狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ねずみ講

2007-09-22 07:02:08 | 教科書

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那覇日経、「集団自決」45人学ぶ 事前学習で生徒に怒り

県民大会を前に「集団自決」などについて学ぶ生徒ら=20日、那覇日経ビジネス工学院

 9月29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に特別授業の一環で1200人の生徒、教師が参加する那覇日経ビジネス工学院(島袋永伸学校長)は20日、「集団自決」などに関する事前学習を行った。事前学習には、メディカルスタッフビジネス科の生徒ら45人が参加した。
 同院情報工学科の国井正昭講師が沖縄戦の概要や新聞記事を基に「集団自決」について説明した。その後、高校歴史教科書検定の修正前と修正後を比較し「日本軍の関与があったことを削除しようとしている。『集団自決』した人々は自発的だったととらえられかねない。高校生が読んでどう思うか」と指摘した。
 生徒は「本当に隠そうとしているからむかつく」などと疑問視。大城舞子さん(19)=南城市=は「授業を受けて沖縄の真実からかけ離れていることに怒りを感じた。東京にも声を届けたい」と話した。事前学習は28日までに22クラスすべてで行われる。

(琉球新報 9/21 10:04)

                     ◇

今沖縄では「集団自決」関連なら何をやっても新聞は記事にしてくれる。
 
職業学校の授業が写真入で記事になっらり。
 
巨大葉書を作っても、記事になるし、(巨大はがきで撤回アピール/浦添市職労

ドサクサ紛れに過去の曲を発表してもも記事になる。(「白玉の塔」県民大会で歌唱 歌通し後世へ

マスコミは直前に迫った「県民大会」への参加動員にはなりふり構わず手段も選ばない様相だが、20日の琉球新報社会面トップを飾った記事で、動員人数を増やすにはネズミ講が一番だと妙な連想に走った。

「高利配当」2月停止 L&G全国に被害拡大か

出資した協力金の預かり領収書

 高利配当をうたい、沖縄を含めた全国各地で多額の出資金を募っていた健康関連商品販売会社「L&G」(波和二代表、本社・東京都)がことし2月ごろから、現金の配当を停止していたことが20日、出資者らの話で分かった。L&Gを相手に元金返還などを求める訴訟も全国各地で相次いで起こされており、那覇地裁でも同日、浦添市の女性を原告とした訴訟の判決でL&G側に300万円の支払い命令が出された。別の被害者を支援する東京の弁護士は「1500億円の出資金を募り倒産した全国八葉物流に匹敵する被害が予想される」と指摘しており、同社をめぐる問題は今後一層表面化しそうだ。
 L&Gは宜野湾市に沖縄営業所を置き、県内出資者を募っていた。沖縄営業所は琉球新報の取材に対し「本社に問い合わせてほしい」と話し、本社は「代表がいないので解答できない。代表が戻り次第、確認して折り返し連絡する」と話していたが回答はなかった。
 県内出資関係者の話によると、会員は全国に約5万人いるというが、詳しい出資金の総額や県内出資者数、出資額などは不明な点が多いという。
 L&Gは3、4年前か「協力金」名目で一口100万円が1年後には136万円(年率36%)になると説明し、不特定多数から集金していた。2007年2月以降に現金による配当は停止し、事実上、破たん状態に陥っているとみられる。
 静岡県でも女性2人が総額3千万円の元本返還を求めた提訴を起こしている。今年、東京で開催された全国大会で波代表は「66人の被害者による元本返還などの訴訟が起き(会社の)口座が差し押さえられ、配当できない状況にある」と話していたという。
 提訴した浦添市の女性は06年12月、300万円を出資した。しかし翌年2月に解約の意思を示すとL&G側は「捏造(ねつぞう)報道により当社の資金環境は非常に厳しい」として一方的に支払延期を通知し、現在も返還に応じていない。
 原告の女性は「盲目的に信じている人たちがいる。これ以上犠牲者を出さないために提訴に踏み切った」と話した。
 東京で訴訟を起こした内藤満弁護士は「明らかに出資法に抵触している。倒産しないためには永遠に新規会員が増え続けなければいけない。いずれ必ず破たんする」と指摘した。(宮城征彦)

(琉球新報 9/21 9:54)

                     ◇

今から三十数年ほど前、アメリカ生まれの大型ネズミ講が初めて日本に上陸し日本中を騒がした。

その名は「ホリデイマジック」と称して化粧品販売を「マルチ商法」で販売すると標榜していた。

当時、化粧品の販売方法には資生堂に代表される店頭販売法とポーラに代表される訪問販売があったが、ホリデイマジックは第三の商法と称する「マルチ商法」でこれを販売すると宣伝していた。

今ではマルチ商法というと詐欺まがい商法の代表と思われているが、その頃はアメリカで生まれた新しい商法という触れ込みで、勿論現在のようにこれを規制する法律もなかったので、マルチ商法という名に詐欺的意味を感じる人はほとんどいなかった。

結局は化粧品の販売というのは目くらましで、実際は「販売権」という架空の権利を売買するのが目的で、その説明会に顧客を勧誘すれば専門のアジテーターが「このシステムがいかに儲かるか」と言葉巧みに扇動し、顧客に投資させその顧客を会場に動員した会員に配当金が配られるという仕組みだった。

いわば化粧品を餌にした巨大ネズミ講だった。

このアメリカネズミ講は全国に先駆けて沖縄で異常に拡大した。

ホリデイマジック以外にも沖縄で異常増殖したマルチ商法は数多くある。

いずれも目くらましの商品の販売を宣伝するが実態はネズミ講そのものである。

では何故沖縄でネズミ講が増殖しやすいのか。

それは沖縄は「結いマール」社会といわれ「むえー(模合)」と呼ばれる無尽講が社会のいたるところで行われているという事実である。

無尽とは金融の一形態であり、複数の個人や法人等が講等の組織に加盟して、通常は一定の金額を講等に払い込み、入札や抽選によってその払い込み合計金額を受けるシステムである。

友人同士の親睦のための「模合」は別として、金融のための「模合」への勧誘は信用のある人を主催者に立てると、続々と参加者が増えるというのが一般的である。

ところが信用があると見えた人が実際は借金だらけで「模合」が崩れる話は沖縄では決して珍しくはない。

このような沖縄の社会環境では人間の楯横のつながりが重要で、そのため結婚式や葬式に集まる人数の多さは他県の人を驚かす。

上記記事の健康関連商品販売会社「L&G」も結局は「ホリディマジック」の変容したネズミ講なのだろう。

石川五右衛門は「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」と辞世の歌を歌ったが、

沖縄では時代が変ってもネズミ講の種は尽きないようだ。

ところで、昨日のエントリーで新聞社の扇動に煽られて沖縄中が「県民大会」に動員される様子を評して「ネズミ講」を連想すると書いたら、読者の「鴨川」さんから次のようなコメントを頂いた。

ネズミ講 (鴨川)
2007-09-21 16:32:30

ネズミ講とは言い得て妙、です。
ある方のブログに「『大会に参加しろ、ついでに5人集めて来い』と普段お世話になっている人から言われた」という内容の日記がありました。
単に数を集めればいいのだという意図が見え見えですね。
数日前の新報には北海道大学の先生のインタビューが掲載されており、「検定は自由と民主主義に反する」といった内容でした。やはり検定反対派は、歴史は世論で自由に修正できると思ってるんでしょうね。

「県民大会に5人勧誘したら○○円配当」といった巨大ネズミ講が県民大会への動員に行われる。・・・悪夢だ。

三十数年前の若き日、『マルチ商法を斬る アメリカ版大型ネズミ講の上陸,』(コスモス出版)という本を出して当時のベストセラーになったことを想いだした。

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給油謝意決議は姑息でみっともないですか

2007-09-21 19:52:58 | 外交・安全保障

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社説】東京新聞
給油謝意決議 姑息では見透かされる(9月21日)

 インド洋での日本の給油活動に謝意を表明した国連決議が採択された。政府が働きかけての唐突な決議は、対テロ戦争で悩ましい問題を抱える国際社会に姑息(こそく)と映らないか。それが心配だ。

 採択された安保理決議は、タリバン政権崩壊後のアフガニスタン新政権を支援するため結成された国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長を認めるものだ。二〇〇一年採択以来毎年延長され、来月半ばの期限切れが迫っていた。

 決議本文は延長を認めるだけの短いものだが、前文で北大西洋条約機構(NATO)の活動や米軍中心の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)の必要性などに触れることで決議全体の意義付けをしている。

 謝意は「NATOの指導力や海上阻止行動を含め、ISAFとOEFへの各国の貢献に感謝を表明する」との表現で示されている。具体的な国名は記載されていないが、「海上阻止行動」の部分が「日本の貢献への謝意」(ハリルザド米国連大使)だとされる。

 肝心のアフガン情勢は、先月国連に提出されたNATO事務総長の現地報告が、北、中部などでの武装勢力掃討に一定の成果を認めつつ、南部を中心に暴力は依然続き、発生件数は昨年同期の二倍に達していると指摘している。イタリアの記者、韓国やドイツの民間人の悲惨な拉致事件も記憶に新しい。

 悪化する治安に参加各国の事情もさまざまだ。北部を中心に約三千五百人の兵力を派遣するドイツはこれまで三十人近い犠牲者を出し、国内世論は撤収論が大勢を占める。危険な南部地帯に展開している英、カナダ、オランダには、展開を拒む各国に対する不満も出ている。

 日本はISAFに直接参加せず、海上自衛隊による給油活動を続けてきた。安倍晋三首相は退陣表明直前の日米首脳会談でこの活動の根拠法であるテロ対策特措法延長を「国際公約」したが、延長阻止方針を堅持する民主党の反対で、めどは立っていない。日本政府が米国に強く働きかけ、活動継続へ国際的なお墨付きを得ようとした構図が浮かぶ。

 決議に当たってロシアのチュルキン大使は海上阻止行動が国連の枠外の話であることを理由に棄権に回った。特定国の国内事情を優先した決議だ、とも批判している。

 民主党は活動継続には国連のきちんとした権威づけが必要だ、と反発している。形だけを取り繕ったような決議には与党にも効能を疑問視する声がある。今後の論議をより複雑にした面も否めないのではないか。

                      ◇

>インド洋での日本の給油活動に謝意を表明した国連決議が採択された。政府が働きかけての唐突な決議は、対テロ戦争で悩ましい問題を抱える国際社会に姑息(こそく)と映らないか。それが心配だ。

民主党を応援する東京新聞としては、国連が決議文で日本への「謝意」を示したのでは国連決議を崇めたてる小沢党首の面目がつぶれないようにせねばならぬ。

そこで09/20時事通信「 政府の働き掛けを批判=国連「謝意」決議採択で-民主・鳩山氏」にある鳩山氏のいちゃもんを丸呑みで社説に反映したわけだ。

鳩山氏は、決議に「謝意」を盛り込むよう日本政府が働き掛けたことについて「感謝は強要するものではない。民主党を賛成に回らせる手段の一つだろうが、非常にみっともない」と述べ、政府の対応を厳しく批判した。≫(時事通信)

国連が国際政治の駆け引きの場となり、外交官やロビイストの独占物と化し、今までの日本はカネは出しても口は出すなで常に蚊帳の外にあった。

日本が安保理各国に働きかけて決議に日本への「謝意」を盛り込むことに成功したのは日本外交の格段の進化であり誇りこそすれ卑下するいわれはない。

鳩山氏も東京新聞も、「非常にみっともない(鳩山)」とか「姑息と写らないか(東京新聞)」と恥じ入ったり、心配したりしているが、国連安保理で決議された給油に反対して日本が孤立化することは気にならないのだろうか。

>日本政府が米国に強く働きかけ、活動継続へ国際的なお墨付きを得ようとした構図が浮かぶ。 

小沢党首が金科玉条にする「国連主義」なら国連のお墨付きは有難いはずで、反対する理由は見つからないはずだが。

議決は賛成14カ国でロシアは反対ではなく棄権。

結局決議は成功したのだがそれを議決が失敗したかのように吹聴する朝日新聞の切歯扼腕する姿が次の記事に現れている。

決議分裂「日本のせい」、安保理各国に反感 給油謝意(2007年09月20日13時06分 朝日新聞

 テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するため、日米が目指した「国連決議によるお墨付き」は、ロシアの棄権という想定外の結果に終わった。

 ロシアのチュルキン国連大使は決議の本来の目的である国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長を、米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)からはっきり区別。「(OEFの有志)連合の活動は国連の枠外のものだ」と言い切った。

 背景には「安保理の一員でもない特定の国」(チュルキン大使)の国内事情を、安保理決議の交渉に持ち込んだ米国への反発がある。米国は前文をいじるだけなら全会一致に持ち込めると踏んだが、読み違った。

 全会一致が崩れた原因が「これまでなかった海上阻止活動への言及」(同大使)にあるのは明らかだ。各国は「分裂は日本のせいだ」と見ている。賛成した中国の劉振民・国連次席大使も「全会一致を目指す努力を怠ってはいけない。これが前例とならないことを願う」とくぎを刺した。

 来月半ばまで任期が残っているISAFの任期延長を急いだのには、同じく安保理外のドイツの事情もある。独連邦議会は20日からISAFへの派兵延長を議論する予定で、安保理決議が必要だった。結果として、欧州勢が採決を強行した。

 チュルキン大使は採択後、記者団に「議論が尽くせなかった。全会一致にはもう1日必要だった」と強調した。ロシアの協力を取り付ける時間が与えられないまま、不完全な成果と日本への反感だけが残った。

                       ◇

マスコミは必死になってロシアの「棄権」に重大な意味を持たそうとするが、その絶好の例を「NEWS23」での田勢康弘早稲田大学大学院教授のコメントに垣間見る。

以下のテキストは「Let's Blow! 毒吐き@てっく 」さんより引用。

田勢康弘 : 決議案を、是非採択して欲しいということで、どうも日本も働きかけたようなんですが
ロシアが言ってるような、一国の内政上の理由を先行させて、えー、安保理の団結を乱した、と、
まあ、ロシアは棄権したわけなんですけども・・・

