狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

告発せず、公表せず 腐敗する組織社保庁

2007-09-06 19:51:06 | 県知事選

9月5日付 よみうり寸評 
 〈福祉国家 私腹国家の間違いだろう? ―国民〉――かつての本紙・USO放送の掲載作。厚生次官の汚職が連日、報じられていた当時で、一昔ほど前の作だが、残念ながら、これが今も通用する◆またまた社会保険庁の話だ。同庁と市区町村の職員が少なくとも99件、3億4000万円もの年金保険料を横領していた◆まさしく〈私腹国家〉の役人の図だ。厚生次官の汚職が国家公務員倫理法のきっかけになった話と倫理法どこ吹く風の男がいた話は書いたばかりだが、この〈年金横領〉は倫理どころか明白な犯罪◆「これは泥棒」と舛添厚労相も烈火のごとく怒った。税金で泥棒を養っていたということだ。その明白な犯罪について同庁の対応が極めて甘かったのにもあきれ果てる◆懲戒処分は当然として、社保庁職員の横領50件のうち刑事告発が27件にとどまっているのはなぜか? 18件はこれまで公表すらされていなかった。自治体職員の49件中、公表されたのは32件止まりで、処分状況は不明◆退職して処分を逃れたケースなど、退職金は盗っ人に追い銭だ。

(2007年9月5日13時56分  読売新聞)

                                            ◇

筆者のPCも変換ミスで時々きつーい皮肉をかますことがあるが、

福祉国家と私腹国家とでは変換ミスというより、キーボードの打ち間違いだろうが、それにしても、あまりにも強烈な打ち間違い。

腐敗した社保庁を実態を表して余りある。

泥棒をしても、

告発もされなければ公表もされない。

後ろ指さされる事も無く、当然、牢屋に入ることも無い。

こんなウソのような話が現代の日本で実際にあるとは驚きだ。

金権政治に絡む臭いカネを横領して犯人が分かっていながら告訴できずに、ヤクザを使って回収に当たるという松本清張の「告訴せず」と言う小説があった。

社保庁の場合は「告発せず」といっても臭いカネどころか国民の預かり金である。

ヤクザ屋さんにお願いするわけにもいかないので、ここは「怒りんぼ大臣」にがんばって頂いて徹底的に膿を出してほしい。

半数近くが刑事告発せず 社保庁職員の年金横領 

 
 社会保険庁や自治体職員が3億4300万円もの年金を横領・着服していた問題で、社保庁職員による事件50件のうち15件は、警察に相談もせず社保庁の“自主判断”で刑事告発を見送っていたことが分かった。横領した職員を依願退職扱いにするなど身内に甘い処分をしようとしたケースもあった。舛添要一厚生労働相は6日、増田寛也総務相らに全容解明への協力を要請するが、横領が年金記録紛失の一因になっているとの指摘もあり、調査が手間取れば新たな年金不信を招きかねない。

悪質な手口

 今回明らかになった99件の横領・着服には、悪質な手口が少なくない。社保庁職員による横領で最も額が大きかった愛知県の半田社会保険事務所(約4444万円)では、年金給付係長がオンライン端末を不正操作し、自分の親などを架空の年金受給者に仕立て上げ、厚生年金を不正に受け取っていた。

 さらに複雑な手口だったのは蒲田社会保険事務所(東京都)のケース。年金専門官が平成6年8月から4年1カ月にわたり、加入者から預かった国民年金保険料約1266万円を着服。さらに、未払い期間が長く年金受給資格を満たしていない複数のオンライン記録を書き換えて計約2645万円を不正受給させ、これらの“受給者”から謝礼金の形で「分け前」を受け取っていた。年金専門官は事件発覚後に自殺し、被害額は弁済されていない。

 自治体職員の横領で最も大きかった昭和56年の岡山県寄島町(現浅口市)のケースでは町民課主事が、地元の婦人会が徴収した国民年金保険料の一部約6245万円を着服。主事は領収書の控えを破棄し、上司には手書きのメモで徴収金額を報告する隠蔽(いんぺい)工作をしていた。


積極的に公表せず

 社保庁はこうした横領・着服事件を長年、積極的に公表してこなかった。今回明らかになった社保庁職員の横領50件のうち18件は未公表。「公表」扱いとされた32件のうち8件も報道によって明らかになったケースで、社保庁が自主的に公表したものではない。

