを開設したのである。
そんな経緯もあるので、我那覇と依田の仲違いは、ぼくにとっては朗報と言って良い。それでは早速、動画を見ることにしよう。
動画はパート1と2に分かれている。1が2時間余、2が3時間余の長丁場だが、我慢してみるだけの価値はあると思う。我那覇と依田の人間性が浮かび上がってくるからだ。
ぼくは当ブログで、我那覇と依田を何度か批判したことがある。我那覇を原理主義的保守活動家として。依田を嘘つき野郎として。
さて、討論における我那覇真子と依田啓示はどうだろうか。子供と大人というのが最初に受けた印象だ。もちろん子供は我那覇真子で大人が依田啓示。
我那覇は終始興奮し、討論の最終場面では口をひん曲げて一人で喧嘩腰に喋りまくる。まるでヒステリーをおこした闘鶏のようだ。そして自らの非を一切認めようとしない。
依田の方は終始落ち着いて冷静であり、一切の非を認めようとしない我那覇と違い、相手の言い分を認めるところもあり、さりとて、大事な論点のツボはしっかり押さえている。
ぼくの判定は、明らかに依田の勝利だ。と言いたいところだが、どっこい、それはあくまでも表面的に見た場合という条件付きだ。
依田啓示は紳士然としてはいるが、実は嘘をつく性癖がある、というのがぼくの評価である。冷静かつ理路整然と話すために、多くの聞き手は騙されやすいのだ。
彼がネットで流したデマや嘘の数々について、Osprey Fuan Club ネトウヨ対策課 に記録が残っているので関心のある方は、ぜひ参考にしていただきたい。
その数ある中から、宜野湾市の保育園に米軍ヘリから物が落下するという事件があったが、その時、この事件は園長のデマだと言って嘘をでっちあげたのが依田だった、という記録をご覧いただければと思う。
ニュース女子の依田啓示氏、保育園落下事件を「捏造事件」と主張し、牧師二人に対してあきれるほど恐ろしいウソ話を紡ぎだす。 - Osprey Fuan Club ネトウヨ対策課
さて、我那覇真子は依田と違って嘘をつくような人間ではない。彼女の致命的欠点は原理主義的保守思想に凝り固まっているということだ。真面目で潔癖症なのだ。
自ら設けた原理主義的保守思想という一定の枠からはみでたものは、すべて左翼かリベラルの烙印が押されてしまう。自らが信じる原理主義的保守思想は、この世で唯一絶対的なものであり、それを批判する者は、誰であろうと断じて許してやるものか。
その揺るぎなき信念と潔癖さは、依田との討論を見れば誰でも納得がいくのではないだろうか。彼女のそんな性格をよく表した場面がパート2にあるので、興味のある方は確認していただきたい。特に最後の10分前後の箇所。
嘘は付かないが、原理主義的保守思想に染められた潔癖症の我那覇真子。理路整然とした話術に長けた嘘つき野郎の依田啓示。
表面上は、子供(我那覇)と大人(依田)の討論のように映るが、実態は保守を自称するどうしようもない人間同士の、中身のない言い争いにしか過ぎないのだ。
ついでに言うなら、「沖縄の声」には、これまた大変な嘘つき野郎のボギー手登根と、幼稚な民主主義論をライフワークとする又吉康隆もいる。ぼくは当ブログで2人とも批判している。
最後に一言。今月15日は祖国復帰記念日である。水島総氏は、その日は例年、仲間を連れて来沖し、辺野古に行って一人一人が巨大な日の丸を持って、そこで米軍(占領軍)基地建設反対運動をする人々に説教を垂れて批判するということをやる。
おそらくコロナ騒ぎで今年はこないだろうと思うが、もし来たら、徹底的に批判するつもりだ。