麻生太郎 : ロシアが今まで安保理の団結の為に、一回も反対しなかったことなんてないでしょうが
何回も反対してきたじゃないですか

僕は、そこはちょっと田勢さん、ロシアの話に行って・・・
なんか言いがかりっぽく言われる話ってのは、よくある話ですが、

少なくとも今の段階で、14対1と言えば、普通は、まず常識的には「可決」

ロシアの言ってるのも、給油活動に反対しているんではないんであって、
基本的には、拙速である、という話を、しているだけの話

私にはそう見えますよ

田勢康弘 : (打ちのめされてアウト)

アナウンサー、次の話題に・・・

この田勢という男、テレビ朝日の「TVタックル」でもちょいちょい顔を出してサヨク丸出しのご高説を垂れているが、元々日経の政治記者上がりで、こんな男でも大学院の教授が務まるかと思うと早稲田の大学院も地に落ちたものだ。 

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まるで開戦前夜!チラシ完成 30万枚配布

2007-09-21 07:16:58 | 教科書

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チラシ完成 30万枚配布

 「教科書検定意見撤回を求める県民大会」のチラシ=写真=が19日、完成した。30万枚を各地域の実行委や公立の小中高校を通じて配布し、地域や各家庭に参加を呼び掛ける。

(9/20 10:44)全文 >>> 

 

■ヌーの群れの連想■

 「県民大会」まで10日を切った。

人口の3割に、も及ぶ膨大な量のアジビラも出来たも出来た。

土俵に駆け上がってビラを撒こうとした女性の抱えたビラとは規模が違う。(そんなの関係ない、・・・か)

新聞は毎日「○○が参加」とアジビラをバックアップしているが、まるで開戦前夜の様相。

どこからか「軍靴の響き」とともに、「撃ちてし止まむ」 「鬼畜検定」といった戦意高揚の標語も聞こえてきそうな勢いだ。

標語といえば、「一億一心」 「進め一億火の玉だ」の他に 「一億玉砕」 もあったようだ。

新聞の旗振りに従って「県民大会に」集まる県民の姿を想像し、唐突だが、動物ドキュメンタリーでよく見る「リーダーに追尾し雪崩をうって崖を落ちていくヌーの群れ」を連想してしまった。

  • 中山委員長が大会で意見表明 県教委、全委員参加  (9/20 10:43)
  • 県民大会成功へ 中城実行委発足  (9/20 10:42)
  • 北中城村でも参加呼び掛け  (9/20 10:42)
  • 南風原町も結成 取り組みを検討  (9/20 10:41)
  • 粟国も全議員参加  (9/20 10:40)
  • 九子連に決議要請 検定意見撤回で沖子連  (9/20 10:40)
  •  

    ■ヒトラーも「民意」の結果だった資格

    同じ日の琉球新報は上記以外にも「声」欄で渡嘉敷在住の源哲彦氏(61歳)が「検定撤回の潮流」というタイトルで投稿している。

    ≪(前略)来る9月29日に開催される「教科書検定意見撤回を求める県民大会」は、今や全国的な“潮流”(世論の流れ)となっている。 もはや、政府(文科省)の力では、とてもじゃないが止めようがない状況になってきている。 「世論」こそが、国を動かすのである。≫(タイムス「声」欄)

    ここでもう一つの連想。

    熱狂する国民の前で拳を振り上げて叫ぶチョビ髭の男の姿。

    そう、ヒトラーは国民投票の熱気の中で総統という最高権力を手にしていた。

    「教科書記述変更」は群集の熱狂で行うものではない。

    この源氏は9月1日の沖縄タイムス、と9月8日の琉球新報の「論壇」にも「集団自決」関連の投稿をしている。

    20日間で地元紙に三回も同じテーマで投稿しているのでいわば投稿のプロともいえる方だろう。

    9月1日のタイムスの「論壇」で、源氏は、

    軍命存在の唯一の“物的証拠”とされる手りゅう弾の配布の証言者富山氏の証言を、「富山氏は生前「真実は今や私だけが知っている。 その真実は墓場まで私が持っていく」といったのを直接聞いた事がある。」(沖縄タイムス)と記述している。

    源氏が富山氏の生前「その真実は墓場まで私が持っていく」という言葉を直接聞いたとすると

    富山氏が今まで話してきた証言は嘘だということになる。

    富山氏は(何らかの目的の為に)嘘を「村史」に残して、

    真実は墓場の中まで持っていったことになる。

    計らずも源氏は富山氏の生前漏らし言葉を直接聞くことにより富山氏の嘘を自ら証言する形になった。

    「真実」は墓の中まで 「虚偽」と「真実」の戦い 「集団自決」訴訟

     

    【追記】今日のエントリーは連想が多すぎた。 

    女人禁制の土俵にチン入しようとした奇妙な女からお笑い小島、そしてヌーの群れにヒトラー。 ここまではよしとしよう。

    だが連想は更に「結いマール」から「ねずみ講」まで飛びそうだったので途中でやめた。  反省。

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    リーダーの選び方  ◇ ストーカー殺人に退職金

    2007-09-20 18:09:09 | 県知事選

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    「西村眞悟の時事通信」を紹介する前に、気になるニュースを一つ。

    警視総監を戒告処分 女性射殺 立川署長は引責辞職へ(9月20日 夕刊)

     国家公安委員会は二十日午前、警視庁立川署地域課の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員佐藤陽子さん(32)を射殺し自殺した事件で、矢代隆義警視総監と松本功一同署長の監督責任を問い、国家公務員法に基づく懲戒処分を下した。矢代総監は戒告、松本署長は減給百分の十、三カ月とした。同署長は二十一日付で辞職する。 

     警視庁も二十日、殺人、銃刀法違反容疑で友野巡査長を容疑者死亡で書類送検し、同署副署長以下、巡査長の上司ら八人に対し、懲戒を含む処分とした。

     警視総監が懲戒処分を受けるのは、一九七八年に北沢署の巡査が女子大生を殺害した事件と、九七年に城東署の巡査長らが覚せい剤所持事件をでっち上げた事件に続き、三回目。

     調べによると、友野容疑者は、交番勤務中だった八月二十日夜、ミニバイクに乗って管外にある国分寺市の佐藤さん方アパートを訪れ、同日午後十時ごろ、持っていた拳銃で、佐藤さんの胸と腹を撃ち殺害した後、自らの胸を撃って自殺した疑い。(略)

                          ◇

    この事件、最初は「警察官の心中」と報じられたがスポーツ紙が「ストーか殺人」では、と疑念を抱き各ブログも騒いだ。

    ★巡査長の遺族に退職金

     警視庁によると、友野巡査長の遺族に対しては、退職金が支給される見込み。死亡時点で退職扱いとなり、懲戒処分にすることができないことから、東京都の「職員の退職手当に関する条例」の規定で定められた退職金支給を制限する理由に該当しないという。

     同じようなケースでは、平成12年12月、神奈川県警の警部補が同僚の女性をナイフで殺害後、首をつって自殺した事件で、神奈川県警が警部補の遺族に退職金を支払っている。(サンスポ)

    真夏のミステリー! 「死亡した警官が殺人を犯す」

    とどめは石原都知事が記者会見で吼えて、退職金の支給は遺族により辞退された。

    責任者を処分することは結構だが7年前にも同じような事件に退職金を支給しているようだ。

    国家公安委員会殿、この件は知らん顔の頬かぶりですか。

    それとも、もう一度都知事に吼えてもらいましょうか。

    石原節炸裂!退職金は「論外」 桝添厚相、逃げ得を許すか

                           ◆

    ★次は恵竜之介さんの話も出てきます。

                           

    西村眞悟の時事通信   No.311 平成19年 9月20日(木)

    リーダーの選び方、そして、ふと、感じたこと
                                                        西 村 眞 悟

     明治天皇は、日露戦争当時、極寒の満州で戦う将兵を思い、
    自ら暖房をとらずに冬を過ごされたという。
     今、灼熱のインド洋の甲板上において、アメリカやNATO諸国の艦船に補給をしている自衛隊員を思う政治家は何人いるのだろうか。さらに、自ら冷房された部屋にいることをすまないと思う人が何人いるか。
     これは、テロ特措法延長議論の以前にあることである。
    ことのほかしつこい残暑と感じれば感じるほど、インド洋における隊員のご苦労を思う。
     インド洋における甲板上の温度は、五十度を超え、やけどをするほどだという。

     自民党の総裁選挙をみていると奇妙だ。一年前は、安倍さんに自民党議員の大多数が流れた。今は、福田さんに大多数が流れている。この安倍さんと福田さんは、政策的にかなり異なる。そして、一年前と今と、同じ議員が昨年は安倍、今は福田となびいている。
     これを「右往左往」という。
     リーダーを選ぶに、多数を獲得した者をもってする。
     今の我々日本人は、これが、自明のこととおもっている。果たして、自明のことであろうか。
     
     以前、明治生まれの船乗りからきいた。
     船の中で、船長を決めねばならないときがある。その時船乗り全員で誰がいいか投票する。その時、大多数の支持を得た者、半数の支持を得た者、そして、極めて少数の支持しか得られなかった者、この三者から誰を船長に選ぶことになるか。
     答は、半数の支持を得た者を船長にして、大多数の支持を得た者は船長にしないのだという。大多数の支持を得た者は、人柄はいいが、時化を乗り切る決断力に乏しいとみるからだ。つまり、陸の平穏なところならともかく、時化の海では、半数が支持し半数が憎んでいるほどの者の方が船長にふさわしいというのが船乗りの経験則だった。
     この船乗りの昔からの経験則から言えば、去年も今年も、裏で見え隠れする派閥のボスの操作による「右往左往」の結果に従うよりも、いつも少数に甘んじている麻生さんが、去年も今も船長にはふさわしいのではないか。
     のどかな陸の村長ではなく、時化の海の船長を選ぶのならば、という話であるが。
     
     また、次のフランスの逸話を知ったとき、この日本の船乗りのリーダー選びを連想した。
     後のドゴール将軍が、フランス陸軍士官学校生徒の時の話である。
    士官学校では、生徒が一定の課程を修了すれば、伍長か軍曹の階級を与えるという。つまり、少尉という将校の一歩手前の階級を与える。しかし、ドゴール生徒の指導教官は、彼にその階級を与えなかった。
     士官学校の校長が、ドゴールの指導教官を呼び出して、何故、ドゴールだけ昇級させないのかと質問した。すると、教官は、
    「大将にしかなれないやつを伍長にしてどうするんですか」と答えたという。

     今、自民党というより、我が国は、
    伍長を選んでいるのか大将を選んでいるのか。これが明確ではない。

     再びインド洋について。
    我々はもう少し、空間的にも歴史的にも視野を広げなければならない。
     安倍総理がこの夏、インドネシアを抜けてインドを訪問した。このことを私は高く評価する。この歴訪で地球温暖化が話し合われたと言うが、これはどちらかといえば官僚の領域に納まる話しである。
     我が国総理の歴訪の意義は、国家戦略的観点からみるべきである。
     そうすれば、この地域を意識することは、日本の生命線を意識することに他ならないことが分かる。インドネシアからインドへ抜ける海域、これこそ我が国の生命線である。
     従って、この海域にある国々を歴訪することは我が国総理大臣の当然の着眼でなければならない。歴代総理に、この問題意識が乏しかった中で、安倍総理がそれを為したことは高い評価に値する。
     政府専用機で、我が国の総理大臣が行くだけでいい。それだけで、他の如何なる国の首脳も得られない効果がある。効果抜群だ。
     その理由は歴史にある。昭和十七年(一九四二年)に敢行された我が国の「南方作戦」は、まさにこの地域を抜けてインドに達した。そして、この地域に数百年居座って植民地としていたイギリス、オランダ、フランスを追い払った。日本軍の植民地支配者との戦いが、この地域の独立の切っ掛けとなった。
     では何故、「南方作戦」が発動されたのか。それは、この地域が我が国の生命線だったからだ。そして、今も生命線である。

     そこで、今インド洋に我が国の自衛艦がいて洋上補給活動をしている。このことは、我が国の自衛艦が我が国からアセアンの海を経て、インドネシアからインド洋に抜ける海をいつも航行しているということを意味する。
     このプレゼンスの意義を理解せずして、インド洋の洋上補給活動の是非を論ずるなかれである。
     最近、海上自衛隊出身の恵竜之介さんが「敵兵を救助せよ」という本を書かれたが、その中で、イギリスに練習航海した恵さんにイギリス海軍士官が次のように語った話がでてくる。
    「恵少尉、我々は日本海軍を尊敬している。ドイツ海軍は戦後軍艦旗を変えた。しかし、海上自衛隊は軍艦旗を変えなかった。このことにもっとも敬意を表する」
     この軍艦旗を掲げた自衛艦が常時インド洋に抜けていることの国益上の意義は、安倍総理の歴訪の意義と同じく極めて大きいのである。
     この観点から、テロ特措法延長問題をみない者は、政治家にもっとも必要な歴史を奪われた「戦争を知らない子供達」、「戦後レジームの申し子」であり、政治家の資格はない。政局屋か。

