狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

桝添大臣は救世主か   社保庁は敵に回せ!

2007-09-05 11:27:10 | 県知事選

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舛添厚労相「年金泥棒は牢屋に入れ」

 

閣議出席のため首相官邸に入る舛添要一厚労相
Photo By 共同
舛添要一厚生労働相が怒った。社会保険庁や市町村職員が国民年金保険料納付に絡み計約3億4000万円を着服していた問題で、舛添氏は4日の閣議後の会見で、「年金泥棒」「刑事告発してもらう」などと職員を糾弾した。過去44年間と長期間にわたるため、どこまで可能かは不透明だが、社保庁改革への一歩となるか、今後の動きが注目される。
 
 「年金問題では社会保険庁と格闘してきた。解決へ向け、全力でやっていきたい」と厚労相就任時に話していた舛添氏。早くもそのノロシを上げた。

 午前の閣議後に行われた記者会見。社保庁や市町村の職員による年金保険料の着服や不正受給が明らかになったことに対し、舛添氏は会見場に入るや「これは年金泥棒、盗っ人ですよ」と強烈な表現で職員の行為を批判した。さらに「どういう職員がどう着服し、厳正な処分を受けたか、洗いざらい公表する必要がある」として、増田寛也総務相と近く会談し、市町村に詳細な情報公開を求める考えを表明。職員がまだ処分されていないと判明した場合は「首長から刑事告発してもらうよう、総務相に申し入れる」と強調。社会保険庁職員についても、98年までは着服などの事例の情報開示が不十分だとして「司法の場でどういう判断をされたのかなど、詳細な資料を探すよう指示した」と語気を強めた。

 社会保険庁によると、同庁職員の着服や不正受給は同庁発足の1962年から、これまでに50件で総額1億4197万円。市町村職員によるそれは23都道府県で49件、計2億77万円に上る。

 「市町村の49件のうち12件は明らかにされていないし、公表しないでぬけぬけと働いていていいのか。横領まがいのことをやった連中にはきちんと牢(ろう)屋に入ってもらおうということですよ」と舛添氏。民間人時代同様、舌鋒(ぽう)は衰えることがなかった。

 舛添氏の発言に、政治評論家の小林吉弥氏は「自民党との癒着で誰も手をつけなかった社会保険庁を大臣として掌握した以上、評論家時代と違って言うよりもどれだけ実践できるかが問題」と指摘。同じく政治評論家の浅川博忠氏は「法的手段といっても、2割ほどは着服分を戻させることができるかもしれないが、限界がある。(有権者への)ツボ、つかみどころは心得ているということ」と話した。 
[ 2007年09月05日付 紙面記事 ] 
 
                       ◇

「国家の品格」の著者御茶ノ水大教授・藤原正彦がテレビのトーク番組で、次のような意味のことを発言したのを記憶している。

「世論なんてその時々で一変するもの。 一喜一憂すべきものでは無い」

世論無視なんて、政治家だったら口が裂けてもいえないこと。

だが、一寸したマスコミの動向で支持率が一変することを知っていたのが小泉前首相。

数々のサプライズで巧妙に民意を操った。

安倍首相は、世論を無視すると口にはしなくとも「世論」に逆らいながら「世論」の心変わりを狙っている。

そのキーマンが桝添厚労大臣。

そして社保庁を抵抗勢力に設定し一発逆転劇を狙う。

 

「自民党をぶっ潰す」といって抵抗勢力を造り上げ、

守旧勢力を敵にまわしそれに果敢に立ち向かうイメージ作りで成功したのが小泉前首相。

一方、社保庁を諸悪の根源として、行政の長たる安倍首相を敵対勢力の首魁としてそれを追求する正義の味方のイメージ作りに成功したのが民主党長妻議員。

安倍内閣にとって政治家の指示に不作為の抵抗を続ける社保庁は味方にはしておきたくない組織。

いやむしろ敵対勢力にしておきたい厄介な組織だった。

「消えた年金問題」については、安倍首相自らの指示さえ無視するどうしようもない組織であった。

年金記録5千万件の精査指示なし=「考えられない」-社保庁監視委(時事通信2007/07/26-20:27 )

<・・・葛西敬之委員長(会長)は視察後、記者団に対し基礎年金番号に未統合の5000万件の年金記録の精査に同庁がまだ入っていないと説明した上で、「(首相から)指示がありながら今まで何もしていない。われわれの世界では考えられない>

 