 社保庁が原則公表するようになったのは平成10年度から。同年に城東社会保険事務所(大阪府)が国民年金保険料の横領などをした職員を依願退職させるなど、内々に処理していたことが発覚したためだ。甘い対応に批判が集まり、平成11年2月に宮下創平厚相(当時)が「今後は懲戒処分にしたものはきちんと公表し、刑事告発や会計検査院への報告も適切に対応したい」と表明したことがきっかけだった。


刑事告発も消極的

 さらに、社保庁職員による横領50件のうち23件は刑事告発しておらず、15件は警察当局に相談もせずに社保庁の判断で見送っていた。社保庁は15件について「当時『社保庁内部で処分したから』『損害を弁済している』といった判断があった」と説明している。

 自治体でも、栃木県藤原町(現日光市)の住民課年金係主査が昭和59~62年度に約5736万円を着服していたケースでは、保険料の免除申請書を偽造し、加入者に督促状が届かないよう工作する悪質な手口にもかかわらず、「懲戒免職処分を受け、全額返済されている」との判断で、刑事告発が見送られた。

 舛添厚労相は、刑事告発がされていないケースについて「横領をした連中は、きちんと牢屋に入ってもらいますよというのは当たり前だ」として、総務相に首長が率先して刑事告発するよう申し入れる考えだ。ただ、業務上横領罪の時効は7年で、「新たに刑事告発できるケースは限定的」(総務省幹部)という。

(2007/09/06 00:50)

舛添厚労相は、刑事告発がされていないケースについて「横領をした連中は、きちんと牢屋に入ってもらいますよというのは当たり前だ」として、総務相に首長が率先して刑事告発するよう申し入れる考えだ。

>ただ、業務上横領罪の時効は7年で、「新たに刑事告発できるケースは限定的」(総務省幹部)という。

「盗人は最後の一人まで草の根を掻き分けても見つける。」

ギョロ目をむいた桝添厚労大臣が大見得を切った。

記者会見で糾弾して「殺人警察官」の退職金を事実上止めた石原都知事の例もある。

総務省が何と言おうと、法律がどうあろうと、退職して処分逃れをした盗人に退職金は盗人に追い銭。

法誹の役人どもの戯言もマスコミをバックにすれば粉砕できる。

桝添さん、役人に舐められずに最後までやり遂げて!

 

【追記】ワイドショーも援護射撃を始めましたよ。

.◆年金横領あきれた実態「どうせ分らないとタカくくっていた」2007/9/ 5 [ ワイドショー通信簿,スーパーモーニング]

小倉激怒「社保庁ネコババ職員のカオと名前を出せ!」2007/9/ 5 [ ワイドショー通信簿,とくダネ!]

巨額「年金横領」に赤江もびっくり「マジックみたい」 2007/9/ 4 
ワイドショー通信簿,スーパーモーニング]

.◆年金ネコババ社保庁「もっといっぱいやってる気がする」2007/9/ 4 [ ワイドショー通信簿,とくダネ!]

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                  ◆

人のうわさも75日と言われますが琉球新報は言論封殺を頬被りで押し通すつもりなのでしょうか。

 

以下は【再掲です】

既にご覧なった方はスルーしてください。 

 

琉球新報の言論封殺が続いて今日で79日目です。

琉球新報の夕刊で火曜から土曜にかけての長期連載特集、

上原正稔著「パンドラの箱を開ける時 沖縄戦の記録」が

掲載予定日の2007年6月19日より

読者に何の断りも無く一方的に中止になりました。

上原さんは掲載前に知人に次のように言っていました。

≪19日付からは第2話「慶良間で何が起きたのか」が始まります。
集団自決」をテーマにしたもので、作者の上原正稔氏は圧力に屈することなく執筆する≫と。

同氏の話によると、

≪沖縄で現在展開されている運動に水をかけることになる内容になるためか≫

≪担当編集者の態度に変化があり、今回の事態に至ったらしい≫とも言っているそうです。

どんな大きな圧力が働いたのでしょうか。

琉球新報は読者に連載中止の理由を一言も言っておりません。

問い合わせても「調整中」の一言で済ましています。

読者は一方的に「知る権利」を奪われています。

沖縄では今メディアの意見と違う考えは封殺される異常な事態になっています。

これでは戦前の言論弾圧と変りません。

琉球新報が連載を再開するまでこの記事を掲載し続けます。

                              狼魔人

◆参考エントリー:

「パンドラの箱」  カギを握る上原正稔氏

沖縄のマスコミは大政翼賛会か

琉球新報によって削除された「沖縄戦記」

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【お知らせ】


「河野談話」の白紙撤回運動に

拙ブログも微力ながら署名活動を支援しています。

下記のページから「河野談話」の白紙撤回署名にご協力をお願いします。
画像

                   ◇
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インド洋に展開する国際ネットワークの意外

2007-09-06 10:06:59 | 普天間移設

◆■■■■国際派時事コラム「商社マンに技あり!」■■■■◆
            http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/