     我が国と欧米諸国と国連は、今「テロとの戦い」の中にいる。
    このテロの中に、北朝鮮による日本人拉致も含まれる。従って、インド洋における我が国の活動は、北朝鮮に拉致された日本人救出努力とも不可分に関連している。
    よって、テロとの戦いにおいて、インド洋での友邦各国の活動が必要であるというならば、北朝鮮に対する友邦各国の協力行動も必要なのだ。
     当然、アメリカが、勝手に北朝鮮を「テロ国家リスト」から外し、経済支援を可能とすることは、共に闘う各国とりわけ日本に対する裏切りである。
     さらに、アメリカやNATO諸国や国連が、我が国のインド洋における補給活動の継続を望むのならば、同じテロとの戦いである北朝鮮に拉致された日本人の救出行動に、アメリカやNATO諸国や国連がともに取り組む体制をつくるべきである。
     安倍総理の辞意表明の会見は、「テロとの戦い」継続が強調されていた。では、拉致被害者救出問題とインド洋を以上のように関連づけて直前のAPECの場でも獅子吼してくれたのであろうか。
     この点ちょっと、不安が残る。
     要するに、アメリカのブッシュ大統領には、インド洋では我が国の活動継続を要請しながら、対北朝鮮では戦線離脱するというような身勝手な行動を断じて許してはならない。

                      (了)

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    南京大虐殺 沖縄タイムスの自爆

    2007-09-20 06:21:31 | 教科書

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    沖縄タイムス 2007年9月18日(火) 朝刊 1・25面  
     
    「南京」検定も国主導/職員、反証文献出版にお礼

    「官僚中心」以前から/関係者が証言

    旧日本軍の文書などを基に、日中戦争当時の南京での日本軍の行動を示す史料を集めた「南京戦史」(偕行社、一九八九年)が発刊された際、文部省(当時)の教科書課職員が「これで(南京大虐殺の被害者が)二十万人、三十万人と書いてくる教科書に指導ができる」と、編集者らにお礼に訪れていたことを、十七日までに関係者が証言した。教科書検定は、教科書課職員が最初から記述修正の方向性を決め、検定意見作成にかかわるなど、以前から官僚主導で行われていた実態が浮かび上がった。(教科書検定問題取材班)

     証言したのは「南京戦史」の編集にもかかわった研究者。南京戦史が発刊されて間もなく、同省の教科書課職員が偕行社を訪れ、編集にかかわった人々に「ありがとうございます」とお礼を述べたという。

     「南京戦史」は発刊の目的の一つに、「学校の教科書に記載されている『南京事件』の誤った記述を是正する根拠を提供すること」を挙げる。防衛庁(当時)などに残っていた戦史記録や、元日本兵の証言などを基に、中国兵捕虜のうち殺害された人を三万人前後、一般市民で殺害された人を一万五千七百六十人以下などとし、「(虐殺被害者が)二十万、三十万という数字がまったく真実性に欠けていることを証明」と記す。

     お礼に訪れた文部省職員は「これで、被害者数を二十万人、三十万人と書いてくる教科書に対し、『反証になる文献もあるので、これを併記するように』と指導できる」と話したという。

     当時の教科書検定の状況を知る同省元職員は「教科書課長など、行政管理職がお礼に行くことはありえない。教科書調査官が行ったのではないか」と話した。

     また、「当時も、検定意見のベースをつくっていたのは教科書全体を見ていた調査官。日本史の審議委員は、歴史研究についての専門家として参加してもらった。教科書に記載されたすべての事象についての専門家をそろえるのは不可能」と説明し、日本史の審議委員には歴史研究の専門家として大局的な判断をしてもらっていたという。

     さらに元職員は「数人の調査官がすべてを網羅するにも限界がある。意図せずして検定意見に『偏り』や『見落とし』が生じることはあり得る」とも話した。

     「南京戦史」が発刊された当時、同省は教科書検定で、南京大虐殺の被害者数などをめぐる記述に対し、「現在の学説、史料に基づき断定的すぎないように」との配慮を改善意見で求めていた。

         ◇     ◇     ◇   

    毎日ブログのテーマが、「集団自決」と「教科書検定」で、来訪していただいた方もウンザリだと思うが、書いている本人もウンザリ気味。

    ところが、地元紙のウェブサイトに目を通すと、これでもかとばかりに香ばしい記事のオンパレード。

    上記記事は検定問題を「南京」にまで及ぼしているが、当初は一読でスルーしようと思った。

    というのは沖縄タイムスの歴史観が「語るに落ちた」の一言で済んでしまうからだ。

    とはいってもそれでは手抜き過ぎるので多少お付き合いをしてみよう。

    >官僚主導で行われていた実態が浮かび上がった。

    実態も何も「国の教科書」の検定を行うのを政治家やサヨク学者に委ねて来たそれまでの教育行政がおかしかったわけで、それを「官僚主導」に修正したに過ぎない。

    それともタイムスの記者さんは中国様の検定を受けろとでも仰るのだろうか。

    >「これで、被害者数を二十万人、三十万人と書いてくる教科書に対し、『反証になる文献もあるので、これを併記するように』と指導できる」と話したという。

    これもごく当然のコメント。

    それまでの中国の垂れ流した「被害者三十万人」を教科書に残せとでもいうのだろうか。

    いまどき「三十万人説」唱えるものは日本のサヨク学者にもおらず、中国のプロパガンダをそのもまま垂れ流した本多勝一氏でさえ「十数万説」としているのに沖縄タイムスは未だに中国の「白髪三千畳」を信じている模様。
     
    南京にある南京大虐殺紀念館は未だに「三十万説」なので、沖縄タイムスはこれに従って教科書を書けと主張していることになる。

    >「南京戦史」は発刊の目的の一つに、「学校の教科書に記載されている『南京事件』の誤った記述を是正する根拠を提供すること」を挙げる。防衛庁(当時)などに残っていた戦史記録や、元日本兵の証言などを基に、中国兵捕虜のうち殺害された人を三万人前後、一般市民で殺害された人を一万五千七百六十人以下などとし、「(虐殺被害者が)二十万、三十万という数字がまったく真実性に欠けていることを証明」と記す。

    これもごく当たり前のことで、簡単に言えば「教科書に中国のプロパガンダをそのまま載せてはいけない」という意見に過ぎない。

    >「現在の学説、史料に基づき断定的すぎないように」との配慮を改善意見で求めていた。

    これも「集団自決」にもいえることだが、ごく当たり前の意見だが何か。

    >同省の教科書課職員が偕行社を訪れ、編集にかかわった人々に「ありがとうございます」とお礼を述べたという。

    中国のプロパガンダまみれの教科書の「三十万人」を否定するのはいわゆる悪魔の証明。 

    これを否定する検証本が出たのなら「ありがとうございます」と感謝するのが日本人だと思うが、これが気にいらない沖縄タイムスはやはり中国の代理人なのか。

    記事に一々反論するのもバカバカしいので「ごく当然」の連発に終わったが、やはり、「語るに落ちた」の一言で済んだことだった。

    このような中国の歴史認識で沖縄戦を見るからどうしても「残虐非道の日本軍」という「南京大虐殺紀念館」の歴史観を教科書に反映させないと「歴史歪曲」になるのだろう。

                          *

    「県民大会」まで10日ということで、各市町村ごとに実行委を組織という異様な事態になってきた。( 19市町村に実行委 大会まで10日  )

    道路の端には連合沖縄の「県民大会」動員の赤い看板が立てかけられ景気を煽っている。(検定県民大会で労組連絡会結成 連合沖縄、平和センター )

    そしてついには「教科書検定」を歌や踊りにするものまで現れた。

    平和への思い全身で/9・29県民大会で手話ダンス披露

    やはり異常だ。

     

    こういう記事(高知・香南市議会が意見書/検定撤回)もいい加減うんざりだが、

    次のような記事は、ウェブサイトには載らない。

    ≪「集団自決」請願不採択 千葉県佐倉市市議会委(新報19日)≫

    小さな夕刊ベタ記事でも載せただけ新報はまだましか

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    共同通信を鵜呑みにしたら  マスコミはテロ支援か

    2007-09-19 21:02:10 | 県知事選

     

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    女児術後死亡記事訴訟…共同の責任否定、地方紙に損賠命令 児術後死亡記事訴訟…共同の責任否定、地方紙に損賠命令
     東京女子医大病院で2001年、心臓手術を受けた12歳の女児が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われ、1審で無罪となった同病院元助手の佐藤一樹被告(44)(検察側控訴)が、共同通信社の配信記事などで名誉を傷つけられたとして、同社と配信記事を掲載した地方新聞社3社に損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。綿引穣裁判長は、記事を配信した共同通信の賠償責任は否定する一方で、地方紙3紙には計385万円の支払いを命じた。

     問題となったのは、02年7月2日に共同通信が「基本動作ミスが事故招く」などの見出しで自社のホームページに掲載した記事と、共同通信の配信を受けて上毛新聞社、静岡新聞社、秋田魁新報社が同月5日に掲載した別の記事。

     判決は、二つの記事について「原告が基本的なミスを犯して患者死亡という結果を引き起こした事実を報じたもの」と認定、「捜査本部の見方などを示したもの」とする共同通信の主張を退け、いずれの記事も真実と認めなかった。しかし、共同通信には、当時の警察当局の記者会見や東京女子医大の報告書などの取材結果から、「事故の原因が原告にあると誤信する理由があった」として、賠償責任はないと判断した。

     一方、地方紙3紙について、判決は最高裁判例を踏襲し、「定評のある通信社からの配信を受けたことだけを理由に、記事が真実と信じる理由があったとはいえない」と指摘。さらに、共同通信の定款施行細則で、配信記事には配信元の表示(クレジット)を付けると規定されているのに、3紙がそのクレジットを付けず自社が執筆した記事のような形で掲載していることを踏まえ、地方紙の賠償責任まで否定できないとした。

     共同通信社の江渡悦正編集局次長の話「記事を配信した共同通信社の賠償責任を否定し、記事を掲載した加盟社に賠償を命じた今回の判決は極めて不当だ。通信社の配信機能を理解しない内容で、到底承服出来ない」

    (2007年9月18日23時43分  読売新聞)

                                                    ◇

    この判決は通信会社と地方紙のいい加減な関係の問題点を浮き出してくれた。

    結局、共同通信の配信記事を鵜呑みにしてはいけませんよ、ということでしょう。

    やむお得ず鵜呑みにする場合は、ちゃんと配信元(クレジット)を書かないと自分の責任になるって事。

    海外のニュースを通信社に依存するのは地方紙ならやむを得ないのは良く分かるし、国内ニュースでも理解は出来る。

    だが地元のニュースも通信社のほうが正確に伝えているとしたら地方紙としての存在価値はない。

    6月9日に行われた「県民大会」は参加者が少なく事実上失敗に終わったのだが、その参加者の報道が大笑いだった。

    地元ニュースは地元の新聞が詳しいというのは読者の勝手な思い込みだったのか。

    皮肉にも沖縄タイムスに全国ニュースを配信している共同通信が独自に調査して「参加者は約1000人」と報道している

    実際に参加した人の話では7~800人だというから共同通信が1000人と報じたのは共同の日頃のスタンスからいって一応よしとしよう。

    集団自決の記述修正に抗議 検定意見の撤回求める
    東京新聞 
    沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの教科書記述に修正を求めた検定意見に抗議する集会が9日、那覇市内で開かれ、沖縄の教職員労働組合などの約1000人が文部科学省に検定意見の撤回を求めた。(共同)

    だが沖縄タイムス、琉球新報の地元両紙とも主催者発表と断りながらも判で押したように3500人としている。

    歴史歪曲 3500人抗議/「集団自決」修正【写真】

    歴史 消させない/真実 次の世代へ

    ところで大会参加者の実数は3500人ですか、1000人ですか。

    ちなみに世界日報は900人と報じているが、わずか千人単位の参加者数を、地元紙は自社の調査ではなく主催者発表をそのまま鵜呑みにして3500人と報道するのは、地元紙としての怠慢ではないのか。

    地元紙は都合のいい時には共同配信を鵜呑みにし、都合が悪けりゃ主催者発表を鵜呑みにする。

    もう一つちなみに6月9日の県民大会のタイトルは「沖縄戦の歴史歪曲を許さない沖縄県民大会」というからややこしい。

    それにしても、これくらいの規模の集会ならなら素人でも容易に概算できる人数のはず。

    目と鼻の先の県民広場で行われた小規模の「県民大会」の参加人数を2倍ならともかく4倍も多く誤報する地元紙に新聞としてのプライドないのだろう。

    参加人数のような単純な報道だけではない。

    地方紙の中には社説まで共同通信の模範解答を自社の社説として掲載している恥知らずもあるらしい。

    沖縄タイムスや琉球新報も解説記事や特集記事にクレジットなしが良く見られるが、大丈夫かね。

    なぁーに、今回みたいに配信記事が原因で裁判になることはまずないから、人の答案を自分の物として提出しても大丈夫か。

    でも、それって読者をバカにしていないかね。

    もっとも最近の沖縄の新聞は完全に読者をバカしている。

    いや、そうさせている読者が本当にバカなのかも。

    バカをバカにして何が悪いって事でしょう。

    それにしてもこの判決、問題の記事を配信した共同通信が無罪放免おとがめなしというのもおかしい。

    共同通信は北朝鮮のスポークスマン

    【琉球新報ー共同通信】が解説する「河野談話」

    【時事とコピペ】http://blog.so-net.ne.jp/current_affairs/2006-08-24

                         ◆

    国連、海自給油など海上阻止行動への「謝意決議」採択へ 

     【ニューヨーク=白川義和】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)の任務を1年間延長し、日本の海上自衛隊がインド洋で参加する多国籍軍の海上阻止行動への謝意を初めて明記した国連安全保障理事会の決議案が18日、安保理に提出された。

     19日午後(日本時間20日未明)にも採択される見通し。安保理が海上阻止行動の重要性を認めることは、11月1日に期限が切れる日本のテロ対策特別措置法の延長論議にも影響を与えそうだ。

     決議案は前文で、米、英、日本などの有志連合によるテロ制圧のための「不朽の自由作戦(OEF)」に言及。安保理が「ISAFと、海上阻止部門を含むOEFへの多くの国の貢献に謝意を表明する」としている。

     安保理が2001年のISAF派遣決議以降、毎年採択している任務延長決議案で、海上阻止行動が明記されたのは今回が初めて。日本の民主党が海自の多国籍軍船舶への給油活動を「国連決議に基づかない」として反対していることを受け、日本政府は活動の重要性が決議で示されるよう、米国などに働きかけていた。

     決議案が全会一致で採択されれば、海上阻止行動を含むOEFに対し、国際社会のまとまった支持が示されることになる。ただ、海上阻止行動への言及は、安保理の決定を示す決議案の本文にはないことから、日本の国内世論や民主党の判断にどこまで強い影響を与えられるかは微妙だ。

    (2007年9月19日12時0分  読売新聞)

                        ◇

    安倍首相にもう少し小泉前首相のいう「鈍感力」があったらね。

    もう少しで「テロを支援する悪玉小沢」のイメージが定着したのに。

    こんなニュースもあったし。
    約10カ国大使が合同説明へ 海自の給油継続要請で (9月17日 02:02) 

    六カ国協議では拉致にこだわると日本は孤立すると大合唱したマスコミも、

    小沢民主がテロに加担するような言動をしても孤立のコの字も出てこないのはどうしたわけだろう。

    拉致というテロを解決せよといえば世界に孤立して、テロ特措法に反対してテロを支援することは世界に孤立しない。

    このテロを容認するようなマスコミ論調こそ世界に孤立するのじゃないのか。

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    全体主義の予感 /杉村大蔵に続け!