>舛添要一厚生労働相が怒った

そこに登場したのが千両役者・桝添新厚労大臣。

社保庁を「抵抗勢力」に印象付けることに見事成功したら、

安部改造内閣にとって久々のヒットになる。 

社保庁も不祥事がこれだけ続くと悪代官が跋扈する伏魔殿のイメージが相応しい。

>「これは年金泥棒、盗っ人ですよ」

最近人相が強面になった感のある桝添大臣。

こうなったら果敢に伏魔殿の奥に斬りこむ当山の金さんにでもなってほしい。

横領まがいのことをやった連中にはきちんと牢(ろう)屋に入ってもらおうということですよ

これは「横領まがい」ではなく横領そのもの。

刑務所なんて言わずに、悪代官には牢屋がふさわしい。

極悪代官は「牢屋に入れる」だけではなく、打ち首、獄門、晒し首、・・・とまでは言わなくとも、遠島・島流し程度にはしてほしいものだ。
 

社保庁を抵抗勢力にして、その解体に挑む桝添大臣。

これに対して公務員の身分保障を企む民主党長妻議員。

「社保庁を敵に回せ!」

これで両者の立場は一変する。

民主党は伏魔殿の延命を計っている、といった構図をマスコミに印象付けできたら桝添厚労大臣の起用は大成功と言える。

抵抗勢力に立ち向かうイメージとして、当日記は桝添大臣を「遠山の金さん」イメージした。

だが、サンスポでは「あばれ坊将軍」ならぬ「怒こりんぼ大臣」と命名したようだ。怒りんぼ大臣噴火!舛添厚労相、年金着服社保庁職員に「牢屋行け」 flag photo 

いずれにせよ桝添大臣の対マスコミ作戦は一応の成功模様。

だが、不逞の役人を一網打尽も良いけれど、

お隣さんのように19万人もぞろぞろ出てきたら「怒りんぼ大臣」も顔面蒼白。

「牢屋は満員」。

罪人は海外への流罪しかないでしょう。

中国、汚職などで19万人摘発(09/04 21:35) 
  
 
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小林よしのり「集団自決」はプレッシャー? 「沖縄論」で

2007-09-05 06:11:04 | ★集団自決

 

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新ゴーマニズム宣言スペシャル・沖縄論

2005年8月14日、「小林よしのりを沖縄に呼ぶ会」(会長高里洋介)主催で著者の講演会が行われた。『SAPIO』2005年9月28日号によれば集まった観客は約1300人、沖縄タイムズによれば1200人が集まったとされる。那覇市で同時刻に行なわれた「日本の潮流と沖縄の戦後六十年」の参加者は100人と、明暗が分かれた(この規模の差が沖縄県民の意識の差と言えるかもしれない)。(ウィキペディア)

 

沖縄の新聞が煽る「民意」と、二つの性格の異なる講演会の動員数の差は一体何を物語るのか。

実は筆者も宜野湾コンベンションセンターで行われたこの講演会に参加していた。

小林よしのり氏に敵意むき出しの沖縄タイムスのカウントでは聴衆は1200名とあったが、

実際は会場には開場前から行列をなしており、筆者の目測では満席で2000人近い入場者と見た。

「日本の潮流と沖縄の戦後六十年」は沖縄のサヨク作家目取真俊 氏が小林氏に対抗して同日、同時刻にマスコミの後援を得ての講演会だったが、実際は100名も集まっていなかったと聞く。

目取真氏の敵意剥き出しの対抗意識にも関わらず講演会には閑古鳥が鳴き、一方小林氏の講演会には行列ができた事は事実である。

当日小林よしのり講演会では「糸数慶子VS小林よしのり討論」が予定されていたが、当日になって糸数氏からドタキャンになった話は≪幻の討論会 「小林よしのりvs糸数慶子(沖縄県知事候補)」≫で書いた。

同氏の『沖縄論』では沖縄戦については詳しく触れておらず、次回に書くようなことを言っていたが、あれから2年。

「集団自決」で沖縄マスコミがこれほど盛り上がっているのに沖縄戦を詳述した『沖縄論』はいまだに出版されていない。

講演では、現在の沖縄の同調圧力の強さをしきりに強調し、次回執筆の折には沖縄戦では日本兵が必ずしも住民を守らなかったということを認識した上で、「集団自決」を含む沖縄戦を書く予定だと言っていた。

だが、敵は米軍ではなく日本軍だったというほど日本軍の残虐さを信じる沖縄県民は、小林氏の取材に対しても「戦争を煽りに来た」といった敵意に満ちた接し方を受けたという。

たとえば、船内で眠っている小林がたたき起こされ、厳しく詰問されたり、取材協力者に圧力がかかり、名前を絶対に出さないで下さいと言われ、沖縄論に登場した人物にも圧力がかかるなど、の話が紹介された。

本人のみならず講演会を世話した高里洋介氏にも圧力がかかり、周囲からは名前を出すことに心配する声もあったという。

結局小林氏は沖縄に渦巻く、「日本軍は残虐だった」という「とてつもない」情熱の同調圧力に負けてしまったのだろう。

そのためなのか、「沖縄論」では妙に県民感情に擦り寄って、沖縄サヨクの英雄である共産党員 瀬長亀次郎 氏に多くのページを割いて沖縄の英雄として賛美している。

米占領下の沖縄では共産党は非合法であり、瀬長氏は人民党を名乗っていたが、復帰直後の国政選挙では正体を現して本来の共産党で立候補し当選を果たしている。

 

このように沖縄戦の実態、そして「集団自決の真相」といったおいしいテーマを書き残していながら、尚且つ続編が書きにくい理由を小林よしのり氏本人が動画で語っている。

流石の小林氏も沖縄に渦巻く「とてつもない」(本人の弁)同調圧力の情熱には打ち勝てないと悟ったのだとしたら、沖縄の言論空間はやはり異常だと言わざるを得ない。

【動画】小林よしのりが「沖縄論」で「集団自決」を書けない理由。http://www.youtube.com/watch?v=Sit4cNFxvNA

 

【おまけ動画】左翼の嘘に便乗する在日コリアンと沖縄サヨクhttp://www.youtube.com/v/9NA22FXZDcY

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