      インド洋に展開する国際ネットワークの意外


■■■■■第204号■■■平成19年9月6日発行■■■■◆

 


 わが自衛隊による印度洋後方支援のことを
「米軍のためのガソリンスタンド」
と呼ぶ連中がいるらしいけど、

自衛隊員に対して失礼なのみならず、あきらかに揶揄としか思え
ぬところで職業名を出されたガソリンスタンド勤務の人々にも大
いに失礼だろう。

 「疑惑の総合商社」という揶揄表現が商社マンへの流れ弾であ
るようにね。


■ 自由主義国そろいぶみ ■


 平成19年8月23日付の統合幕僚監部の広報を見た。

 不覚ながら、印度洋での自衛隊の平和維持活動がこれほど多く
の自由主義国と連携したものとはしらなかった。

 印度洋での平和維持活動が
自由主義国が一丸となってのまことに国際的なものであること。

 ヘタな議論をするより、まずこの一覧を国民常識にすることか
らはじめたほうがよい。
 
 そのうえで、この隊列からわが国がほんとに逃げを打つべきな
のか問い詰めることだ。


 統合幕僚監部の資料は

≪          補給・輸送協力支援活動等の実績

平成13年12月2日(日)以降、平成19年8月20日(月)までに実
施した協力支援活動等の実績は以下のとおりです。≫

というもの。


■ 論より証拠 ■


 全文はこちらをご覧いただくとして ↓
http://www.mod.go.jp/jso/press/p200708232.pdf

いったいいかなる国々と関わっているのかというところを、抜粋
してご紹介する。

 海上自衛隊が補給したのは、艦艇用燃料と水と艦載ヘリ燃料だ。

 資料のうちの「補給先」のところを抜粋してみる。

 (原文では国名が英語名のアルファベット順にカナダから米国
(USA)へと並べられているが、これは補給回数の多い順に並
べなおした。)


 それによると海上自衛隊が印度洋で燃料等を補給した相手国は
以下のとおりだ:

 

米国補給艦・駆逐艦(艦艇用燃料350回、艦載ヘリ燃料31回)

パキスタン駆逐艦(艦艇139回、水117回、ヘリ13回)

フランス駆逐艦(艦艇94回、ヘリ1回)

カナダ駆逐艦(艦艇43回、ヘリ3回)

イタリア駆逐艦(艦艇40回、ヘリ3回)

イギリス補給艦及び後方揚陸艦等(艦艇33回、ヘリ4回)

ドイツ駆逐艦(艦艇29回、ヘリ9回)

ニュージーランド駆逐艦(艦艇15回)

オランダ駆逐艦(艦艇11回)

ギリシア駆逐艦(艦艇10回)

スペイン駆逐艦(艦艇10回)


 つごう
艦艇用燃料は774回(約48万キロリットル)
水は117回(6,430トン)
艦載ヘリ燃料は64回(約940キロリットル)だそうだ。


■ 外交力は「ギヴ アンド テイク」に終始する ■


 これをどう読むか。

 外交も、そしてなかんづく防衛も、つまるところギヴ アンド
テイクだ。

 印度洋で自衛隊が、これほど広範なギヴ アンド テイクのネット
ワークに参加できていたのだ。

 ことは、中東からわが国へのシーレーンを護ることだけでない。

 この自由主義国ネットワークで汗をかくことで、日米安保のみ
にとどまらぬわが国安全保障の裏づけを作っているのは間違いな
い。

 民主党議員のひとりひとりに聞きたい。
 ほんとに、党略のほうがだいじですか?


 印度洋の燃料等補給相手国に、かの中国と韓国が不在だ。

 独裁国家がのさばる「国連」の枠組みではなく、あくまで自由
主義国連合でやっているところが味噌である。

 岩手県の達増(たっそ)拓也知事よ、小沢一郎親分に外交のこ
とをすこしは教えてやってくれ。


===

 


「沖縄戦」に群がるん人々 「集団自決」に「政治的策動が影」?