    2007-09-19 05:53:16 | 教科書

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    先ず気になるブログを一つ。

    杉村大蔵ブログhttp://www.sugimurataizo.net/より引用。

    自民党総裁選について
    2007年09月18日 12:46

    勝ち馬に乗ることだけが勝ちだとはとても思えない。

    ましてや、派閥の親分が右だからと言って右に向くような、そんな先祖も驚きの先祖返りをするような選択しかできないようならば、はっきり言って政治家なんて誰でもできるじゃないか。

    本当にこの国の未来を託せるのはどちらの候補者なのか。

    議論が尽くされたとは到底思えないこの段階で、結論を出すことなど私にはできない。

    最後の最後まで、じっくりと両候補者の政策主張に耳を傾け、いくら歳が若いからといっても国民を代表する政治家の一人として、投票のその瞬間まで自らの政治信条に照らし、私は一票を投じたいと思います。

    杉村太蔵               

                        *

    福田支援の各メディアは「杉村大蔵の正論」を冷笑したような報道しかしないが、正論には正論で答えて見よ。

    「派閥談合」って大政翼賛会みたいなものだよね。

    これって全体主義?

     

    ダムの一穴はまだ生きている。

    出でよ、第二のタイゾー!

    杉村大蔵の正論「派閥談合反対」 ダムの一穴になるか

                          ◆

    昨年の2月、「狼魔人日記」を新しく立ち上げたとき、ブログ名を「蟷螂の斧」にしようかと迷ったことを想いだす。

    最近の沖縄メディアが連日垂れ流す怒涛のような虚報の波にもまれながら、細々と批判文を書き連ねている当日記は、まさに蟷螂の斧である。

    言うまでも無いが蟷螂(とうろう)の斧とは、〔カマキリが前脚をあげて大きな車に向かってきたという「荘子」などの故事から〕自分の弱さをかえりみず強敵に挑むこと、それが転じてはかない抵抗のたとえ。http://www.geocities.jp/shiitakeya1/tourou.html

    沖縄メディアが流す「虚報の暴風」に小さな斧で立ち向かって、・・・と格好つけては見ても多少ウンザリというのが本音ではある。

    ■「全会一致」は「全体主義の予感」■

    「軍歌の響きが」とか「何時か来た道」とかマスコミが騒ぐとき、戦前の軍部による言論弾圧に話が及ぶ。

    だが、軍部が独走し、言論を弾圧して国民を戦争に動員した、という常識的な理解は間違いである。

    新聞も、軍の検閲や弾圧によってやむなく戦争賛美記事を書いたのではなく、自ら戦地に従軍記者を送り、戦意高揚につとめたのだ。

    名前は失念したが古い落語家の体験談で、当時演目から女々しい内容の出し物がなくなり戦意高揚の勇ましい出し物に変った経緯を、軍の命令ではなく、落語協会の自主判断だったと証言していた。

    それも、結局は顧客の要望であり、民意に沿って戦意高揚の演目に変えたわけだし勇ましい演目でなければ客は満足しなかったのだ。

    戦後はそれを軍の言論弾圧のせいにしていると嘆いていた。

    自らの判断で戦意高揚の記事を書きまくった代表が朝日新聞であることはよく知られた事実。

    戦前の沖縄の新聞もごたぶんにもれずミニ朝日よろしく戦意高揚を煽る記事を書いていた。

    それが態度一変、いや、伝統保持といった方がいいのだが、最近の沖縄の新聞は県内各地で思想統制を煽るような記事を書き続けている。

    「超党派」といえば聞こえがいいが、超党派も度が過ぎると「全会一致」が通常となり全体主義の予感をさせる。(国会議員共同声明へ 「撤回が県民総意」

    県内に溢れる「全会一致」の嵐を尻目に、真実を書き続けることは決して蟷螂のようなはかない抵抗ではない。

    ガリレオの例もあるし、何より激励してくれる読者のコメントも多い。

    コメント欄に寄せられた読者の「きんじょう」さんのコメントを下記に引用する。

    ≪全会一致とは (きんじょう)
     
    2007-09-17 11:46:27
     
    「全会一致は不採用」という法則が、古代ユダヤにはあったらしいが、昨今の沖縄をみると人間というのはここ何千年進歩していないのかと思ってしまう。

    およそ議論の存在するところに全会一致があるわけが無い。まして歴史的事実を問いかけている「軍命問題」で議論の一つもなく多くの市町村が「全会一致」とは古代ユダヤ人が失笑しそうな話である。

    泥棒にも1分の理というと、「軍命あり」とする沖縄の狂乱ぶりを憂えている方々から、たとえが悪いと怒られそうだが、言わんとするところはわかって頂きたい。私はその泥棒が冤罪だと言いたいほうですから。

    おそらく9月29日は新聞に「大成功」の見出しが躍るくらい盛況になるでしょう。真剣に「軍命あり」を考えている人たちの集会なら5万人も集まることはないでしょうが、新聞はうまく誤魔化して、集団自決そのものが教科書から削除されたかのような誤解を受けた人や、戦争で沖縄が被害にあったのは間違いないからと論点を履き違えた人、あるいは現政権に不満を持っている人、お祭りが好きな人、まったく個人的な人生に不満を持っている人、いろいろ集まるでしょうから

    私は「軍命あり」を真剣?に考えている人たちをあえて否定はしません。歴史的事実とは山本七平の言うあくまで「語られた事実」にしか過ぎません。それゆえ検証し議論することが大切なのですが。それにしても沖縄はどうなるんでしょうね。

    今度の大会が盛況に終わると(盛況でなくても)、大阪の判決が原告側の勝訴になっても沖縄の教職員は教科書に書いていない「軍命なし」を生徒には軍命ありと語るのでしょうね。暗澹とします。 ≫

     

    各市町村議会で「検定意見書撤回」を全会一致で議決したと思ったら、今度は「県民大会」への全員参加を議決と来ましたね。

    これはある種の強制連行だという意見もあります。

    当然これも全会一致なんでしょう。

    ざっと拾っただけでもこの通り。

  • 全員の参加決定 東村議会  (9/14 10:30)
  • 今帰仁村議会も全議員参加決定  (9/13 16:24)
  • 国頭村議会 全議員が参加  (9/13 16:22)
  • 宜野座村議会も全議員参加決定  (9/12 16:03)
  • まだまだあるが煩雑なので省略しよう。

    いやはや、これでは個人の判断など屁みたいなもので、小林よしのり氏が「沖縄県民は同調圧力に弱い」というのもうなずける。

    大阪の判決が原告側の勝訴になっても沖縄の教職員は教科書に書いていない「軍命なし」を生徒には軍命ありと語るのでしょうね。暗澹とします

    判決に予断は禁物だとしても、裁判が推測や文学を論じる場ではなく客観的証拠を根拠に判決を下す場だとしたら被告側の敗訴は間違いない。

    被告を支援する側はそれを既に承知しているので専門家の議論・検証を避けて、「政治運動」という場外乱闘に持ち込んでいるのです。

    教科書問題は「(歴史検証という)正義の問題ではなく政治問題だ」と講演しているのが外務省のラスプーチンこと佐藤優氏。

    沖縄のメディアには「政治闘争」が足りない。正義闘争だけでは勝てない。民主主義は、結局、多数決だから正面突破だけでは、少数派は勝てない。(3)佐藤優さん・起訴休職外務事務官

    同調圧力を加速させるため「沖教組 教職員の参加促進を 」、よしとしても県内41市町村、全教育長が参加には驚いた。

    沖縄では教職員と教育長は同じアナの狢だったのだ。

    他にも同調圧力の亡者たちの狂乱振りは枚挙のいとまはない。

  • 読谷村で実行委 各地に続々結成動き カメラ  (9/13 10:04)
  • 20団体で実行委 糸満市が結成決定  (9/13 10:01)
  • 18日実行委結成 八重瀬町が決定  (9/13 10:00)
  • 実行委を結成へ 豊見城市議会  (9/13 10:00)
  • 参加呼び掛けへ 沖縄市が連絡会議  
  • 中部地区老人クラブ大会 検定撤回大会参加呼び掛ける

  • 専門学校3校も参加 日経教育グループ  (9/12 16:06)

  • 「全会一致」の決議は県内から飛び出して、四国にも及んでいる

    高知・香南市議会が決議/検定撤回 意見書可決 県外自治体で初

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    虎の尾を踏んだ若獅子・安倍 /暴走族取締りは憲法違反?

    2007-09-18 16:53:22 | 県知事選

    メルマがの紹介の前に、気になるニュースを一つ。

    NEWS EYE
    ページ更新時間:2007年09月18日(火) 16時05分

    走族追放条例違憲ではない-最高裁

    社会3660520
    RealPlayerG2 or Windowsmediaplayer
     広島市で暴走族の集会を開いたとして初めて市の暴走族追放条例違反の罪に問われた男に対し、最高裁は市の条例は憲法に違反しないとして上告を退けました。
     「暴走族は悪いことしてるけど、悪いことをしてるから法律でなんでもありかと言ったらそうではない」(長田竜介被告)

     元暴走族メンバー長田竜介被告(27)は5年前、広島市の公共の広場で「引退式」と称して、特攻服を着た暴走族の少年らおよそ40人と集合。市の退去命令を無視して集会を続けたとして暴走族追放条例違反の罪に問われていました。

     この罪で起訴されたのは長田被告が初めてで、一審、二審ともに執行猶予付きの有罪判決が言い渡されていましたが、18日、最高裁は「憲法に違反するとまではいえない」として、長田被告の上告を退けました。

     しかし、「条例が規制する対象が明確でなく憲法違反だ」などとする裁判官2人の反対意見もつけられました。(18日15:39)

                         ◇

    裁判員制度の導入を前にして、世間離れした法律専門家の常識と「世間の常識」のあまりの乖離に怒りを顕にした橋下弁護士が「光市母子殺害事件」の弁護団に懲戒請求を扇動したとして裁判沙汰になっている。

    上記裁判は最高裁まで行ったが、結局他人に迷惑をかける暴走族の主張は退けられたのでこれはよしとしよう。

    しかし、「条例が規制する対象が明確でなく憲法違反だ」などとする裁判官2人の反対意見もつけられました

    「世間の迷惑を返り見ない」暴走族の集会を取り締まを「憲法違反」という法律専門家がいるということは、やはり橋本弁護士が言うように「法律家の常識と世間の常識」とは乖離しているようだ。

    頑張れ! 橋下弁護士

    一審二審とも執行猶予付きなのに「憲法違反」をたてに最高裁まで持ち込んだのは暴走族の背後に常識離れしたアレな弁護団が存在するのでは。

    こんな裁判にも弁護側は無罪を主張しているが、裁判員制度になったら懲役9年じゃ済まないね。

    あおり行為で懲役9年=危険運転致死傷、2人死傷-宇都宮地裁

     

                          ◇

     

    渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第936号
    □■■□───────────────────────────□■■□ 

             平成19(2007)年09月18日(火)

     

    ━━━━━━━━━━━━━━
    「情報源の秘匿」は許されない
    ━━━━━━━━━━━━━━


                平井 修一

    官僚を敵にした安倍総理は、官僚のチクリ攻撃、自爆攻撃により倒閣されてしまったが、報道ではこの間、チクリの情報源がまったく明らかにされてこなかった。

    「情報源の秘匿」を盾に、チクリ情報のうちのWhat以外の4W1H
    がまったく不明で、チクリ情報だけがある日、一斉に報道され、倒閣へ
    の爆弾として利用される。異常である。

    公務員制度改革に手を出した安倍総理は「虎の尾を踏んだ」ことで高級官僚以下の霞ヶ関はおろか、地方公務員、自治労など、「仕事はのんびり、給与はたっぷり」の役人からとことん憎まれ、反発された。

    安倍政権倒閣は彼らの執念であり、今後誰が政権につこうが、彼らの甘い汁を奪うがごとき政策は絶対に許さない、「安倍のにのまえになるぞ」と牙をむいて恫喝している。

    このまま「情報源の秘匿」を許していれば、多くの情報を知りうる公務
    員は、益々つけ上がってチクリ攻撃、自爆攻撃を繰り返し、国益を大い
    に損ねるばかりだ。

    国会議員に関する情報は、「情報源の秘匿」を適用しないというルール
    にすべきではないか。不正があるのならば責任を持って正々堂々と公表せよ。命がけで諫言せよ。

