狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

本性が出た福田康夫

2007-09-22 15:25:54 | 県知事選

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福田元官房長官の支部、総連系企業から献金 
 福田康夫元官房長官が支部長を務める自民党群馬県第4選挙区支部が平成8年と15年に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の同県高崎市のパチンコ店経営会社から、計20万円の寄付を受けていたことが21日、同支部の政治資金収支報告書などで明らかになった。

 同報告書などによると、同支部は8年と15年11月5日、同社から10万円ずつ寄付を受けた。同社は朝鮮籍の会長と親族で株式のほとんどを所有しており、政治資金規正法では、外国人や外国人が過半数の株式を保有している企業などからの献金を原則禁止している。ただ、すでに時効の3年は経過している。

 福田氏の高崎事務所は「当時、献金を受け取った者が先方に国籍を聞くのを失礼だと思い、聞かなかった。指摘を受けてすでに返金した」と説明している。

(読売新聞 2007/09/21 13:15)

                                                ◇

福田氏にとって幸だったのはこのニュースが週末に報じられたため、テレビ・ワイドショーの餌食にならなかったこと・・・・。

とはいっても福田候補を支援するマスコミは週はじめのニュースでも福田候補に不利なニュースはスルーしただろう。

早々に福田支援を決めている沖縄メディアは申し訳程度の小さなベタ記事だった。(22日琉球新報)

総裁候補が北朝鮮の代理人から献金を受けていたのではどう考えてもまずいから。

03年(平成15年)の寄付は、福田氏が小泉政権の官房長官時代で、小泉首相(当時)訪朝で北朝鮮が日本人拉致を認めた後だった。

当時帰国した拉致家族を北朝鮮に戻すべきと主張したが、献金を受けているのでは北朝鮮の言いなりになるのも理解できる。

政治資金規正法では、外国人や外国人が過半数の株式を保有している企業などからの献金を原則禁止している。ただ、すでに時効の3年は経過している。

一国の総理にもなろうという人物、しかも「拉致問題は自分が解決する」と大見得を切る人物が、

誘拐犯の相手側から献金を受けていたのではギャグにもならないだろう。

それに「すでに時効の3年を経過している」と言うが、一国の総理が犯罪を犯して時効だから問題なしは無いと思うがね、読売さん。

 

拉致に関して昨日の自民党総裁選公開討論会では麻生候補に鋭く突っ込まれてイラついていたようだ。

この手のニュースはスポーツ紙の方が面白い。

2007年09月22日08時15分
  自民党総裁選(23日投開票)で、福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(67)が21日、東京・内幸町の日本プレスセンターで公開討論会を行った。優勢のまま終盤を迎えた福田氏だが、北朝鮮の拉致問題に絡み、当時の対応を麻生氏に追及されると、冷静さから一転、イラついた表情も。一方、形勢逆転が難しい状況の麻生氏は吹っ切れたのか、「放言癖」が復活するひと幕もあった。“消化試合”は22日でフィナーレ。新総裁誕生が秒読みに入った。

 いつものように淡々と討論会に臨んでいた福田氏が、ある質問が出た途端、表情を一変させた。麻生氏が5年前の北朝鮮の拉致被害者の帰国問題を取り上げ「官房長官時代、拉致被害者を北朝鮮に帰国させるべきと主張されたのではないか」「(北朝鮮の主張のまま)被害者は亡くなっているとの前提で話をされていたのではないか」と切り込んできた時だ。

 ケンカを売られた形の福田氏は不快感を隠せなかった。被害者家族に状況報告をする役割だった当時について「知り得た情報のすべて、外務省の報告のまま」を伝えた上で「帰すべきでないという意見が出た際にも(私は)帰すべきでないと言わなかった」と説明。さらに「約束を破って大丈夫かと外務省に尋ねた」と慎重を期した対応だったと理解を求めた。

 14日の告示以降、両者が衝突する場面は皆無だった。「派閥談合」の批判にも福田氏は挑発に乗らなかった。しかし、終盤になっても劣勢ムードに変化がない麻生氏の捨て身の“口撃”に急所を突かれた。

 福田氏は拉致問題に消極的とみられることを警戒しており、17日の街頭演説で「私の手で拉致問題を解決したい」とわざわざ訴えたほどだ。だが、討論会ではやや冷静さを欠き、「拉致被害者の『ご遺族』…いや、ご家族の皆さん…」と口を滑らせる場面もあった。

 午前の党青年局主催の公開討論会でも「問題発言」が出た。少子高齢化に関し「これからはあなたたち若い人が一生懸命考えて下さい。私の将来のことじゃないんだから」と毒を振りまいた。

 本人は若者への叱咤(しった)激励のつもりだったかもしれないが、首相に最も近い人物の言葉だけに会場は“ドン引き”。福田氏を支持する中堅議員も「失言と言えば麻生さんと思っていたのに…」とあきれ顔。「8派連合」が支える選挙戦は有利な状況に変わりないが、福田氏はしゃべればしゃべるほど、ボロが出てしまう人柄のようだ。(スポーツ報知)