2007-09-06 06:23:12 | ★集団自決

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「集団自決」軍関与削除で検証本 「政治的策動が影」 カメラ  (9/4 10:09)
東京】沖縄戦研究者で沖縄平和ネットワーク代表世話人の大城将保さん(67)が、沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)の実相をゆがめようという動きを批判的に検証した「沖縄戦の真実と歪曲(わいきょく)」(高文研)をこのほど発刊した。大城さんは「集団自決」の日本軍関与に関する記述を削除させた文部科学省の教科書検定に対する県民の憤りについて「島ぐるみ闘争の様相だ。政府・文科省は『沖縄のこころ』を甘くみた」と話している。
 同書で大城さんは「
日本軍による住民虐殺」を削除させた1982年の検定に始まる沖縄戦記述の修正・削除の背景に触れ、日本軍の加害行為に対して「『自虐史観』というレッテルをはって歴史のページから抹殺したいとする一部勢力の思想的・政治的策動がたえず教科書検定に影を落としていた」と指摘する。
 県内全市町村議会と県議会が検定意見の撤回を求める意見書を可決し、29日に県民大会を開催するなど、県民世論の高まりについて「沖縄戦は体験者の中で風化していない。戦争体験は『沖縄のこころ』の原点だ。心の傷をかきむしろうという政府の乱暴に対する県民の怒りが爆発した」と語る。
 同時に「県民意識の基層で、心の傷として共有されている沖縄戦体験を話すこと自体苦痛だ。本土では表層的な部分で沖縄を理解できても、心の傷は理解し切れない」と話し、沖縄の「島ぐるみ」の怒りに対し「本土側がどう受け止めるかが問題だ」と強調する。
 座間味・渡嘉敷両島の「集団自決」における「隊長命令」をめぐる大阪地裁の「集団自決訴訟」(岩波・大江訴訟)についても記述。原告の狙いを「愛国心教育のじゃまになる軍国日本の侵略戦争の歴史を修正する必要があった」と同書で指摘する。出身地の旧玉城村(現南城市)など本島南部の戦闘についても記述した。
 「沖縄戦の真実と歪曲」は1800円。県内では今月上旬、書店に並ぶ予定。(小那覇安剛)

 (琉球新報 9/4 10:09)

                    ◇

■沖縄戦に群がるサヨク学者■

何かを行うのにそれを飯の種、つまり職業とししている人のことをプロと呼ぶなら、

プロとして沖縄戦を飯の種にしている学者は多い。

沖縄タイムス、琉球新報を覗き見れば容易に数人の大学教授、歴史家の名を目にすることができる。

作家の肩書きも持つ大城将保氏は歴史研究家という肩書きでいろんな分野で活動している。

>沖縄平和ネットワーク代表世話人の大城将保さん(67)が、沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)の実相をゆがめようという動きを批判的に検証した「沖縄戦の真実と歪曲(わいきょく)」(高文研)をこのほど発刊した。

大城氏が代表世話人をする「沖縄平和ネットワーク」は反戦・反基地を標榜する典型的なサヨク集団。http://okinawaheiwa.net/

大城氏は沖縄戦研究者というが、その代表世話人という肩書きから自明の通り、

「大江・岩波訴訟(仮称)」を側面から支援する」運動を進めている人物であり、その出版する「沖縄戦の真実と歪曲」がサヨクプロパガンダに満ちていることは容易に推測できる。

政治的策動が影」

このような偏向学者が著す出版物こそイデオロギーまみれの「政治的策動」が影を落としているのではないか。

NHKが偏向していると言われて久しいが、最近大城氏は、「クローズアップ現代」にも出演している。

大城氏は同番組「“集団自決”62年目の証言 ~沖縄からの報告~ 」に「沖縄県史」編集委員という肩書きでゲスト出演し、反戦平和運動の立場から一方的に日本軍を糾弾した。

沖縄集団自決についての同番組内容が極めて一方的な内容だと、各ブログで取り上げられ良識ある人の怒りを買ったことは記憶に新しい。

NHKが公平を期するかのように反対の立場の意見取材したが、そのほとんどがカットされていた。

以下は某ブログに寄せられた取材を受けた反対派の方のコメント。

よろしかったら御覧ください

自由主義史観研究会の木村と申します。私達は6/21放送の「クローズアップ現代」用の取材依頼を受けました。NHKは‘双方の主張を紹介したい’ということだったので協力しました。が、梅澤元少佐と赤松大尉の無実を主張する私達の意見や証言は、ことごとくカットされておりました。

私達は放送にあわせて急遽、沖縄集団自決特集をアップしました。よろしかったらお読みください。

http://www.jiyuu-shikan.org/tokushu.html

番組では私達の団体名すらマトモに紹介されなかったので、コメント欄からお知らせする以外に手段がなくなってしまいました。御迷惑でしたら、削除なさってください。最後までお読みいただきまして、有難うございました。≫ 
 