    身を明かさずに狙撃する行為をマスコミ報道は奨励するかのように得意になって垂れ流しているが、「情報源の秘匿」を盾に弱者を守るのは理解できるものの、「自らの利益のために」敵の失策情報を漏らすという卑怯なチクリ屋、諜報工作員を守るのは、とても容認できるものではな
    い。

    愛読するメルマガ、山本善心の週刊「木曜コラム」2007年9月13日発行から、以下、一部引用させていただく。
    http://www.fides.dti.ne.jp/~shinwa/column/shuukannkoramu/saisinn
    .htm

    ・・・・

    これまで、安倍政権に対する打倒工作は執拗なものであった。この勢力の真犯人について、国民はおろか安倍政権の閣僚ですら気付きがなかった。その中心は財務省を筆頭とする中央省庁であり、かつこれらと行動を共にする一部のマスメディア、野党民主党などの反安倍大連合だ、との見方が波紋を広げている。

    安倍政権が狙い撃ちにされた最大の要因は、官僚の既得権益を保護するシステムに立ち入ろうとしたからだ。つまり「戦後レジーム(体制)からの脱却」とは、戦後築いてきた官僚の甘い汁の出所を根こそぎ解体する政策である。彼らが望むのはあくまで「官主導」であり、国民の税金扱いや既得収益に立ち入るものは徹底的に排除・壊滅させるのが掟だ。

    霞ヶ関中央省庁のキャリアや幹部を中心とする安倍政権打倒の動きが、巧妙かつ急ピッチで進行中であり、連日紙面を賑わすニュースは安倍VS官僚の仁義なき戦いだ。

    「安倍内閣の閣僚に対する狙い撃ちは、財務省が持ち駒を報道機関にリークしたものだ」との話が飛び交っている。そうでなければこれほど正確に、しかも連続的に公表されるネタの出所を説明できない。

    昨年9月、安倍政権の発足当初に政府税制調査会会長の本間正明氏(大阪大学教授)が公務員宿舎での愛人との同棲をスクープされたのが始まりだった。

    周知の通り本間氏は増税反対論者で、「反財務省」の立場にいたからだ。このスキャンダルをリークしたのは財務省であるとの説が、専門筋ではまことしやかに語られている。

    中央省庁の特定部門や独立行政法人化は年々巨大な既得権益となり、焼け太りしている。現在25,500もの公益法人があり、そこには60兆円近い資金が毎年たれ流しになっているという。財政改革には、官主導による天下り先(公益法人)に対する廃止や民間委託を含め、徹底した見直しが問われるべきだ。

    官僚システムは巨大な岩盤そのものであり、誰もが手をつけられない。
    それを壊すには、恐いもの知らずの若いリーダーが正義感に燃えて突き進むしかない。

    マスメディアは連日「仲良しクラブ」「お友達人事」と安倍チルドレンを名指しでやり玉に挙げてきた。しかしそうした経験不足の若い獅子たちだからこそ、正義感一筋でここまで踏み込むことができた、との見方もある。・・・・

    民間移行で十分できる独立行政法人101の内、省庁が民間移行を認めたものはゼロだという。天下り先を決して手放さないという。公益というのはお役人にとっては「公務員の利益」なのだろう。亡国の徒に改革の鉄槌を下ろさなくてはいけない。

    ◆関連エントリー:役人に刺された安倍人事


     

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    高校球児を政治利用 なりふりかまわぬ「県民大会」

    2007-09-18 06:39:53 | 教科書

    沖縄では「新聞は社会の木鐸」という言葉は絵空事に過ぎない、いや、むしろ強烈なギャグと受け取ったほうが相応しい。

    社会に渦巻く矛盾、不正を木鐸を鳴らして警鐘を発するどころか,逆に新聞自らそれを助長させ、扇動の旗を振りかざしているのが、沖縄の新聞だ。

    ちなみに琉球新報のコラム「金口木舌」も「木鐸」からの転用のようだが、沖縄タイムスのコラム「大弦小弦」のいわれは寡聞にして知らない。

    これが、「大言壮語」の語呂合わせだとしたら、これも強烈なギャグのつもりなのか。

    伊集の木会も大会参加を決定 」 とは何事かと思ったら「知的障害者を政治利用」と知って我が目を疑ったことはまだ序の口だったのか。

    知的障害者をその施設長の独断で、家族ともども「政治活動」に動員すると聞けば真っ先にこれを批判するのが「社会の木鐸」の使命のはずだ。

    だが、沖縄の新聞はこれに何の批判もなく、むしろ誇らしげに報じる。

    だが、これで驚くのはまだ早かった。

    次のニュースには沖縄の良識もここまで堕落したかとしばし絶句する。

    ■「政治活動」へ球児を動員■

    秋季野球日程を変更 大会当日、球児参加に協力  

     29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、県高校野球連盟は16日までに、現在開催中の県高校野球秋季大会の日程を変更し、生徒や学校関係者が県民大会に参加できるよう協力することを決めた。
     
    29日には3回戦の8試合が行われる予定だったが、大会開催時間までに終了できるよう2試合とする。
     県高野連の狩俣幸夫会長は「県教育長自らが学校長に呼び掛けた経緯もあり、参加したい生徒も多いはずで、中断して協力することは当然のこと」と経緯を説明。「平和教育をリードしてきた沖縄で、県民がその思いを強く言う必要があるとして盛り上がっている。そこから高校生が学ぶこともあるはずだ」と自身も大会に期待を掛けた。

    (琉球新報 9/17 9:59)

                        ◇

     >現在開催中の県高校野球秋季大会の日程を変更し、生徒や学校関係者が県民大会に参加できるよう協力することを決めた。

    現在開催中の野球大会を変更させてまで、生徒を県民大会に強制動員することに何の違和感も感じない神経の麻痺ぶりに先ず驚かされる。

    甲子園を夢見て白球を追う球児たちにとって雨天や悪天候で試合日程が変更されるのともかく、「政治集会」に動員するため試合日程が変更されることはそれこそ晴天の霹靂だろう。

    高野連は黙って見ているのだろうか。

    高野連が黙っていたらこれに批判の矢を放つのが「社会の木鐸」のはずだ。

    野球を愛する高校生を、自分たちの政治活動に動員する権利を有するとでも思っているとしたら、沖縄はいまや「全体主義自治区」に成り下がってしまったことになる。

    そう、全体主義への「何時か来た道」を辿っているのは彼ら自身ではないのか。

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    沖縄県民の大誤解 教科書検定

    2007-09-17 12:01:04 | 教科書

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    沖縄タイムス 2007年9月16日(日) 朝刊 1面  
     
    出版社、訂正は「無理」 「軍強制」記述回復

    検定意見ある限り認められず「国の撤回しかない」

     文部科学省が高校歴史教科書の沖縄戦における「集団自決(強制集団死)」について、日本軍の強制をめぐる記述を二○○六年度の検定で削除させた問題で、複数の教科書出版社の関係者が沖縄タイムスの取材に応じ、「軍強制」の記述を回復させるには検定意見の撤回や変更が必要との見解を示した。教科書会社が文科省に、内容を手直しする正誤訂正を申請して記述を元通りにさせることは、「手続きはできるが、検定意見がある限り、文科省は記述回復を絶対に認めないので無理だ」と口をそろえた。(教科書検定問題取材班)
     「驚きはなかった」。社会科の教科書編集に、長年携わってきた出版関係者は、「集団自決」に対する検定意見を渡されたときを振り返る。「これまでの教科書検定も、その時々の政権の歴史観に影響を受けてきた」

     別の関係者は「南京大虐殺や従軍慰安婦をめぐる記述で社会科の教科書検定が注目されるようになり、検定が神経質さを増してきた。記述の自由を制約し、慎重さを求めるのが最近の検定の傾向だ」と話す。

     検定意見を渡されると、その後、十週間の修正期間で教科書調査官と教科書会社が意見がついた記述をどのように変更するかやりとりする。教科書会社側も「簡単に引き下がったわけではない」が、結局は調査官が考える歴史解釈の幅に収まる表現に改められる。

     出版社は検定意見を渡されてから十五日以内に反論書を提出し、検定意見の見直しを求めることもできるが、「よほどはっきり『検定は間違い』といえることでなければ難しい」という。「文科省と必要以上に争いたくない」との本音もある。

     正誤訂正の申し出による記述回復については、「教科書執筆者から正式な要求があれば、出版社としては考えざるをえない」という出版関係者もいるが、「外部からの要求に、教科書出版社として応じるわけにはいかない」「検定意見への抵抗を示す意義は認めるが、記述回復という結果にはつながらない」と消極的な姿勢が目立つ。

     「文科省が検定意見を撤回するか変えるかしなければ、今後も教科書に『日本軍の強制により集団自決があった』とは書けない」のが現状だ。

     ある教科書編集者は、「検定制度がある以上、こうした問題は起こり続ける」と指摘した。

                         ◇

    政府・文部科学省の「教科書検定」に対する公式見解は「文科相 撤回に否定的/「集団自決」修正 」で述べたのが生きており、沖縄タイムスがサヨク執筆者にインタビューすれば上記のような記事になるのだろう。

    そう、世の中にはいろんな考えの人がおり、歴史の検証よりイデオロギーを重視して教科書記述する執筆者もいる。

    「歴史教育者協会」に属するようなマルクス主義史観の執筆者なら文科大臣の正論に批判的でも不思議はない。「集団自決」検定/執筆者「恣意的」と非難

     

    ■「歴史教育者協議会」とは?http://www.jca.apc.org/rekkyo/html/katudou_c.html#okinawa

    軍命削除撤回を決議 歴史教育者協議会  (琉球新報 8/4 16:03)

     

    「軍命の有無」については歴史の専門家の間ではすでに決着がついている問題だが、一部に異論があるのも事実である。

    そこを斟酌して、検定意見では「軍命の有無」についてはあえて触れていない。
       
    今、県下で大騒ぎしている「教科書検定撤回を求める県民大会」動員キャンペーンに踊る県民には「教科書検定」について二種類の大きな誤解がある。

    ①「教科書検定意見」で集団自決そのものの記述が削除された

    ②「検定意見」で「軍の命令は無かった」と断定され、その結果教科書から軍の命令を思わせる記述が削除された。

    「集団自決」の問題と「教科書検定意見」の問題は相互に絡み合い、それにマスコミが意図的に誤報を流すため、

    県人は大騒ぎはするが事の本質を理解する人は少ない。

    二つともマスコミが意図的に造り上げた虚報だが、①の誤解は単純なだけに説明すれば分かってもらえる。

    だが、②のケースはサヨク特有のすり替え論が絡んでいるので理解してもらうのが難しい。

     

    ■「教科書検定意見」への意図的誤解■

    以下はサヨクサイトの典型的すり替え論の引用。

     ≪検定結果発表当時の報道では、文部科学省は以前から(命令や強制はなかったとする)反対説との間で争いがあり、軍の命令があったと断定するのは不適切で、今回から意見を付けた(「時事通信」2007/3/30)としていました。
     
    「学問的に争いがあり、命令があったと断定するのが不適切」なら「命令がなかったと断定するのも不適切」となるはずです。しかし検定では「命令がなかった」と断定するような方向への修正がおこなわれました。
     今回の国会質問とつきあわせると、このような検定結果になった理由は、「文部科学省が訴訟を支持している立場のために、訴訟原告の主張に沿って修正させた」という、きわめて政治的なものの可能性が濃くなります。≫
    きょういくブログ(4月14日)

    >「学問的に争いがあり、命令があったと断定するのが不適切」なら「命令がなかったと断定するのも不適切」となるはずです。

    このあたりがサヨクのすり替え理論の典型である。

    検定意見が「命令がなかったと断定するのも不適切」。

    その通りである。

    「命令があった」とも「命令がなかった」とも、現時点ではどちらに断定する検定意見も不適切である。

    従って検定意見では「命令の有無」についてはあえて触れていない。

    それを「『命令がなかった』と断定するような方向への修正がおこなわれました」と虚偽の情報を流し、

    その結果「検定意見書で命令が無かったと修正された」、と誤報を流し県民を狂乱させているのが沖縄メディアの実態である。

     

    ■教科書執筆者の記述変更は「渡りに舟」■ 

    更に、その虚偽を追求されるとサヨクは次のように強弁する。

    <文部科学省の説明は、一見するともっともなように見えます。しかし文部科学省が検定意見をつけたことで、各教科書会社は逆に「命令や強制はなかった」と受け止められる記述へと変更しています。>

    つまり検定意見が「軍命令の有無」に触れなくても教科書会社は「命令や強制はなかった」と受け止められる記述へと変更していると。

    だが、この教科書会社の自主的記述変更について教科書執筆者の実情に詳しい現代史の専門家秦郁彦氏は次のように語っている。

    秦郁彦氏は産経新聞(東京版)へのコメントで「軍の命令」が独り歩きした背景を探った上で、こう述べている。「教科書執筆者も(軍命が無かったことに)既に気付いており、今回の検定はいわば“渡りに船”だったのではないか」と。痛烈な皮肉と受け取った。>(産経新聞2007/04/01 05:06)

    この在りもしない「検定意見」を撤回を要求する「県民大会」で大騒動なのが現在の沖縄の異常な状況である。

    沖縄タイムス 2007年8月28日(火) 夕刊 5面  
     
    文科相 撤回に否定的/「集団自決」修正

    直接回答は「大変危険」

     【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から、日本軍の関与が削除された問題で、内閣改造で留任した伊吹文明文部科学相は二十七日、検定意見の撤回を求める沖縄側の要望について「ストレートにお答えするのは大変危険なこと。私が修正できるとか、こうあるべきだと言った途端にとんでもないパンドラの箱を開いた汚名を着る」と述べ、意見撤回に否定的な見解を示した。安倍内閣改造後の会見で答えた。
     伊吹文科相は、県民の気持ちには理解を示した上で、「(撤回すれば)今度は日中、日韓、その他の問題で、ある意見を持った人たちが『こうしろ』と言ったら、大臣の権限でできるという国であってはならない」と説明した。
     