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「帰すべきでないという意見が出た際にも(私は)帰すべきでないと言わなかった」と説明。さらに「約束を破って大丈夫かと外務省に尋ねた」と慎重を期した対応だったと理解を求めた。

言っている意味がよく分からないが、「(北朝鮮との)約束は破っちゃいけない」と言ったのが真実でしょう。

結局は「北朝鮮に戻せ」と言うことでしょう。

とにかく論より証拠、【動画】がより面白い。

2007年09月22日

〔動画〕福田次期首相が「北朝鮮拉致“ご遺族”」と発言

≪自民党総裁選の公開討論会。麻生太郎氏が北朝鮮拉致問題について、当時官房長官であった福田康夫氏が「拉致被害者が既に死んでいるという前提で交渉を進めていた」姿勢に対して質問したところ、福田氏が
 
「拉致されたご遺族」

と発言した。

http://jp.youtube.com/watch?v=lWq54M6Sacg

6:17くらいからの発言(ただし、この動画は著作権の関係で遅かれ早かれ削除される)。

これは、単なるいい間違いなのかどうか…。


そして、5人、家族の方が帰ってこられました。でその時に帰すか、帰さないか、そういう話は確かにありました。しかし、元々ですね、一旦帰ってきたということにおいて、それは帰るんだといことが前提にですね話が進んでいたという風に思います。

ですから、当初は私はですね、そういう報告を聞いて、ああ、帰るものかなと、いうように思っておりました。しかし、帰すべきではないという話がですね、起こりまして、そのことについて議論はしました。その時私は、帰すべきではない!という風には申しませんでした。

ただね、そういう約束があるんだから、その約束を破って大丈夫なのかどうか?ということは外務省によく尋ねました。

そして帰すべきでないと、そういう風な判断があった時にですね、じゃあ最終結論を出す時にですね、帰さないという最終結論を出す前に、御家族の方に、御家族というか、御本人ですね、帰ってきてる訳ですよ、そいういう御本人に意向を聞いてくださいと、まあそれぞれにどういう事情があるかわかりませんからですね、御家族、ご遺族、ごめんなさい、あのー、御家族、帰国本人ですか、あの拉致されて、帰国された御本人に意向を確認してください。

こういうことをお願いしまして、この確認が取れまして、それではそうしようとという結論を出したんです。

そういうプロセスを経て来ておりますから、私は十分な配慮をしながらこの道筋を歩んだという風に思っております。≫

これだけ本性を現してもやはり「福田圧勝」ですかね。
 
やはり麻生だ!と思う方、クリックお願いします。
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ねずみ講

2007-09-22 07:02:08 | 教科書

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那覇日経、「集団自決」45人学ぶ 事前学習で生徒に怒り

県民大会を前に「集団自決」などについて学ぶ生徒ら=20日、那覇日経ビジネス工学院

 9月29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に特別授業の一環で1200人の生徒、教師が参加する那覇日経ビジネス工学院(島袋永伸学校長)は20日、「集団自決」などに関する事前学習を行った。事前学習には、メディカルスタッフビジネス科の生徒ら45人が参加した。
 同院情報工学科の国井正昭講師が沖縄戦の概要や新聞記事を基に「集団自決」について説明した。その後、高校歴史教科書検定の修正前と修正後を比較し「日本軍の関与があったことを削除しようとしている。『集団自決』した人々は自発的だったととらえられかねない。高校生が読んでどう思うか」と指摘した。
 生徒は「本当に隠そうとしているからむかつく」などと疑問視。大城舞子さん(19)=南城市=は「授業を受けて沖縄の真実からかけ離れていることに怒りを感じた。東京にも声を届けたい」と話した。事前学習は28日までに22クラスすべてで行われる。

(琉球新報 9/21 10:04)

                     ◇

今沖縄では「集団自決」関連なら何をやっても新聞は記事にしてくれる。
 
職業学校の授業が写真入で記事になっらり。
 
巨大葉書を作っても、記事になるし、(巨大はがきで撤回アピール/浦添市職労

ドサクサ紛れに過去の曲を発表してもも記事になる。(「白玉の塔」県民大会で歌唱 歌通し後世へ

マスコミは直前に迫った「県民大会」への参加動員にはなりふり構わず手段も選ばない様相だが、20日の琉球新報社会面トップを飾った記事で、動員人数を増やすにはネズミ講が一番だと妙な連想に走った。