6月21日(木)放送
“集団自決”62年目の証言
~沖縄からの報告~


太平洋戦争で激しい地上戦の舞台となった沖縄。アメリカ軍の上陸後、多くの住民が日本軍から渡された手榴弾などで自決を図った。これまで集団自決は日本軍によって強いられたとされ、教科書にもそう書かれてきた。ところが、この春、高校の日本史の教科書検定で、大きな修正が行われた。集団自決をめぐる記述から「日本軍の強制」に関わる言葉が削除されたのだ。一昨年、起こされた裁判の中で、当時の部隊長が「自分は自決を命令していない」と主張していることなどが、その背景にある。この修正に対して、現地沖縄では、撤回を求める声が相次いでいる。集団自決の実態を掘り起こそうと住民の手で聞き取り調査も始まっている。これまで固く口を閉ざしてきた住民も、ようやく自らの体験を語り始めている。未だ癒えることのない人々の痛み。集団自決を巡って、何が起きていたのか。沖縄戦から62年となるの慰霊の日迎える沖縄から報告する。(沖縄平和祈念公園から中継)
(NO.2431)

ゲスト 大城 将保さん
    (「沖縄県史」編集委員)
 

                 *

 

■沖縄戦をエンタメとして売り出す人々■ 
 

市民を名乗りながらプロのような活動家を「プロ市民」と呼ぶが、        

この方は「集団自決」を芝居にしているし「プロ芝居シー(役者)」といえる。

①1実相一途/北島さん「集団自決」芝居100回超

 

方言をテキストにしたこの方々も沖縄戦に群がる一種のプロなんでしょう。

「集団自決」方言で/8人証言 体験生々しく
 ≪沖縄県立博物館・美術館の開館に先駆け、「『島クトゥバで語る戦世』と若手作家スライドショー」(主催・文化の杜共同企業体、琉球弧を記録する会)が一日、那覇市おもろまちの同博物館・美術館で開かれた。≫
 ≪ テーマを「集団自決(強制集団死)」に絞った「島クトゥバで語る戦世」では、八人の証言者が字幕付きの方言で生々しく戦争体験を語り、会場の共感を誘った。≫

                       

そしてこの方々は学校を巻き込んでDVD製作。

ここでは大城氏は歴史研究家の顔から作家の顔になっている。

③沖縄戦テーマに北島さんと共演/東京・和光小
収益で語り部DVDhttp://www.wako.ed.jp/e/09/taimusu.htm

 ≪都内世田谷区で長年沖縄の平和学習に取り組んでいる和光小学校(行田稔彦校長)が、女優の北島角子さんと沖縄戦を題材にした芝居づくりに取り組み始めた。公演は9月10日に開かれる同校の「沖縄フォーラム」で行われる。また、公演の収益金は沖縄戦の事実を風化させないため、語り部たちの証言を収めたDVD作製に充てる。芝居を演じる6年生は25日、脚本のあらすじに目を通しており、沖縄芝居の第一人者との共演を心待ちにしている。(石川達也)

 同小は一九八七年から「沖縄学習」と題し、六年生の修学旅行を実施。読谷村など沖縄戦の激戦地を訪ね、地元の人たちから当時の様子を学んでいる。そのアレンジをしたのが歴史家で沖縄芝居の脚本を手掛ける大城将保(島津与志)さん。大城さんと和光小の取り組みは、平和学習のモデルにもなった。

 学校側は来年二十周年の節目を迎えることから、新たな試みを企画。大城さんや北島さんの協力を受け、沖縄芝居を実現させることになった。同時に高齢化する語り部たちの生の声をあらためて取材。芝居の収益金でDVD化し、後世に伝える考えだ。

 芝居のタイトルは「ガマの中のキジムナー」(仮称)。ガマの中でおばー役の北島さんと学習旅行に来た子どもたちが、暗闇の中でさまざまな体験をする。大城さんは「沖縄の平和学習で最も子どもたちの印象に残るのが、ガマの暗闇。その中での体験を通して子どもたちの心の変化を映し出したい」と話す。

 脚本は沖縄方言を中心にせりふの調整を図った上で、八月上旬に完成する。大城さんは「今回だけの芝居ではなく、他校の平和学習にも活用できる普遍的な内容にしたい」と語る。北島さんも「和光小のこれまでの活動が好き」と共演を期待している。

 出演するのは六年生約二十人。二十五日に脚本のあらすじを見た星恵輔君と石山尊浩君は「沖縄戦のことは本も読んで勉強している。北島さんと同じ舞台に立てるのがうれしい」と話している。≫

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