                           ◇

    上記の文部科学大臣のごく当たり前の意見でどれもこれに異論を挟む者はいないだろう。

    「国旗国家推進沖縄県民会議」の恵忠久会長はこの辺の事情を次のように解説している。

    ・・・「自決命令の有無」については検定意見では触れないことにしたが、軍からの自決命令が無かったとはしていない。

    ところが、新聞報道は「集団自決そのものが書き換えられた」如く誤報して県民を惑わし、歴史学的にはまったくの素人である議会や各種団体が、学術的な検討もせず、新聞などの単なる風聞のみで、多数決で【軍の地域の隊長からの自決命令があった」と決議して、政府に書き換えよと強要している現状である。(略)

    歴史事実の記載に誤りがあれば学術的に冷静に書き直すことは可能であるが、

    群集を集め、徒党を組んで、足は大地を蹴散らし、拳は天中を突き、政治的に変更を要求するのは如何なものか。>

     

    歪曲拒否「島ぐるみ」 山口琉大准教授、韓国・平和会議で報告  

    沖縄の大学はサヨク学者の掃き溜めだと言われるが、この先生韓国に出張してまで「日本軍の残虐性」を訴えているようだ。

    この先生、出張費はどこから出ているのだろうか。

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    杉村大蔵の正論「派閥談合反対」 ダムの一穴になるか

    2007-09-17 06:56:40 | 県知事選

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    自民「派閥談合型」の総裁選 福田、麻生氏が届け出 

    (略)

     ■推薦人名簿(敬称略、○は推薦人代表)


    ◆福田陣営

    【町村派】○橋本聖子、森喜朗、北村茂男【津島派】津島雄二、笹川堯、岩永浩美【古賀派】金子一義、宮沢洋一、市川一朗【伊吹派】谷津義男、萩山教厳、中曽根弘文【山崎派】野田毅、深谷隆司、山内俊夫【二階派】松浪健四郎【高村派】村上誠一郎【谷垣派】逢沢一郎【無派閥】中山太郎、川口順子


    ◆麻生陣営

    【津島派】○鳩山邦夫、馬渡龍治、戸井田徹、山口泰明【古賀派】菅義偉、今井宏【山崎派】甘利明、武田良太【伊吹派】中川昭一、西川京子、吉田六左エ門、鍵田忠兵衛、椎名一保【麻生派】鴻池祥肇【無派閥】島村宜伸、浜田靖一、永岡桂子、遠藤宣彦、坂井学、武藤容治

    (2007/09/15 11:23)

                          ◇

    自民党総裁選はについて、当日記では他ブログに任せてスルーの予定だったが・・・。

    日曜日のトーク番組は総裁候補「福田VS麻生」の対決で番組はしごをしていた。

    テレビを斜め見して(よく見ていないという意味)の福田候補についての感想を敬称抜きで思いつくままに無責任に書いて見たい。

    当日記は当然麻生候補を押すが、如何せん結果は福田候補で決まったようなメディアの報道。

    一見「猫なで声福田VSべらんめえ麻生」という印象だが、そもそも福田が自民党にいるのが良く分からない。

    たまたま自民党の大物福田赳夫の長男に生まれたので自動的に自民党に入ったが、さもなくば社会党に入っていたほうが似合っていただろう。

    サンデープロジェクトで麻生が唱える「自由と繁栄の弧」について田原総一郎の誘導に「中国を入れたほうが、・・・モゴモゴ」、結局中国様なしでは何事もやってはいけないんでしょう。

    雪崩をうって福田を支持する自民党議員を評して田原が、

    「思想信条もへったくれも無い勝ち馬に乗りたい連中」といった表現をしていたが、これに関してはまったく同感。

    「年だから」といって総裁候補を辞退しておいて今頃迷い出てくるとは、ゾンビじゃあるまいしね。

    ゾンビに群がる自民党員はやはり亡者の群れか。

    派閥談合の古い自民党に逆戻りかの批判に「派閥ではなく政策集団で、・・・ボソボソ」と言っていたが、言葉を言い換えればすむ問題ではないだろう。

    まぁ、内政面では「靖国問題」、「男女共同参画社会」以外では「べらんめえ麻生」と大差は見られないが、外交ではなるべく目立った動きはして欲しくないね。

    でも、福田氏「戦後レジームからの脱却」と一線画すといっているが、そりゃそうだろう。

    だって自分が「戦後レジーム」そのものだから自分から脱却したらセミの抜け殻だろう。

    アジア重視なんて言うが、調子に乗って「福田談話」なんぞ発表された日にゃ村山、河野、福田で「団子三兄弟」ならぬ「談話三兄弟」になってしまう。

    「信」が政策の中心と言うが、外交はお隣の国の「信」を受けるのが肝要とばかりに、「アジア謝罪行脚の旅」などは勘弁してほしいね。

    総じて言えることは福田はモヤモヤした印象で総理向きではない、と言うより、政治家向きではない。 

    そもそも総裁選立候補の弁が「まあ出よう」は無いだろう。(福田氏「まあ出よう」と決心 出馬会見要旨

    2007/09/16-16:33 杉村議員が反発=小泉チルドレンの会合退席-自民総裁選
     小泉チルドレンと呼ばれる自民党の当選1回衆院議員らでつくる選挙塾「新しい風」(会長・武部勤元幹事長)は16日午後、党本部で総裁選対応を協議した。このうち、メンバーの杉村太蔵衆院議員が「(武部氏らの方針に)ついていけない」と途中退席。武部氏は杉村氏に「もう来るな」と怒ったという。(時事通信)

    この小泉チルドレンの申し子のような男に

    「派閥談合で投票を決めるなんて先祖もびっくりの先祖返りで反対だ」(フジTV)

    なんて正論を言われたら、永田町の亡者議員も赤面だろう。

    武部氏は杉村氏に「もう来るな」と怒ったという

    子供に正論を言われたら、パパとしては「出て行け」か「もう来るな」の他に言葉は無いだろう。

    小泉チルドレンと呼ばれる自民党の当選1回衆院議員らでつくる選挙塾「新しい風」(会長・武部勤元幹事長)

    意外とこのあたりがダムの一穴で、「橋本vs小泉現象」を起こしたりして、「追い風」が麻生の追い風だったら大笑いだが。

    ダムの一穴による崩壊の論拠にはすべり坂論法. (slippery-slope-argument)というイカメシイ議論があるらしい。

    政治家の行動にも影響すると言うから、杉村大蔵のミエミエのパフォーマンスもあながちバカには出来ない。

    意外と麻生逆転勝利のキーワードは「杉村大蔵の正論」だったりして。

    多勢に無勢でも小泉の例もある。

    敵は幾萬ありとも、の意気を感じる麻生太郎、がんばれ! 

    選挙はふたを開けてみるまで分からないよ。

    ■小泉VTR
     平成13年4月の総裁選では、小泉純一郎、橋本龍太郎、亀井静香、麻生太郎の4氏が立候補。告示当初の下馬評では、橋本氏が圧倒的優位で、3度目の挑戦の小泉氏は勝つ確率が「1割」ともいわれ、決選投票に残っても国会議員票で橋本氏を上回れない状況だった。しかし派閥政治を批判し、田中真紀子氏を“助っ人”に戦い、全国で「小泉旋風」を巻き起こす。国会議員票と都道府県連票の計487票を争い、小泉氏は全地方票の約9割にあたる123票に、国会議員票を加えて298票を獲得し新総裁に。2位の橋本氏(155票)をほぼダブルスコアで破る大逆転だった。

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      「うつろな目の少女」の秘密!

      2007-09-16 05:46:42 | オカッパの少年


      琉球新報 金口木舌2007年9月7日掲載  

       

       雨が降るさまを表す言葉はいろいろあるが「遣(や)らずの雨」は情趣を感じさせる。別れが惜しい訪問客を引き留めるかのように、急に降りだした雨を言う
      ▼「馬の背をわける」も乙だ。馬の毛並みが雨模様を連想させるのだろう。左右を分けるように、一方は晴れて片方は雨が降る状況。ウチナーグチだとカタブイ(片時雨=国立国語研究所沖縄語辞典)だが、残暑が続く中、このところカタブイが目立つという(略)

                         ◇

      琉球新報の味のあるコラムに感心していたら、「遣らずの雨」で同じ新報の2週間前の「うつろな目をした少女」という衝撃的記事を思い出した。

      沖縄戦を伝えるため伊丹市からわざわざ琉球新報を訪れて証言した大城盛俊氏の驚愕の記事のことだ。

      教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる

      2007年8月25日琉球新報

      「沖縄がいつまでもバカにされたままでいいのか。沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴える大城盛俊さん=那覇市天久の琉球新報社

       「うつろな目の少女」と題し、大田昌秀著「これが沖縄戦だ」(1977年出版)の表紙写真で紹介された兵庫県伊丹市の大城盛俊さん(75)=旧玉城村出身=が来県、高校歴史教科書検定で沖縄戦の「集団自決」に関する記述から日本軍の強制が修正・削除された問題で、「沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴えている。24日、琉球新報社を訪れた大城さんは、史実を歪める教科書検定の動きに「教科書が嘘(うそ)をついて、その嘘を教えられた子どもたちが大きくなったらどうなるのか」と懸念し、憤りで声を震わせた。
       表紙の“少女”の正体が大城さん。当時12歳で、育ての父に「男の子は兵隊にやられるから女の子になりすましなさい」と言われ髪を伸ばした。
       大城さんは、1945年4月1日の米軍の沖縄本島上陸後に家族と玉城村のガマ(壕)に避難したときのことを鮮明に記憶している。そこには200―300人の住民がいた。5月下旬、日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。彼らは黒砂糖が入った大城さんのリュックサックを取り上げようとした。大城さんが「取らないで」とお願いすると、「生意気なやつだ」と壕の外に引きずりだし、激しく暴行。硬い革靴でけり飛ばされた大城さんは気を失った。殴られた右目は失明した。
       数日後、大城さんは米兵に助けられた。同写真は診療所の前で撮影された。(略)
       (深沢友紀)

                           ◇

                                                    

      連日地元紙に登場する沖縄戦の証言者の話には一応目を通しているはずだったが、上記記事は不覚にも見落としていた。

      後日、「12歳の少年が何故女装していたの」と知人に聞かれ、記事を改めて読み返してみたが、記事の意味が良く飲み込めなかった。

      「男装の少女」は米兵の毒牙を逃れるため米軍占領後しばらくの間、沖縄のいたるところでよく聞いた話。

      だが、逆におかっぱ頭の「女装の少年」の話は今回初めて記事で知った。

      「男装の女性」が米兵の目をごまかす目的だったという先入観で、男の子が女装をした理由は記事によると次の通りだった。

      「男の子は兵隊にやられるから女の子になりすましなさい」

      という義父の言葉だ。

      この文言を見ると容易にミスリードされてしまう。

      「やられる」を「兵隊に遣(や)られる」では無く「兵隊にヤラれる」と誤読してしまったのだ。

      言うまでなく、ここで言う「ヤラれる」とは「強姦される」を意味する。

      「遣らず雨」の粋な意味は消え去り「ヤラれる」という直裁な表現だ。

      連日の「日本兵は残虐だ」とのキャンペーン記事を見ていると、日本兵は「少年をヤル」までに鬼畜に陥っていたのかと一瞬目を疑ったくらいだ。

      だが、ここで疑問が残る。

      それでは、少年はヤルが少女ならヤラない鬼畜兵が沖縄に集中していたのか。

      換言すれば沖縄に集結した日本兵はホモ集団だったのか。

      ■「うつろな目をした少女」■

      問題のおかっぱ頭の少女の写真は新報のウェブサイト記事には掲載されていないが、沖縄戦史では「うつろな目をした少女」として有名な写真である。

      だが、地元でこの「少女」が男の子であること知っている人は少い。

      この写真が掲載されている「写真で見る沖縄戦-住民篇」では「ヤラれる」を「殺される」と説明している。
      http://www.okinawa-sen.or.jp/060214/index.html

      うつろな目をした”少女”
      実は日本兵に殺されないようにおかっぱ姿にしていた少年
      1945.6.21具志頭
         
           

       >日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。彼らは黒砂糖が入った大城さんのリュックサックを取り上げようとした。大城さんが「取らないで」とお願いすると、「生意気なやつだ」と壕の外に引きずりだし、激しく暴行。硬い革靴でけり飛ばされた大城さんは気を失った。
        特集 「写真で見る沖縄戦-住民

      戦争末期になると、戦況悪化、長期化により兵士が不足し、兵役対象者が大学生にまで及んだ(学徒動員)。

      そこで、沖縄においても、1945年3月に“鉄血勤皇隊”として沖縄の学徒が召集された。

      日本陸軍第32軍の「鉄血勤皇隊ならびに活用に関する覚書」によると、

      「各学校ごとに鉄血勤皇隊を編成し、軍の緊密な協力の下で軍事訓練を施し、非常事態ともなれば直接軍組織に編入し戦闘に参加させる」
       
      と記されており、当初から軍の援助・指導を前提に、県立学校が積極的に軍事訓練・戦闘へ取り組んでいたことが伺える。
      さらに、その添付文章などによると、召集対象年齢を下回る14~16歳の学徒についても召集に備えた書類を作ることが定められた
       
      そうした覚書・協定に基づいて、当時の沖縄県庁は、各学校で集めた学徒名簿を軍に提出し、沖縄の14~16歳の少年を動員した。(ウィキペディア)
       