「高利配当」2月停止 L&G全国に被害拡大か

出資した協力金の預かり領収書

 高利配当をうたい、沖縄を含めた全国各地で多額の出資金を募っていた健康関連商品販売会社「L&G」(波和二代表、本社・東京都)がことし2月ごろから、現金の配当を停止していたことが20日、出資者らの話で分かった。L&Gを相手に元金返還などを求める訴訟も全国各地で相次いで起こされており、那覇地裁でも同日、浦添市の女性を原告とした訴訟の判決でL&G側に300万円の支払い命令が出された。別の被害者を支援する東京の弁護士は「1500億円の出資金を募り倒産した全国八葉物流に匹敵する被害が予想される」と指摘しており、同社をめぐる問題は今後一層表面化しそうだ。
 L&Gは宜野湾市に沖縄営業所を置き、県内出資者を募っていた。沖縄営業所は琉球新報の取材に対し「本社に問い合わせてほしい」と話し、本社は「代表がいないので解答できない。代表が戻り次第、確認して折り返し連絡する」と話していたが回答はなかった。
 県内出資関係者の話によると、会員は全国に約5万人いるというが、詳しい出資金の総額や県内出資者数、出資額などは不明な点が多いという。
 L&Gは3、4年前か「協力金」名目で一口100万円が1年後には136万円(年率36%)になると説明し、不特定多数から集金していた。2007年2月以降に現金による配当は停止し、事実上、破たん状態に陥っているとみられる。
 静岡県でも女性2人が総額3千万円の元本返還を求めた提訴を起こしている。今年、東京で開催された全国大会で波代表は「66人の被害者による元本返還などの訴訟が起き(会社の)口座が差し押さえられ、配当できない状況にある」と話していたという。
 提訴した浦添市の女性は06年12月、300万円を出資した。しかし翌年2月に解約の意思を示すとL&G側は「捏造(ねつぞう)報道により当社の資金環境は非常に厳しい」として一方的に支払延期を通知し、現在も返還に応じていない。
 原告の女性は「盲目的に信じている人たちがいる。これ以上犠牲者を出さないために提訴に踏み切った」と話した。
 東京で訴訟を起こした内藤満弁護士は「明らかに出資法に抵触している。倒産しないためには永遠に新規会員が増え続けなければいけない。いずれ必ず破たんする」と指摘した。(宮城征彦)

(琉球新報 9/21 9:54)

                     ◇

今から三十数年ほど前、アメリカ生まれの大型ネズミ講が初めて日本に上陸し日本中を騒がした。

その名は「ホリデイマジック」と称して化粧品販売を「マルチ商法」で販売すると標榜していた。

当時、化粧品の販売方法には資生堂に代表される店頭販売法とポーラに代表される訪問販売があったが、ホリデイマジックは第三の商法と称する「マルチ商法」でこれを販売すると宣伝していた。

今ではマルチ商法というと詐欺まがい商法の代表と思われているが、その頃はアメリカで生まれた新しい商法という触れ込みで、勿論現在のようにこれを規制する法律もなかったので、マルチ商法という名に詐欺的意味を感じる人はほとんどいなかった。

結局は化粧品の販売というのは目くらましで、実際は「販売権」という架空の権利を売買するのが目的で、その説明会に顧客を勧誘すれば専門のアジテーターが「このシステムがいかに儲かるか」と言葉巧みに扇動し、顧客に投資させその顧客を会場に動員した会員に配当金が配られるという仕組みだった。

いわば化粧品を餌にした巨大ネズミ講だった。

このアメリカネズミ講は全国に先駆けて沖縄で異常に拡大した。

ホリデイマジック以外にも沖縄で異常増殖したマルチ商法は数多くある。

いずれも目くらましの商品の販売を宣伝するが実態はネズミ講そのものである。

では何故沖縄でネズミ講が増殖しやすいのか。

それは沖縄は「結いマール」社会といわれ「むえー(模合)」と呼ばれる無尽講が社会のいたるところで行われているという事実である。

無尽とは金融の一形態であり、複数の個人や法人等が講等の組織に加盟して、通常は一定の金額を講等に払い込み、入札や抽選によってその払い込み合計金額を受けるシステムである。

友人同士の親睦のための「模合」は別として、金融のための「模合」への勧誘は信用のある人を主催者に立てると、続々と参加者が増えるというのが一般的である。

ところが信用があると見えた人が実際は借金だらけで「模合」が崩れる話は沖縄では決して珍しくはない。

このような沖縄の社会環境では人間の楯横のつながりが重要で、そのため結婚式や葬式に集まる人数の多さは他県の人を驚かす。

上記記事の健康関連商品販売会社「L&G」も結局は「ホリディマジック」の変容したネズミ講なのだろう。

石川五右衛門は「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」と辞世の歌を歌ったが、

沖縄では時代が変ってもネズミ講の種は尽きないようだ。

ところで、昨日のエントリーで新聞社の扇動に煽られて沖縄中が「県民大会」に動員される様子を評して「ネズミ講」を連想すると書いたら、読者の「鴨川」さんから次のようなコメントを頂いた。

ネズミ講 (鴨川)
2007-09-21 16:32:30

ネズミ講とは言い得て妙、です。
ある方のブログに「『大会に参加しろ、ついでに5人集めて来い』と普段お世話になっている人から言われた」という内容の日記がありました。
単に数を集めればいいのだという意図が見え見えですね。
数日前の新報には北海道大学の先生のインタビューが掲載されており、「検定は自由と民主主義に反する」といった内容でした。やはり検定反対派は、歴史は世論で自由に修正できると思ってるんでしょうね。

「県民大会に5人勧誘したら○○円配当」といった巨大ネズミ講が県民大会への動員に行われる。・・・悪夢だ。

三十数年前の若き日、『マルチ商法を斬る アメリカ版大型ネズミ講の上陸,』(コスモス出版)という本を出して当時のベストセラーになったことを想いだした。

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