      戦争が長引けばそのうちこの少年も正式に招集される。
       
      結局、この話は12歳の少年が兵役の手伝いを逃れるためにおかっぱ頭の少女に変装していたのではないか。
       
       
      一方。これとは逆に米兵の獣欲から逃れるため長い髪を坊主頭にして顔に泥を塗って薄汚い少年に化けた話は、沖縄では密かに語られる実話である。

      米兵蛮行の象徴 「ボンベの鐘」 

      <時鐘は時計の代わりだけでなく、時代の相を写す鏡でもあった

      米軍占領下の沖縄の歴史を知る上でどうしても語らねばならぬ、もう一つの「鐘」がある

      不発弾を利用した「ボンベの鐘」のことだ。

      形はボンベだが、実際は不発弾の爆薬を抜き取った「不発弾の鐘」と言ったほうが正確だろう。

       

       

      ←「ボンベの鐘」

       

      「鬼畜米英」と信じ込んでいた米軍は“思ったより”親切だった。

      年寄りの傷の手当てをしたり、赤ん坊にミルクを与えたり・・・。

      だが米軍はヒューマニズムに溢れていたというのは神話に過ぎなかった。

      米軍の沖縄占領から数年間の米軍の蛮行はマスコミには封印されたままである。

      当時の沖縄住民は米兵の蛮行には目をつぶって耐える以外にはなかった。

      現在70歳以上の女性なら、1945年の占領当時から数年間、各集落の入り口にぶら下っていた米兵監視用の「鐘」のことを覚えているはずである。

      米兵の蛮行から身を護るために沖縄住民が考えただした「ボンベの鐘」のことを。

      <この鐘は部隊に近いところの集落にかけられているものです。収容所のところです。これは夜な夜な集団で米軍の兵隊が集落内に襲ってくるときに、危険を知らしめる鐘だったんです。このボンベを打ち鳴らされる数は、あるいはそれ以上の数が女性たちに性的暴力を奪っていったという、一つのシンボルといいますか、今でもこれは砂辺地区に残っているボンベです。このことを島マスさんは女性は安心して当時は外出もできなかった。家の中にいても、いつ米兵が入ってくるか分からない。人々は自衛手段としてボンベの鐘を打ち鳴らしました。占領地の沖縄は無法地帯でした」という表現があります。>(沖縄県収用委員 第8回会審理記録」の一部抜粋)http://www.jca.apc.org/HHK/Kokaishinri/8th/Matayosh
      i8.html

       

      現在の判断基準で考えれば、12歳の少年を将来兵役に取られるのが忍びがたく我が子をおかっぱ頭の女の子に変装させて兵役を逃れさせる親心はよく理解できる。
       
      だが、時代は62年前の戦時中のこと。
       
      当時の基準で言えば兵役拒否であり「非国民」といわれても仕方のない行為だ。
       
      食料を要求する日本兵を「取らないで」と拒否した“少女”がもみ合ううちに男であることがばれてもおかしくはない。
       
      記事では書かれていないが「生意気だ」という一言より
       
      「女の癖に生意気だ。 おや、貴様男だな。 兵役拒否したな!」といって殴られたと言う方が自然だろう。
       
      さらに冒頭の琉球新報記事にはもう一つ疑問が残る。
       
      1983年、喉頭(こうとう)がんで声帯を失ったが、人工声帯で沖縄戦の実相を全国各地で語り続ける。講演は23年で1120回を数えた。

       
      23年間に1120回の講演会をこなすとは、単純計算をしても1週間に1~2回の講演会を23年も続けたことになり、ある意味で講演会のプロともいえる。
       
      その講演会のプロが「うつろな瞳をした少女」の本人なら、わざわざ伊丹市からインタビューのためだけに琉球新報を訪れて一回の講演会も無く帰るのが不可解だというのだ。
       
      地元紙は今まさに沖縄戦の証言者で大キャンペーンを張っている真っ最中ではないか。
       
      日本軍の残虐性を訴えるのに「うつろな瞳をした少女」ほどおいしい演題はないはずだ。
       
      講演会のプロが一回も講演会をせずに尼崎に帰ったのには訳があったのだろう。
       
      沖縄では米兵を逃れるための「男装の女性」の話は数多いが日本兵から逃れるための「女装の男性」の話は大城俊盛氏以外には聞いた事が無いのだ。
       
      本土各地では「うつろな瞳をした少女」として講演を続けられても現地の沖縄では実質上の「徴兵拒否」がばれてしまうのを恐れて琉球新報も講演を避けたのではないか。
       
      さらにもう一つ、「釣りキチおやじの言いたい放題」が同じ記事に次のような疑問を投げかけている。
       
      ≪マスコミの世論操作、『「兵」と「軍」との巧妙なすり替え』
      「教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる」との記事が、8月25日16時4分付で琉球新報から発せられた。
      http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-26594-storytopic-
      1.html

      この中に、
      日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。(略)「日本兵は本当に恐ろしかった。住民を『スパイだ』と決め付けて虐殺したところも見た。捕虜になれば男は戦車でひき殺され、女は暴行され殺されると言い聞かせ、住民を死(集団自決)に追い込んだのは日本兵だ」と厳しい口調で語る。
      との記述がある。
      (略)
      しかしながら、此処には巧妙な論理のすり替えがある。
      事実は日本『兵』なのに、結論は日本『軍』となっていること。
      『個としての組織の構成員』が、何時の間にか『全体としての組織それ自体』にすり替えられてしまっている事である。
      生きるか死ぬかの極限状態を潜り抜けた、当時は12歳の少年、しかもそのときの苦しみを今も引き摺らざるを得ない運命に置かれている方の言については云々する立場にはないが、この方の言を奇貨として、しかも論理をすり替えてまで世論操作を行おうとは、言語道断と言わざるを得ない。 ≫
       
       
        
      コメント (3)

      「うつろな目の少女」の秘密!

      2007-09-16 05:46:42 | オカッパの少年


      琉球新報 金口木舌2007年9月7日掲載  

       雨が降るさまを表す言葉はいろいろあるが「遣(や)らずの雨」は情趣を感じさせる。別れが惜しい訪問客を引き留めるかのように、急に降りだした雨を言う
      ▼「馬の背をわける」も乙だ。馬の毛並みが雨模様を連想させるのだろう。左右を分けるように、一方は晴れて片方は雨が降る状況。ウチナーグチだとカタブイ(片時雨=国立国語研究所沖縄語辞典)だが、残暑が続く中、このところカタブイが目立つという(略)

                         ◇

      琉球新報の味のあるコラムに感心していたら、「遣らずの雨」で同じ新報の2週間前の「うつろな目をした少女」という衝撃的記事を思い出した。

      沖縄戦を伝えるため伊丹市からわざわざ琉球新報を訪れて証言した大城盛俊氏の驚愕の記事のことだ。

      教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる

      「沖縄がいつまでもバカにされたままでいいのか。沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴える大城盛俊さん=那覇市天久の琉球新報社 (写真省略)

      うつろな目の少女」と題し、大田昌秀著「これが沖縄戦だ」(1977年出版)の表紙写真で紹介された兵庫県伊丹市の大城盛俊さん(75)=旧玉城村出身=が来県、高校歴史教科書検定で沖縄戦の「集団自決」に関する記述から日本軍の強制が修正・削除された問題で、「沖縄県民はもっと怒って立ち上がらなければ」と訴えている。24日、琉球新報社を訪れた大城さんは、史実を歪める教科書検定の動きに「教科書が嘘(うそ)をついて、その嘘を教えられた子どもたちが大きくなったらどうなるのか」と懸念し、憤りで声を震わせた。
       表紙の“少女”の正体が大城さん。当時12歳で、育ての父に「男の子は兵隊にやられるから女の子になりすましなさい」と言われ髪を伸ばした。
       大城さんは、1945年4月1日の米軍の沖縄本島上陸後に家族と玉城村のガマ(壕)に避難したときのことを鮮明に記憶している。そこには200―300人の住民がいた。5月下旬、日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。彼らは黒砂糖が入った大城さんのリュックサックを取り上げようとした。大城さんが「取らないで」とお願いすると、「生意気なやつだ」と壕の外に引きずりだし、激しく暴行。硬い革靴でけり飛ばされた大城さんは気を失った。殴られた右目は失明した。
       数日後、大城さんは米兵に助けられた。同写真は診療所の前で撮影された。「日本兵は本当に恐ろしかった。住民を『スパイだ』と決め付けて虐殺したところも見た。
      捕虜になれば男は戦車でひき殺され、女は暴行され殺されると言い聞かせ、住民を死(集団自決)に追い込んだのは日本兵だ」と厳しい口調で語る。
       1983年、喉頭(こうとう)がんで声帯を失ったが、人工声帯で沖縄戦の実相を全国各地で語り続ける。講演は23年で1120回を数えた。(略)
        (深沢友紀)

      (琉球新報 8/25 16:03)

                           ◇

                                                    

      連日地元紙に登場する沖縄戦の証言者の話には一応目を通しているはずだったが、上記記事は不覚にも見落としていた。

      後日、「12歳の少年が何故女装していたの」と知人に聞かれ、記事を改めて読み返してみたが、記事の意味が良く飲み込めなかった。

      「男装の少女」は米兵の毒牙を逃れるため米軍占領後しばらくの間、沖縄のいたるところでよく聞いた話。

      だが、逆におかっぱ頭の「女装の少年」の話は今回初めて記事で知った。

      「男装の女性」が米兵の目をごまかす目的だったという先入観で、男の子が女装をした理由は記事によると次の通りだった。

      「男の子は兵隊にやられるから女の子になりすましなさい」

      という義父の言葉だ。

      この文言を見ると容易にミスリードされてしまう。

      「やられる」を「兵隊に遣(や)られる」では無く「兵隊にヤラれる」と誤読してしまったのだ。

      言うまでなく、ここで言う「ヤラれる」とは「強姦される」を意味する。

      「遣らず雨」の粋な意味は消え去り「ヤラれる」という直裁な表現だ。

      連日の「日本兵は残虐だ」とのキャンペーン記事を見ていると、日本兵は「少年をヤル」までに鬼畜に陥っていたのかと一瞬目を疑ったくらいだ。

      だが、ここで疑問が残る。

      それでは、少年はヤルが少女ならヤラない鬼畜兵が沖縄に集中していたのか。

      換言すれば沖縄に集結した日本兵はホモ集団だったのか。

      ■「うつろな目をした少女」■

      問題のおかっぱ頭の少女の写真は新報のウェブサイト記事には掲載されていないが、沖縄戦史では「うつろな目をした少女」として有名な写真である。

      だが、地元でこの「少女」が男の子であること知っている人は少い。

      この写真が掲載されている「写真で見る沖縄戦-住民篇」では「ヤラれる」を「殺される」と説明している。
      http://www.okinawa-sen.or.jp/060214/index.html

      うつろな目をした”少女”
      実は日本兵に殺されないようにおかっぱ姿にしていた少年
      1945.6.21具志頭
       
      うつろな目をした”少女”  

       >日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。彼らは黒砂糖が入った大城さんのリュックサックを取り上げようとした。大城さんが「取らないで」とお願いすると、「生意気なやつだ」と壕の外に引きずりだし、激しく暴行。硬い革靴でけり飛ばされた大城さんは気を失った。
        特集 「写真で見る沖縄戦-住民

      戦争末期になると、戦況悪化、長期化により兵士が不足し、兵役対象者が大学生にまで及んだ(学徒動員)。

      そこで、沖縄においても、1945年3月に“鉄血勤皇隊”として沖縄の学徒が召集された。

      日本陸軍第32軍の「鉄血勤皇隊ならびに活用に関する覚書」によると、

      「各学校ごとに鉄血勤皇隊を編成し、軍の緊密な協力の下で軍事訓練を施し、非常事態ともなれば直接軍組織に編入し戦闘に参加させる」
       
      と記されており、当初から軍の援助・指導を前提に、県立学校が積極的に軍事訓練・戦闘へ取り組んでいたことが伺える。
      さらに、その添付文章などによると、召集対象年齢を下回る14~16歳の学徒についても召集に備えた書類を作ることが定められた
       
      そうした覚書・協定に基づいて、当時の沖縄県庁は、各学校で集めた学徒名簿を軍に提出し、沖縄の14~16歳の少年を動員した。(ウィキペディア)
       
      戦争が長引けばそのうちこの少年も正式に招集される。
       
      結局、この話は12歳の少年が兵役の手伝いを逃れるためにおかっぱ頭の少女に変装していたのではないか。
       
       
      一方。これとは逆に米兵の獣欲から逃れるため長い髪を坊主頭にして顔に泥を塗って薄汚い少年に化けた話は、沖縄では密かに語られる実話である。

      米兵蛮行の象徴 「ボンベの鐘」 

      <時鐘は時計の代わりだけでなく、時代の相を写す鏡でもあった

      米軍占領下の沖縄の歴史を知る上でどうしても語らねばならぬ、もう一つの「鐘」がある

      不発弾を利用した「ボンベの鐘」のことだ。

      形はボンベだが、実際は不発弾の爆薬を抜き取った「不発弾の鐘」と言ったほうが正確だろう。

       

       

      ←「ボンベの鐘」

       

      「鬼畜米英」と信じ込んでいた米軍は“思ったより”親切だった。

      年寄りの傷の手当てをしたり、赤ん坊にミルクを与えたり・・・。

      だが米軍はヒューマニズムに溢れていたというのは神話に過ぎなかった。

      米軍の沖縄占領から数年間の米軍の蛮行はマスコミには封印されたままである。

      当時の沖縄住民は米兵の蛮行には目をつぶって耐える以外にはなかった。

      現在70歳以上の女性なら、1945年の占領当時から数年間、各集落の入り口にぶら下っていた米兵監視用の「鐘」のことを覚えているはずである。

      米兵の蛮行から身を護るために沖縄住民が考えただした「ボンベの鐘」のことを。

      <この鐘は部隊に近いところの集落にかけられているものです。収容所のところです。これは夜な夜な集団で米軍の兵隊が集落内に襲ってくるときに、危険を知らしめる鐘だったんです。このボンベを打ち鳴らされる数は、あるいはそれ以上の数が女性たちに性的暴力を奪っていったという、一つのシンボルといいますか、今でもこれは砂辺地区に残っているボンベです。このことを島マスさんは女性は安心して当時は外出もできなかった。家の中にいても、いつ米兵が入ってくるか分からない。人々は自衛手段としてボンベの鐘を打ち鳴らしました。占領地の沖縄は無法地帯でした」という表現があります。>(沖縄県収用委員 第8回会審理記録」の一部抜粋)http://www.jca.apc.org/HHK/Kokaishinri/8th/Matayosh
      i8.html

       

      現在の判断基準で考えれば、12歳の少年を将来兵役に取られるのが忍びがたく我が子をおかっぱ頭の女の子に変装させて兵役を逃れさせる親心はよく理解できる。
       
      だが、時代は62年前の戦時中のこと。
       
      当時の基準で言えば兵役拒否であり「非国民」といわれても仕方のない行為だ。
       
      食料を要求する日本兵を「取らないで」と拒否した“少女”がもみ合ううちに男であることがばれてもおかしくはない。
       
      記事では書かれていないが「生意気だ」という一言より
       
      「女の癖に生意気だ。 おや、貴様男だな。 兵役拒否したな!」といって殴られたと言う方が自然だろう。
       
      さらに冒頭の琉球新報記事にはもう一つ疑問が残る。
       
      1983年、喉頭(こうとう)がんで声帯を失ったが、人工声帯で沖縄戦の実相を全国各地で語り続ける。講演は23年で1120回を数えた。

       
      23年間に1120回の講演会をこなすとは、単純計算をしても1週間に1~2回の講演会を23年も続けたことになり、ある意味で講演会のプロともいえる。
       
      その講演会のプロが「うつろな瞳をした少女」の本人なら、わざわざ伊丹市からインタビューのためだけに琉球新報を訪れて一回の講演会も無く帰るのが不可解だというのだ。
       
      地元紙は今まさに沖縄戦の証言者で大キャンペーンを張っている真っ最中ではないか。
       
      日本軍の残虐性を訴えるのに「うつろな瞳をした少女」ほどおいしい演題はないはずだ。
       
      講演会のプロが一回も講演会をせずに尼崎に帰ったのには訳があったのだろう。
       
      沖縄では米兵を逃れるための「男装の女性」の話は数多いが日本兵から逃れるための「女装の男性」の話は大城俊盛氏以外には聞いた事が無いのだ。
       
      本土各地では「うつろな瞳をした少女」として講演を続けられても現地の沖縄では実質上の「徴兵拒否」がばれてしまうのを恐れて琉球新報も講演を避けたのではないか。
       
      さらにもう一つ、「釣りキチおやじの言いたい放題」が同じ記事に次のような疑問を投げかけている。
       
      ≪マスコミの世論操作、『「兵」と「軍」との巧妙なすり替え』
      「教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる」との記事が、8月25日16時4分付で琉球新報から発せられた。
      http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-26594-storytopic-
      1.html

      この中に、
      日本兵が入り込んできて「食料をよこせ」と銃を向けた。(略)「日本兵は本当に恐ろしかった。住民を『スパイだ』と決め付けて虐殺したところも見た。捕虜になれば男は戦車でひき殺され、女は暴行され殺されると言い聞かせ、住民を死(集団自決)に追い込んだのは日本兵だ」と厳しい口調で語る。
      との記述がある。
      (略)
      しかしながら、此処には巧妙な論理のすり替えがある。
      事実は日本『兵』なのに、結論は日本『軍』となっていること。
      『個としての組織の構成員』が、何時の間にか『全体としての組織それ自体』にすり替えられてしまっている事である。
      生きるか死ぬかの極限状態を潜り抜けた、当時は12歳の少年、しかもそのときの苦しみを今も引き摺らざるを得ない運命に置かれている方の言については云々する立場にはないが、この方の言を奇貨として、しかも論理をすり替えてまで世論操作を行おうとは、言語道断と言わざるを得ない。 ≫

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      これが沖縄戦だ 改訂版―写真記録
      大田 昌秀
      那覇出版社

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      コメント (4)

      フリチンの松明

      2007-09-15 22:13:12 | 県知事選
       友人同士のプライベートサイト内のくだらないメールのやり取りです。
       
      これでランキング下がるかも知れません。
       
      マックス会諸君

      下記掲載の英文記事は、いつ何時諸君の身に降りかからんとも限らん大変なニュースのようです

      どなたか学生時代を思い出して和訳してくれませんか。

      枝葉は端折って大意だけでも良いと思いますが・・・。

      Eより

      MOSCOW (Reuters) - A woman set fire to her ex-husband's penis as he sat naked watching television and drinking vodka, Moscow police said Wednesday.

      Asked if the man would make a full recovery, a police spokeswoman said it was "difficult to predict."

      The attack climaxed three years of acrimonious enforced co-habitation. The couple divorced three years ago but continued to share a small flat, something common in Russia where property costs are very high.

      "It was monstrously painful," the wounded ex-husband told Tvoi Den newspaper. "I was burning like a torch. I don't know what I did to deserve this."

      http://news.yahoo.com/s/nm/20070822/od_nm/
      russia_crime_penis
      _dc_1

                ◆

      モスクワ発ロイター電にしてはクダランニュースのようだ。

      エリチンの極秘情報かと思いきや、フリチンのニュースかよ。

      裸でウオッカを飲みながらテレビを見るとは太いやつだ

      おんなも、女、3年前に別れた前夫と同じ屋根の下で裸の付き合いをすることもあるまい。幾ら家賃が高いからといっても。

      居間でウオッカを飲んで腹から下へ垂れ流しているのを視れば、別れた女でなくても、たいまつと勘違いして火を点けたくなるかもしれない。ましてや別れたにくき男ではないか。

      一物が松明の如く燃え上がるとは。自家消火器も役には立たなかったようだ。

      もともとそのブツが焼くに、いや、役に立たなかったのか。

      それとも熱くなって立っていたのかな。警察も無責任に“完全に回復するかは、予断を許さぬ”ときた。医者でもあるまいし。勝手に診断するな。

      おとこも、男。“如何して、俺がこんな目にあわなければならないのか”と、・・・知ったことか!

      「いい加減にしろ」と言いたい。

      MACS会員諸君、家庭内別居にはくれぐれも気を付けよう。

      Nより

                      ◆ 

      いやー、さすがN君の名訳には、改めて二度笑いさせてもらいました。
       
      太いやつだ
       
      たいまつと間違えて火を点けるくらいだからきっと太いブツだったんでしょうね。
       
      ウオッカを飲んで腹から下へ垂れ流しているのを視れば
       
      くれぐれも泡盛を飲むときは垂れ流さないように火をつけ、もとい、気をつけましょう。
       
      それとも熱くなって立っていたのかな。
       
      熱くなり過ぎて、タツどころかタダレてしまったようですね。
       
      そもそも何も開チンしながらウオッカを飲まなくてもよさそうなもの。
       
       
      ウオッカを飲むときの教訓
       
      エリチンも
       
      フリチンで飲む時
       
      火の用心
       
      Eより

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      知的障害者を政治利用

      2007-09-15 18:00:38 | 教科書

      沖縄タイムス 2007年9月15日(土) 朝刊 30・31面  
       
      実行委、5万超へ奔走/県民大会残り2週間

       二十九日に宜野湾海浜公園で開かれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」まで十五日で残り二週間となった。仲里利信実行委員長は十四日、大会後の東京での要請行動では撤回決議した四十一市町村議会議長、市町村長らに参加を呼び掛けると明言した。
       仲里実行委員長は「参加目標の五万人を上回るよう努力したい」と意気込む。実行委は連日各種団体を訪ね、参加呼び掛けに奔走。これまでに二十七市町村議会が大会参加を確認している。

       実行委は十四日の役員会で、渡嘉敷島の「集団自決」体験者や高校生代表らが、式典で意見発表することや「平和の火のリレー」では大会当日の午前十時に糸満市を出発、午後三時に会場に到着することなどを確認した。


           ◇     ◇     ◇     

      「集団自決」生存者、登壇へ


       県民大会で登壇する、渡嘉敷島で起きた「集団自決(強制集団死)」体験者の吉川嘉勝さん(68)=那覇市=は「軍命がなければ一晩で三百人もの人が亡くなるわけがない。若い人にも思いが伝わるよう、内容を考えたい」と話した。

       吉川さん一家は一九四五年三月、手榴弾を使った「集団自決」を試みるが、不発。母ウシさんの「死ぬのはいつでもできる」の叫びで、死から免れた。

       戦後は、小中学校の教員として勤務、「若いころから『集団自決』を問い続け、自分なりに苦悩してきた」と振り返る。「年を取り、いつまでも証言できるわけではない。最後の機会という思いで訴えたい」と話した。


      バス運賃 片道無料/会場まで県バス協会決定


       県バス協会(会長・中山良邦沖縄バス社長)は十四日、宜野湾海浜公園で開かれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の参加者に限り、会場までのバス運賃を無料にすると決定、大会実行委員会に伝えた。バス運賃の片道無料化で、大会参加増加に弾みがつきそうだ。

       対象は、二十九日午前十一時から午後四時の間、宜野湾市の「真志喜」「コンベンションセンター前」「宜野湾市営球場前」バス停で下車する参加者。ただし、バスターミナルでの乗り換えなどは対象外。

       参加者は下車時、沖縄タイムスなど県内二紙が大会数日前に掲載する大会実行委の広告のバス無料券(証明書)を運転手に提示しなければならない。コピー可。対象路線は下記の通り。

       20(名護西線)23(具志川線)28、29(読谷線)31(泡瀬西線)32(コンベンションセンター線)55(牧港線)61(前原線)63(謝苅線)77(名護東線)88(宜野湾線)99(天久新都心線)112(国体道路線)120(名護西空港線)223(具志川おもろまち線)228(読谷おもろまち線)263(謝苅おもろまち線)288(宜野湾おもろまち線)

         

      ■知的障害者を政治利用■

      伊集の木会も大会参加を決定

      知的障害者授産施設の那覇学園などを運営する社会福祉法人伊集の木会(黒潮武秀理事長)は、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に、会として参加することを14日までに決めた。 那覇学園や玉川園、デイサービス施設など各施設の利用者と職員に参加を呼びかける。 利用者の家族などを含めると400人以上の規模になるという。 理事長は「削除された部分の記述は絶対に消すわけにはいかない。 撤回させるまでがんばりたい」と話した。(琉球新報 9月14日朝刊社会面)

      ウェブサイト記事には載っていない小さなベタ記事なので見逃しがちだし、「伊集の木会」といっても何のことか分からず「青春を語る会」の類かと思ったが、知的障害者の施設と知って仰天した。

      「県民大会」参加を学校の特別授業にしたり感想文を書かす異常さを書いたが、

      今度は知的障害者までも動員するというから仰天したまま開いた口も開けっ放しの驚きだ。

      しかも子弟を人質に取られた家族の動員と、職員への動員要請は業務命令なら逆らえないだろう。

      仮に良識ある職員が知的障害を理由に反対しようと思っても、

      現在のような熱狂した職場環境で「県民大会に反対した」という烙印を押されたら再就職もままならないだろう。

      >削除された部分の記述は絶対に消すわけにはいかない。

      この理事長さん、教科書から削除されたのはどの部分なのか理解したうえでこのような暴挙を企んでいるのだろうか。

      このような暴挙を誇らしげに報じる新聞も新聞なら、これを看過して平気な沖縄県民も恥を知るべきだ。

      教科書の記述は多数決で、しかも怒りの拳を天に突き上げて決めるべきものではない。 <復活へ連帯の拳 沖縄の怒り全国に

       

      数の暴力で教科書の書き換えを迫る「県民大会」はイデオロギーにまみれた「政治集会」である。

      この「政治集会に」知的障害者、及びその家族の動員を相手の弱みに付け込むように参加要請するのは恥ずべき行為である。

      沖縄県民の「理性」が虚偽からその仮面を剥ぎ取るのを期待して、再度パール判事の言葉を掲載する。

      ◆パール判事の言葉

      ≪「時」が熱狂と偏見とを、やわらげた暁には/「理性」が虚偽から、その仮面を剥ぎとつた暁には/「正義」の女神は、その時こそ、その秤を平衡に保ちながら/過去の賞罰の多くに、その所を変へることを要求するであろう≫

       

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       パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)
      田中 正明
      学館

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                        ◆

      琉球新報の言論封殺に抗議します【再掲】

      以下は【再掲です】

       

      琉球新報の言論封殺が続いて今日で89日目です。

      琉球新報の夕刊で火曜から土曜にかけての長期連載特集、

      上原正稔著「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」が

      掲載予定日の2007年6月19日より

      読者に何の断りも無く一方的に中止になりました。

      上原さんは掲載前に知人に次のように言っていました。

      ≪19日付からは第2話「慶良間で何が起きたのか」が始まります。
      「集団自決」をテーマにしたもので、作者の上原正稔氏は圧力に屈することなく執筆する≫と。

      同氏の話によると、

      ≪沖縄で現在展開されている運動に水をかけることになる内容になるためか≫

      ≪担当編集者の態度に変化があり、今回の事態に至ったらしい≫とも言っているそうです。

      どんな大きな圧力が働いたのでしょうか。

      琉球新報は読者に連載中止の理由を一言も言っておりません。

      問い合わせても「調整中」の一言で済ましています。

      読者は一方的に「知る権利」を奪われています。

      沖縄では今メディアの意見と違う考えは封殺される異常な事態になっています。

      これでは戦前の言論弾圧と変りません。

      琉球新報が連載を再開するまでこの記事を掲載し続けます。

                                    狼魔人

      ◆参考エントリー:

      「パンドラの箱」  カギを握る上原正稔氏

      沖縄のマスコミは大政翼賛会か

      琉球新報によって削除された「沖縄戦記」

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